【#noteでBL あとがき】『飽和』について
『飽和』という作品を掲載しました。
『noteでBL』という企画に参加した作品になります。
(作品冒頭掲載)
「ぼく、明日から学校来れないんだ」
砂場の砂をいじりながら廉は言う。
「え?」
「来れなくなっちゃった。家のお手伝いをしなきゃいけなくて」
修一郎は「なんで」と聞かなかった。その時点で、修一郎は廉が何を言っているのか理解していた。
「そうかよ」
修一郎は言った。
「好きにしろ」
修一郎はそう言って、ちらりと廉の様子を伺った。廉はにこにこと笑って、何を考えているのか相変わらずよくわからない。
「残念」
「何が?」
「だって、もう会えないから。ちょっとは寂しがってくれるかなって」
「え?」
予想外の言葉に修一郎は眉間に皺を寄せた。
「なんで会えないんだよ。別に、最近建ったあそこに住むんだろ。近いじゃん。会いにいくよ」
こちらの企画に参加するのは三回目。
普段はこちらの企画は5000字以内で、三つのお題に沿ったBL/ブロマンス小説を掲載するという企画なのですが、
(例えば『まっさら』のときは「ルマンド」「初雪と一目惚れ」「シングルベッドの組み立て推奨人数が2人だった」の3つでした)
今回は変則的なテーマで、
『激重感情仄暗不穏BL』
という定期的に開催されているメインテーマに加え、より具体的なオーダーのある縛りでの開催でした。
詳しくは企画概要をどうぞ↓
この定期的に開催されている『不穏回』には参加したいな〜と前から思っていて、前回実際に執筆までしたのですが(それが先日発行した『落花』でした)、字数が制限を超えてしまったのもあって、参加はしませんでした。
今回はよりタイトなテーマ指定だったこともあり、結構悩んで、それからウームなんとか行けそう!というところまで来たので参加表明をしたのですが(今回は人数制限もあって、早めに判断しないといけなかったので……)、そこからが結構大変でした。
やっぱりこれじゃないのでは?ダメでは?みたいな試行錯誤を繰り返し、ネタを出して出して(5作品くらい出した)、回り回って結局最初のところへと戻ってきて、ようやく完成したのがこの『飽和』という作品です。
果たしてテーマに沿えているのか?
良い小説になっているのか?
まだお読みでない方は、ぜひ読んでみていただけると嬉しいです☺️
出したネタについても、どこかでまたお披露目できれば良いですね〜😙
