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【速報】KADOKAWA『あの子もトランスジェンダーになった』刊行中止! 翻訳出版をめぐる戦争

1月に出るはずだった翻訳書『あの子もトランスジェンダーになった』の刊行中止が、12月5日、版元のKADOKAWAから発表された。

これは事件ですね。


『あの子もトランスジェンダーになった』


KADOKAWAから1月24日に発売されるはずだった『あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇』(アビゲイル・シュライアー著、岩波明監修、村山美雪、高橋知子、寺尾まち子訳)。


原著Irreversible Damage書影


まず、KADOKAWAのサイトにあった紹介文によればーー


あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇

著者 アビゲイル・シュライアー
監訳 岩波明
共訳 村山美雪
共訳 高橋知子
共訳 寺尾まち子
定価:
2,530円 (本体2,300円+税)
発売日:2024年01月24日
判型:四六変形判
商品形態:単行本
ページ数:368
ISBN:9784041142899

タイムズ、サンデー・タイムズ 年間ベストブック! タブーに挑む問題作!

原題:Irreversible Damage: The Transgender Craze Seducing our Daughters

差別には反対。でも、この残酷な事実(ファクト)を無視できる?
米国12万部突破、10カ国語に翻訳
英国タイムズ紙、サンデー・タイムズ紙、エコノミスト誌 年間ベストブック
ニューヨーク・タイムズ紙 ベストセラー

その熱狂はSNSで伝染する。
気鋭のジャーナリストがタブーに挑む大問題作!
ジェンダー医療を望む英国少女が10年で4400%増!
米国大学生の40%がLGBTQ!
幼少期に性別違和がなかった少女たちが、思春期に突然“性転換”する奇妙なブーム。
学校、インフルエンサー、セラピスト、医療、政府までもが推進し、異論を唱えれば医学・科学界の国際的権威さえキャンセルされ失職。
これは日本の近未来?

LGBT法が施行され、性同一性障害特例法の生殖不能要件が違憲とされた今、子どもたちを守るためにすべきこととは――

米国Amazonレビュー、脅威の8000件超 ★4.8(※2023年12月現在)

今、欧米で何が起きているのか。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙記者が二百人・五十家族に取材。
「娘の乳房切除手術後のSNS動画を見ました。病院のベッドに横たわってうれし涙を流しながら、人生で最高の日だと話していました。あの子の四百人の応援団が『やったー』とか『すばらしい』とかコメントしているんです。それも――普通の人たちが」
これは、ジェンダー思想(イデオロギー)に身も心も奪われた少女に送る、母たちからの愛の手紙(ラブレター)。

もくじ

はじめに 伝染
1 少女たち
2 困惑
3 インフルエンサー
4 学校
5 ママとパパ
6 精神科医
7 反対派
8 格上げされたもの、格下げされたもの
9 身体の改造
10 後悔
11 あと戻り
おわりに その後

 謝辞


アマゾンでの予約ページ

5日21:00時点でアマゾン総合29位だった


同書がトランスジェンダー差別を助長すると主張する出版関係者有志は、12月4日、「トランスジェンダー差別助長につながる書籍刊行に関しての意見書」をKADOKAWAに提出したという。


トランスジェンダー差別助長につながる書籍刊行に関しての意見書

新刊の刊行情報にて『あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇』がKADOKAWAより刊行されることを知りました。
昨今の差別の劇化状況を鑑みると、本書の著者であるアビゲイル・シュライアーが扇動的なヘイターであり、本書の内容も刊行国のアメリカですでに問題視されており、トランスジェンダー当事者の安全・人権的を脅かしかねない本書の刊行を、同じ出版界の者として事態を憂慮しています。
現実的に踏み込むと、すでに版権取得をし、投資をした企画を撤回することは、相当難しいことであることを承知しておりますが、貴社がなんらかの対策をとられることを望んでおります。
もし、それにあたって、専門家の助言や、業界としての取り組みのなんらかの対応をとることのお手伝いが必要であれば、私たちは協力を惜しみません。

出版関係者(出版社勤務・書店勤務・著者等)有志一同
代表 小林えみ(よはく舎代表)


『あの子もトランスジェンダーになった』刊行に関して、KADOKAWAへ「トランスジェンダー差別助長につながる書籍刊行に関しての意見書」を国内外の出版関係者24名による賛同コメントをつけて提出しました。
(4日15:38)


12月6日18時からは、KADOKAWA本社前で抗議活動が予定されていた。




本書を翻訳出版するKADOKAWAと「今後、仕事を引き受けない」「(KADOKAWAの本を)一切紹介しない」と怒っている大学教員もいる。


差別を目的にした純然たる差別主義者の著作を、そのバックグラウンドと政治的文脈を知った上で出版することは看過できません。 今後、仕事を引き受けないことはもちろん、授業や研究でも図書を一切紹介しないことにします。良書が数多くあるなかで、残念でなりません。
(高木しゅん 4日5:41)


それに対して、もちろん出版を擁護する意見も相次いでいた。


>授業や研究でも図書を一切紹介しない
研究者・大学教員としてのモラルを逸脱している。優れた研究書やその他の書籍を「ないもの」とするのはやってはいけないことだ。
(4日20:18)


翻訳書籍が出版されることが都合が悪いから出版をやめさせようと、あるイデオロギーの人たちが大騒ぎしている書籍がある。 しかし、その本が出版されることが重要だと考える人も少なくない。 その書籍を妨害から守るために有効なのは、今すぐ予約をして「売れる本」だと取次に認識させることです。
(4日18:11)


10ヵ国語で翻訳出版されている本が日本で出せないとすれば、西側諸国で日本だけ言論表現・出版の自由が存在しない国ということになります. 結局いままでどこの国でも出版の妨害は成功しませんでしたのであきらめたほうが良いでしょう.
(4日20:28)


だが、KADOKAWAは5日夜、同書の刊行中止を発表した。


学芸ノンフィクション編集部よりお詫びとお知らせ

来年1月24日の発売を予定しておりました書籍『あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇』の刊行を中止いたします。

刊行の告知直後から、多くの方々より本書の内容および刊行の是非について様々なご意見を賜りました。
本書は、ジェンダーに関する欧米での事象等を通じて国内読者で議論を深めていくきっかけになればと刊行を予定しておりましたが、タイトルやキャッチコピーの内容により結果的に当事者の方を傷つけることとなり、誠に申し訳ございません。

皆様よりいただいたご意見のひとつひとつを真摯に受け止め、編集部としてこのテーマについて知見を積み重ねてまいります。
この度の件につきまして、重ねてお詫び申し上げます。

2023年12月5日
株式会社KADOKAWA
学芸ノンフィクション編集部


いろんな意味で、日本出版史の汚点として残るだろう。

著者は承諾したのか? 他国で出版され、日本で出版されないとしたら、それはなぜなのか? 下手をすると国際的な問題になる。

この件について、明日以降の動きを注視したい。



『ジャパンズ・ホロコースト』


もう1冊、翻訳をめぐって揉めそうな本がある。

思想的には逆方向だが・・。

原書が来年3月に発売予定の本「Japan's Holocaust :
History of Imperial Japan's Mass Murder and Rape During World War Ⅱ
」だ。


原著書影


山本敦子さんという方が、内容紹介を訳している。

『日本のホロコースト』は、1927年から1945年までの太平洋戦争とアジア戦争における日本の大量殺人と性犯罪を包括的に探求したものである。 1927年から1945年までのアジア・太平洋戦争における日本の残虐行為について、5カ国の18以上の研究施設で行われた調査を統合している。本書は、日本がヒトラーのナチス・ドイツをはるかに上回る3000万人以上の命を虐殺したことを確認するために、最新の学問と新しい一次研究を結集したものである。日本のホロコーストは、天皇裕仁が自らの軍団が行った残虐行為を知っていただけでなく、実際にそれを命じたことを示している。(以下略)


山本敦子さんらは本書の出版に怒っている↓

2024年3月にとんでもない本が発売される。日本を絶対悪とし2発の原爆を正当化したい戦犯米国が仕組んだのだろう。日本人を大量に虐殺しレイプしたのは米国軍だ。 'Japan's Holocaust History of Imperial Japan's Mass Murder and Rape during World War Ⅱ' 紹介文↓に訳します。絶対許せません


大高未貴さんがチャンネル桜で『ジャパンズホロコースト』を取り上げていた。「ナチスと日本を同格化する論調がSNSでも出始め不穏な気配を感じていた。来年出る本はアイリスチャンの本よりよっぽど影響力があると思う。著者と出版社を見たらナメてかかれない。天皇がホロコーストを命じたなどという日本人の神経を逆なでする史実に即さない本はそれなりの計算がないと出版できない。その魂胆は何か、我々は考えなければいけない」 元動画 2024年 厄介な反日歴史戦に備えよ


本書が日本で翻訳出版されるか、いまのところわからないが、通例では、すでにプルーフは日本の出版社に回っていて、検討中だろうと思われる。


翻訳出版をめぐって騒動になるのは、もちろんこれが初めてではない。

明日、私が出版界で体験した騒動のいくつかを書こうと思う。


<続報>



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