【日本保守党12】百田党首、KADOKAWAの「刊行中止」に抗議! 「自由」を守るのは「保守」だけ?
KADOKAWAのLGBT本「あの子もトランスジェンダーになった」刊行中止で、百田尚樹が6日深夜(7日未明)、抗議のYouTubeライブ配信をおこなった。
百田尚樹チャンネル生放送(12月7日0:27)
「狂信的、攻撃的、急進的な団体が圧力をかけたのは想像に難くない」
「出版文化は絶対に守らなければならない。国の圧力ふくめ、何らかの圧力で本が読めなくなるのは非常に恐ろしい全体主義」
「でも、うちが出版する、という出版社がきっと現れる(と期待する)。たとえばHANADAを出している飛鳥新社は喜んで出すだろう」
「私は幸いKADOKAWAから本を出していない。『永遠のゼロ』はKADOKAWAから出す話もあったが、出さなくてよかった」
今回の件について、政党や政治家が抗議声明を出すべきだという声はあった。憲法学者の石崎学(龍谷大教授)は以下のようにポストした。
KADOKAWAの『あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇』の刊行中止について、我が国の表現の自由にかかわる重大事案だから、各政党・政治家は自己の見解を表明すべきだ。選挙の重要な判断材料としたい。
KADOKAWAの『あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇』の刊行中止について、我が国の表現の自由にかかわる重大事案だから、各政党・政治家は自己の見解を表明すべきだ。選挙の重要な判断材料としたい。
— 石埼学 (@ishizakipampam) December 6, 2023
地方議員など、個々の政治家の抗議はSNSで見たが、政党(政治団体)代表が抗議したのは、百田が最初ではなかろうか。
これは、率直に評価したい。
(百田は、作家として発言したという見方もあるだろう。もちろん、個々の作家も、出版社や作家の団体も、声をあげるべきなのだ)
ちなみに、われらが示現舎(神奈川県人権啓発センター)は、すでに著者アビゲイル・シュライアーに出版のオファーをしたようだ。
— 神奈川県人権啓発センター(公式) (@K_JINKEN) December 6, 2023
いっぽう、日本共産党の政治家は、今回の刊行中止を擁護するような発言をしている。
デマや陰謀論を流していけない、というのは議論するしない以前の話であって、デマや陰謀論と対峙議論せよというのは、あまりにもマイノリティ側にとって不当な話だと思います。キャンセルカルチャーだというレッテルを軽々しく貼れる一部のマジョリティ様はいいご身分ですね、としか。
デマや陰謀論を流していけない、というのは議論するしない以前の話であって、デマや陰謀論と対峙議論せよというのは、あまりにもマイノリティ側にとって不当な話だと思います。キャンセルカルチャーだというレッテルを軽々しく貼れる一部のマジョリティ様はいいご身分ですね、としか。
— みなと隆介🏳️🌈大阪市淀川区・日本共産党 (@doubleanti) December 5, 2023
「リベラル」は、歯切れが悪い。
たとえば日本保守党界隈とバチバチやっている池内恵・東大教授は、相変わらずXで保守党攻撃を続けているが、この件について(田中秀臣の関連ポストをリポストした以外)直接に何も言っていない。
Colabo問題を追及している暇空茜の例を見ても、「自由」を守るのは保守派なのか、という思いが最近強くなる。暇空のような「漫画アニメ表現に圧力かける奴は絶対に許さん」という気合で「自由」を守ろうとする人が、リベラル側に見当たらない。
右や左、保守やリベラルという看板ではなく、「自由」の実質を守る気概があるかどうかで、私は政治家や政党を判断したい。
もちろん、今回の件では、問題が「LGBT」ということがあるだろう。
保守が本当に「自由」の擁護者かどうかは、「右」に不利な表現についても寛容かどうかで試される。
昭和天皇の「戦争犯罪」を告発する洋書が来年出るようだが、百田はその翻訳出版を擁護できるかどうか。(例の愛知トリエンナーレでのことを考えると望み薄か・・)
そのあたり警戒しつつ注視したい。
