リハビリ(330日目):高知旅行記②
誰からも頼まれていませんが、前回からの続きです。
●手結港可動橋

ピタゴラスイッチで見たことのある橋。
日中はほぼ1時間おきに上がったり下がったりしている。
時間になると係の人が横で操作しているようだ。
丁度、上がるタイミングを見ることができた。
県が21億円かけて作ったらしい。
それだけの必要性を調べたけれどあまり理解できなかった。
(大本営発表じゃないか)
とはいえ動く姿、上がり切った橋の姿の迫力はあった。
●海岸線ドライブ
室戸岬に向かって海岸線をひたすらドライブ。
歩きのお遍路さんをよく見かける。老若男女、外国人。
たまに逆方向に歩いている人もいる。
昔見た映画「死国」を思い出す。
ストーリーなど一切憶えていないが、
「逆打ち」というワードだけ覚えている。
私ももう少し齢がいって、家族からも見捨てられて、
それでもなお気力が残っていたら、
歩きでお遍路(逆打ち)をしてみたいなと思っている。
もしくは、「おかげ犬」に、サンティアゴ・デ・コンポステーラを巡礼させてLIVE配信するのはどうだろう。
人々の施しを受けながら巡礼路を健気に歩く白い犬。
途中、動物愛護団体PETAとの胸アツの戦いを乗り越えてたどり着く聖地。
感動的で収益化できそうな気がする。
高知を運転していて思ったのが、道路の白線が薄くなっている箇所が多い。
横断歩道もカスカス状態で、これでも横断者がいて停止しなかったらアウトになるのはきつい。
街中に住んでいると気づかないが、全国のインフラ維持はこれからの大きな問題だな。
・・・などと運転しながら無言で真面目にそんなことを考えていたら、
後部座席で次男が先ほど食べた朝食をGEROしていた。(2日連続2回目)
●室戸ドルフィンセンター
人間は学習する生き物である。
GEROしそうな雰囲気を察知した妻がおむつ袋でダイレクトキャッチし、
世界は守られた。
1時間半ほどそのまま海岸線を走り、怪しげなドルフィンセンターに到着。
私は受付の人(施設の支配者)に金銭を渡し、
子供達は小さなプールに幽閉されたイルカ達とハートフルに触れ合った。
ウェットスーツでプールに入って(更なる追い銭が必要)
よりハートフルに触れ合っている家族もいた。

出口が入口につながっている迷路だ
見えないカルマに殺される戦場だ
地図や歴史にも載らない捨て猫だ
ドルフィンセンターの入口近くに
「小さなお魚消しゴム詰め放題550円!」というミニコーナーがあった。
冗談で子供達に「お魚消しゴム詰め放題だよ!」と驚きの表情で伝えると
ええっ!?と彼らは真剣に目を輝かせてやっていた。
この旅行でBest3に入る喜びようだった。
子供の気持ちがわからない。
(そもそも他人の気持ちなど何一つわかっていないが)
消しゴムを詰めている間に、外国人の客がやってきた。
受付のお姉さんは英語全然できないようで、
どこの国から来たのか聞いて、翻訳アプリを使おうとしていた。
外国人客はフィリピンだと答えたが、
お姉さんは、えフィリピンて何語!?と一人で混乱していた。
あまりに混乱していたので、すぐ横にいた私は「タガログ語ですよ。」
と親切心でお姉さんに教えたのだが、想定外のワードだったらしく
え?え?ハガログ?などと混乱に拍車を掛けるだけだった。
タ・ガ・ロ・グ!と明瞭に伝えたが、中々見つけられない。
外国人客は非常に申し訳なさそうに、
「英語デ大丈夫デス・・」と日本語で言った。

●室戸岬
最近、旅行に行くたびに岬に行っている気がする。
何かに引き寄せられているのだと思う。
岬という極地、慣れ親しんだ瀬戸内海とは全く違う外海の荒々しさ。
いずれ向き合うことになる死に挨拶しに行っているのかもしれない。
台風情報でよく聞く室戸岬の海は、
やはりダイナミックで人間の無力さを感じさせてくれたし
隆起する地質も人間のちっぽけさを感じさせてくれたので満足した。
ホルンフェルスとホムンクルスは響きが似ている。
●むろと廃校水族館
廃校となった小学校を水族館にリニューアルした施設に立ち寄った。
小学校の横長の手洗い場にナマコやエビがいたり、
屋外プールではハンマーヘッドシャークが泳いでいたり。
教室にあった懐かしのOHPの機械も水槽に改造されていた。
階段の踊り場には子供達の習字が並んでいた。
どうやら冬休みの体験学習でやったイカ墨の書き初めらしい。
普通におもしろい取り組みだなと思ったが、
30年後にはイカ虐待の一例として教科書に載っているかもしれない。
郷愁的かつ幻想的な空間で個人的に非常に良かったが
土曜日にも関わらず、大して客はいなかった。
2階の休憩コーナーでは、音楽室の鉄琴が自由に使えたので
私は「呼び込み君」のメロディーを無心で何度も叩いた。
鉄琴を叩くのは子供の頃以来かもしれない。
コロナ禍でやることがなくて、家で子供のおもちゃの電子ピアノで
呼び込み君の曲を練習していたことが活きた。
微力ながら集客に寄与できたのではないかと思う。
帰り道の道路沿いに連続で設置されていた二つの看板が印象に残った。
(Googleストリートビューより)


n条とか京都みたいだなと思ったら、どちらも地名ではなく
三条は石屋の屋号、九条は憲法(安芸九条の会直筆)だった。
家族旅行できる平和も全て憲法九条のおかげだと再認識。
●本日のホテル(2泊目)
古い大型ホテルを買収した外資系ホテルに泊まった。
何故かホテルの外から変な香料の臭いが充満していた。
子連れなので良かれと思って和室を取ったのだが、
室内は古いホテルがそのまま残されている感じだった。
小2の長男は和室ディス思想を持っているようで、
最悪のホテルだと言っていた。
ロクな人間にならないと思って窘めたが、
ロクでもない両親だから仕方ない。
部屋に入ってから、一度ロビーに戻る用事があったが、
低層階だったので、高層階からのエレベーターを待つのも面倒だと思い
非常階段から1階に下りようとした。
(非常時以外使用禁止とは書いてなった)
鉄の扉を開けると、しんと静まり返った別世界の階段空間。
静かに1階まで下りるとこれ以上は進んではいけないと貼り紙があったので
少し恐ろしい気持ちも感じながら
2階に戻り、バックヤードをすり抜け、
従業員にぎょっとされながら無事にロビーにたどり着いた。
裏道や迷子が好きなので、ささやかな楽しい経験だった。
以前子連れで山で迷子になったこと、
大病院の手術室で一人迷子になったことがある。
その時よりは小さいが、似たような心がざわめく感じ。
ホテルでの夕食。ビュッフェは苦手だ。
大量の客を捌くにはこの形式しかないのはわかるが。
何を取るか、全体を把握したうえで組み立てるのも面倒だし
皿に盛りつけても汚くなるし。人いっぱいだし。
大きな問題は脳みそと胃腸の考えが一致しないこと。
いらぬ料理を取ってしまい、残せない性格なのでいつも後悔する。
今回は、アルコールも飲み放題だったので更にタチが悪い。
かといって旅館スタイルが好きなわけでもなく、
周辺に飲食店があるなら素泊まりで行くのだが、
今回は1泊だけだし、周辺も乏しかったのでそうしたがやはりしんどい。
結局、夜中にGEROす。(次男とは違い、私はまだ1回目)
あと、小2の長男がサウナに目覚めたようで
水風呂からの外気浴で彼なりに整っていた。
ちんこ丸出しで仰向けで整っていた。
3日目に続く。
※作り置き(289週目)
・鶏もも塩麹
・トマトすき焼き
・モロッコインゲンのオイマヨ和え
・生節と茄子のたいたん
・さつま塩コンソメ
・カレー豚汁
・キリオムレツ
・ぴーたく(ピーマンと沢庵)
・牛ごぼう
