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【偏向報道】「マルティン・クロクソール事件」で「BBC解約」運動に拍車

昨日から、英語圏のSNS、とくにイギリス界隈は、「マルティン・クロクソール」の件で持ちきりでした。

どんな事件かというとーー


マルティン・クロクソール(Martine Croxall)は、イギリスの公共放送BBCの女性キャスターです。

彼女は今年6月、ライブのニュース番組で、「熱波の影響を受けやすい人」の研究を紹介している最中、

「高齢の、妊娠する人とか・・女性とか」

と、「妊娠する人 pregnant people」という、原稿にあった言葉を、すぐに「女性 women」と言い換えました。


「妊娠する人 pregnant people」というのは、LGBTに配慮したポリコレ用語です。

彼らのイデオロギーでは、「女性」と言っちゃうと、「自分は女だと自認している男性」も入っちゃうから、生物学的な女性だけを言う場合は、「妊娠する人」と言え、というわけです。


クロクソールは、その原稿にある言葉をいったんは読んだけど、おかしい、伝わらないと思ったから、「女性」に言い換えたんでしょう。

そのさい、ちょっと目を回して、ニヤッと笑うような表情をしました。


この場面は、すぐに話題になって、左翼からは「クロクソールはけしからん」と抗議されたし、J・K・ローリングのようなトランス反対派からは「クロクソールのファンになった!」と喝采を浴びました。


で、昨日になって、BBCが、「クロクソールは放送ルールを破った。あの表情は公平性の観点から問題だった」と、トランスジェンダー側の苦情を「受理した upheld」と発表。


BBCの苦情処理ユニット(ECU)は、「たとえ意図的でなくても、物議を醸す問題について個人的な見解を表明しているという強い印象を与えることは、BBCがプレゼンターやジャーナリストに期待する公平性に反するものであり、ECUは苦情を承認する」と説明した。
(BBC 2025/11/7)


このECUの見解は、BBCの経営者に報告されたという。


それに対して、「ふざけんな、BBC」「クロクソールは悪くない」「偏向報道にはうんざりだ」「受信料返せ」という抗議の声が巻き起こっている、というわけです。

その抗議者の中には、世界的な生物学者のリチャード・ドーキンスも含まれます。


彼女に勲章を差し上げよう! 彼女の表情は「トランスジェンダーのアイデンティティをめぐる現在の論争における特定の視点を示唆していた(から公平性を逸脱した)」という。確かにそのとおりかもしれない。しかし、そもそも原稿に「妊娠する人」と書いた人が、公平性を逸脱していたのだ。大々的に。
(リチャード・ドーキンス 2025/11/7 13:56)


その問題になったクロクソールの発言と「表情」を、以下のYouTube動画の冒頭で見ることができます。


The BBC witch hunt of Martine Croxall BBCがクロクソールを魔女狩り(Women's Rights Network 2025/11/7)



このポリコレ用語を、普通の言葉に言い換える時の一瞬の表情は、私にはこう言っているように思えました。

「すいませんねえ、ウチの放送局の中の人が、クソ左翼でポリコレなもんで、こんなわけのわからん言葉を使わされてまして、私の苦労も考えてくださいよ、ああバカバカしい、妊娠する人々って、女に決まってるじゃないのよ、だから女って言い換えとくわ。あーバカバカ」


そんな変なポリコレ用語を、真顔で言えるほうがおかしい、と多くの人が感じたようです。

この状況を、多くの人が、「オーウェル的」だと表現していました。

ジョージ・オーウェルの小説「1984」に出てくる「二重思考」のことです。

その小説の中では、政府は、それが嘘と知りながら、意図的に嘘をつく。

そして人々は、その政府のイデオロギーを信じているフリをさせられるのです。


クロクソール自身は、この件に関して直接には言及していませんが、自分のSNSアカウントのフォロアーが一気に増えたことに感謝の弁を述べていました。


偶然にも、一昨日には、BBCの報道がトランスジェンダー派によって検閲されていることが「テレグラフ」紙に暴かれており、「BBC解約」「受信料不払い」運動に一層の拍車をかけていました。


BBCのトランスジェンダー関連報道が、大手LGBT団体ストーンウォールの息のかかったLGBTQ+専門デスクの記者たちによって「検閲」されているとテレグラフ紙がスクープ。反ジェンダーイデオロギー的見解を排除、ジェンダー肯定医療過誤に関する報道も抑えられていたとのこと。内部文書漏洩で発覚。
(栗原裕一郎 2025/11/6)


また、皮肉にも、昨日BBCは、

「アメリカ最高裁は、パスポートに出生時のセックスを記させることは、平等原則に反しない、というトランプ政権の言い分を認めた」

というニュースを報じていました。



<参考>


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