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【8タイプ診断】「別れた方がいい」と検索してしまう夜に|あなたが決められない本当の理由

夜中2時。
暗い部屋でスマホの明かりだけに照らされて、検索窓に「別れた方がいい 診断」と打ち込む。
出てきたチェックリストを、上から順に確かめていく。

浮気……していない。
暴言……言わない。むしろ優しい。
お金……ちゃんとしている。

どれも当てはまらなくて、画面を伏せる。
充電の表示は、残り19%。もうこんな時間。

彼は優しい人。
周りはみんな「良い人だよね」と言う。
なのに、会う約束の前になると、胃のあたりが少し重くなる。

「私のわがままかも」。
今夜もそう思って、飲み込んだ。

……その夜を、何回くり返しましたか。

「別れた方がいいのか、続けた方がいいのか」。
今夜ほしかったのは、たぶんその答えだと思うのですが、
チェックリストが全滅した夜に必要なのは、もう少し手前の問いです。

なぜ、何ヶ月も……人によっては何年も、決められないままなのか。

それは、あなたの迷い方に「型」があるからです。

「別れた方がいいか、自分でも分からない」。
その分からなさには、パターンがあります。

この記事では8つに分けて、それぞれに名前をつけました。
続けると決める人にも、別れると決める人にも、同じように効きます。

名前がつくと、「私だけ、おかしいのかな」が、
「これはパターンのひとつで、向き合い方がある」に変わります。

まずは3分。8つの質問に答えてみてください。

まず、8つの質問に答えてみて

「はい / いいえ」を、心の中で答えてみてください。
深く考えずに直感で。

Q1:出会った頃の彼の優しさを思い出して、ふと胸が苦しくなる
Q2:友達の婚約・結婚報告に「おめでとう」と打ちながら、胸がざわついた
Q3:彼がいない週末、何をしていいか分からなくなる
Q4:「決定的な理由もないのに別れたいなんて」と、自分を責める
Q5:「彼が大変な時期だから、別れるのは可哀想」と感じる
Q6:親や友達が彼を気に入っているのが、別れにくさになっている
Q7:同棲やお金が絡んでいて、別れた後の生活が想像できない
Q8:「人としては合わないかも。でも好きなところもある」と思う

答え合わせ|あなたの迷いの正体

「はい」がついた番号が、あなたの迷い方です。

Q1「あの頃に戻りたい」= 思い出補正タイプ
→ 恋しいのは今の彼か、「昔は優しかった」彼か。記憶は脳の仕組みで美化されます

Q2「私だけ置いていかれる」= 取り残されタイプ
→ 「私だけ取り残される」。その焦りは、SNSが毎日見せてくる他人の節目が作っています

Q3「ひとりになるのが怖い」= ひとり耐性タイプ
→ 怖いのは別れそのものより、別れた後のひとりの静けさかもしれません

Q4「私のわがままかも」= 自己否定タイプ
→ 違和感はすでに根拠です。わがままの証拠は、どこにもありません

Q5「私が支えなきゃ」= ケアテイカータイプ
→ 落ち込んでいる彼を置いていけない。その優しさが、あなた自身の答えを後回しにしていないでしょうか

Q6「みんな、いい人って言うし」= 外堀依存タイプ
→ みんなが見ているのは彼のよさ。あなたが感じているのは、ふたりの関係です

Q7「動くエネルギーがない」= 動けないタイプ
→ 同棲の解消も引っ越しも、足りないのは決心より段取りの見通しです

Q8「好きなところも、あるから」= パーツ恋愛タイプ
→ たまに見せる優しさがあることと、続ける理由があることは、別の話です

結果の読み方

いくつも当てはまる人がほとんどです。
重なった中で、読んだ瞬間に胸がざわついた順に、ふたつ。
ひとつだけなら、そのひとつ。
それがあなたの、主要な迷い方です。

「はい」と答えられたのは、ふたりの関係をそれだけ真剣に考えてきたからです。

次に分からなくなった夜のために、この表だけ残しておいてください。
検索は、もうしなくて大丈夫です。

あなたが決められずにいたのは、この型がいくつも同時に働いていたからです。

この結果は、いまのあなたの状態です

この8つが指しているのは、性格ではなく「いまの迷い方の傾向」です。
同じ人でも、時期によって強く出るタイプは変わります。

彼が忙しい時期にはケアテイカーが強くなり、友達の結婚式のあとには取り残されが強くなる……というふうに動きます。

だからこの結果は、今夜のあなたの状態を写したものです。
ひと月後に答え直したら、違う番号に「はい」がつくかもしれません。
そうやってゆらゆら変わるものなんです。

そして、8つのどれにも優劣はありません。
どのタイプにも固有の苦しさがあって、固有の向き合い方があります。
向き合い方が分かれば、そのタイプからの卒業を目指せます。

たとえば、こんな組み合わせ

3年付き合った彼がいる、ある会社員のAさん。
診断では、Q4とQ6とQ2に「はい」がつきました。

彼は優しくて、決定的な問題はなにもない。
だから「わがままかも」と自分を疑う(Q4)。
親も友達も彼を気に入っていて、「別れたい」の一言が出せない(Q6)。
そこに、友達の結婚報告が重なる(Q2)。

Aさんが動けないのは、当然です。
「自分への疑い」と「周りの声」と「焦り」が、それぞれ別の方向から同時に力をかけている。

でも、名前がつくと見え方が変わります。
「私が優柔不断」というひとつのぼんやりした塊に見えていたものが、3つの別々の型に分かれる。
分かれると、ひとつずつ向き合えるようになります。
まとめては動かせなかったものも、ひとつずつなら外していけます。

ちなみにAさんの場合、向き合う方向はこうなります。

「わがままかも」の疑い(Q4)は、違和感を「わがまま」と捉えるのをやめて、そのまま根拠として扱う。
周りの声(Q6)は、みんなが見ている「彼のよさ」と、あなたが感じている「ふたりの関係」を、分けて確かめる。
焦り(Q2)は、なぜ焦りが出るのかを分解して、彼への気持ちとは別の問いにする。

なぜ、相談するほど決められなくなるのか

思い返してみてください。
この夜より前にも、あなたはいろいろ試してきたと思います。

検索して、チェックリストを確かめてみた。
Yahoo!知恵袋で、似た悩みの人を探して読んだ。
思い切って友達に話したら、「そうなの?彼いい人じゃん」と返ってきた。
親には「贅沢な悩みだよ」と言われて、それきり話題にできなくなった。

相談するほど、決められなくなっていく。
おかしな話に聞こえますが、これにも仕組みがあります。

迷いの中身は、8人8様です。
記憶に引き止められる人も、彼の事情の前で足が止まる人も、自分の感覚を信じ切れない人もいる。

でも、返ってきた言葉はどれも、あなたの違和感には答えていません。
外側から見た彼の良さと、世間の相場の話をしています。

その代表が、「もったいない」の声です。

「もったいない、あんないい人いないよ」
「みんな、どこかで折り合いつけてるものだよ」

心理学に、社会的証明という言葉があります。
「みんながそう言うなら、そっちが正しいんだろう」と、人の判断が数の多い声に引っ張られていく。
誰にでもある心の働きです。

厄介なのは、言ってくる相手です。
仲のいい友達や、育ててくれた親の言葉は、近いぶん重い。

世間の「ふつう」も、何度も聞くうちに自分の声みたいに馴染んでしまう。
気がつくと「私の感覚が、おかしいのかな」に行き着いています。

あの声の、言った人の話

私もこの言葉を、婚約を解消しようか迷っていたころに浴びました。
「え〜〜!もったいない!」の、あの声の大きさはいまでも思い出せます。

それ以上は、話せなくなってしまいました。
何を言っても自慢みたいに聞こえる気がして、「もしかしてマリッジブルーってやつかな……笑」と、自分で茶化して終わらせました。

ただ、あとから分かったことがあります。
ああいう言葉には、言った人自身のあこがれや焦りや、自分の選んだ道を肯定したい気持ちが、混じっていることがある。

やさしさもある。でも、やさしさばかりでもない。
どれも、その人の側から見えている景色の言葉なんです。

言葉は受け止める。なるほど、とも思う。
それと、そのとおりに決めることは、別です。
決定権は最初から、言った人たちにはありません。

あなたのこれからの毎日を引き受けるのは、その言葉を言った人たちの誰でもなく、あなただからです。

「決定的な理由がないと、別れちゃいけない」。
教わった覚えがないのに、ずっと守ってきた決まりです。

そんな決まりは、どこにもありません。
チェックリストのどれにも当てはまらなかったことは、あなたの違和感が間違っている証拠になりません。
違和感そのものが、考え始めるのに十分な根拠です。

考えることは、裏切りとは違います

「彼は何も悪くないのに、別れを考えるなんて」と、この記事を開いたこと自体に罪悪感が出ている人へ。

考えることは、決めることの、もっと手前にあります。
そして、考えないまま「なんとなく」で隣にいることのほうが、長い目で見れば彼に対して誠実さを欠く場合があります。

「なんとなく」で隣にいるより、「考えた上で、私はこの人を選んだ」で隣にいてもらえるほうが、彼にとっても幸せだと、私は思います。
だからこの夜の検索も、この診断も、裏切りではありません。
関係と向き合っている人だけが、ここまで読んでいます。

考えた結果、続けると決める人もたくさんいます。

答えを出したあとの話

すこしだけ、想像してみてください。

続けると決めたあなたは、同じ彼と、同じ部屋にいます。
変わったのは、隣にいる理由を、自分の言葉で言えることです。
「考えた上で、私はやっぱりこの人を選んだ」。

会う約束の前の、あの胃の重さも、すこしずつ変わっていくと思います。

別れると決めたあなたは、しばらくは痛いと思います。
それでも、その毎日は「自分で決めた」から始まっています。
友達の報告に「おめでとう」と打つ手が、前より軽くなっている。

そして、どちらのあなたにも、同じものが残ります。
私は、自分で決められる」。
これは、この先べつの迷いが来たときにも効く事実です。

決めないままの一年後もありますが……
それはたぶん、今夜とよく似ているのではないでしょうか。

その違いを作るのは、あなたの答えだけです。

ここから先の話

あなたの迷い方に、名前がつきました。
相談するほど決められなくなる理由も、見えました。

先の話をすこしだけしますね。

この診断が受け持つのは、「なぜ決められないのか」に名前をつけるところまでです。
「じゃあ、この関係をどうするのか」の答えは、まだ出ていません。

そしてその答えは、診断では出せません。
あなたの中にしかないものだからです。

取り出すには、順番があります。

いまの違和感が、一時的な倦怠期なのか、関係の構造の話なのかを見分ける。
自分の「譲れないもの」を言葉にする。
過去のどこかですでに響いていた、自分だけの決定打を思い出す。
そして、続けるか、別れるか……どちらに転んでも、自分の答えとして確定させる。

(倦怠期なら、気持ちは波の形で戻ってきます。戻らないなら、それは倦怠期の顔をした別のものです。この見分け方は、下記の記事で詳しく書いています)

その順番を、ぜんぶまとめています

この順番を、30日に分けてひとつずつ進める手順書を書いています。
見分けの質問も、譲れないものを言葉にするワークも、伝えるときの台本も、最後に答えを確定させる儀式も、この中に入れています。

さっきの診断で「はい」がついた番号を、覚えていますか。

あの番号ごとに、特に深く効く回があります。
あなたがどの回を深く読めばいいか、その案内も添えてあります。
あなたの迷い方を卒業するための、続きの話です。

続ける人の手順も、別れる人の手順も、同じ真剣さで用意しています。
この診断が「別れた方がいい」という答えに寄っていないのは、そのためです。

答えを急がなくていいんです。
ただ、ひとりで夜中に検索をくり返す段階は、今夜で終わりにできます。


この夜を、私がどう通ったかも書きました。

続けるか、卒業するか。この恋の答えは、自分で出す。
 ――『別れる勇気の教科書』
  決められないまま続いた恋に、自分の答えを出す30日。

8/21(金)に公開します。
公開のお知らせも、期間限定の早割の案内も、フォローいただけた方に早く届きます。

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(『別れる勇気の教科書』は、公認心理師が内容を確認しています)

夜中2時に、ふと思い出してくれたらうれしいです。

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かえで|恋の岐路を自分で決める心理学 ここに書いているのは、私が20代で何度も間違えたことと、そのあとで学んだことです。もし、少しでもあなたの助けになれたなら、応援いただけるとうれしいです。