声を大にして言わねばならない『JPYCとSANAE TOKENは全く違います』と。
ここ数日大きく話題となった「SANAE TOKEN」についてですが、一昨日Grokにまとめさせた回答もかなり多くの方に引用されているようです。
JPYCとSANAE TOKENの違いです!
— 岡部典孝 JPYC代表取締役 (@noritaka_okabe) March 3, 2026
全く別なので混ぜないでください!
よろしくお願いします。https://t.co/on3Lu3wNiL
私の方にも質問や時には罵倒(?)、色々なメディアの記者さんから問い合わせが多く来ています。また、金融庁も動き始めているようです。
私も取材やイベント登壇の合間を縫ってnoteの方に簡単な記事をまとめました。
まず結論:
JPYCとSANAE TOKENは全く違います。
暗号資産=サナエトークンのように裏付けが無いもの
— 岡部典孝 JPYC代表取締役 (@noritaka_okabe) March 5, 2026
電子決済手段=JPYCのようにしっかり裏付があるもの
です。
全然性質が違います。
金と連動した暗号資産とかあるのでややこしいのですが、基本は↑の認識で大丈夫です!
混ぜるな危険!
よく似た言葉が並んでいるため、誤解している人が少なくありませんが、仕
組み・信頼性・用途設計が根本的に異なります。
ここでは、その違いをできるだけわかりやすく説明します。
① JPYCとは何か
JPYC(ジェイピーワイシー)は、「日本円と1:1で価値が連動するステーブルコイン」です。
つまり、1 JPYC = 1円 を前提に設計されたデジタル通貨です。
具体的には日本円の預貯金や国債を裏付け資産(担保)として、法務局への供託や信託銀行への信託を行なって価値を保全しています。
そして重要なのはここです。
JPYCは「電子決済手段」として正式に金融庁に認められた日本円ステーブルコインです。
単なる“自称ステーブルコイン”ではありません。
さらに、JPYC株式会社は
資金移動業登録(関東財務局長 第00099号) を受けています。
これはつまり、
✔ 法令に基づく登録事業者であること
✔ 金融規制の枠組みの中で運営していること
✔ 利用者保護を前提としたスキームであること
を意味します。
また、信頼性確保の観点から、監査は
あかり監査法人(Akari Audit Corporation) が担当しています。
② SANAE TOKENとは何か
一方で、SANAE TOKENについてです。
SANAE TOKENは、名称こそ「トークン」でありステーブルコインっぽい響きではありますが、(だからこそ混同されてしまうのですが)
JPYCとは仕組みも目的も全く異なります。
SANAE TOKENはミームコイン(meme coin)に分類されるトークンです。
ミームコインとは、インターネット上の話題性やキャラクター性、コミュニティの盛り上がりを背景に発行される暗号資産の一種であり、必ずしも特定の法的位置付けや資産裏付けを前提とした設計ではありません。
以下のURLは↓大和総研による「ミームコイン」の解説です。
https://www.dir.co.jp/world/entry/memecoin
重要なのはここです。
ステーブルコインとミームコインとは、目的がまったく異なる
という点です。
ステーブルコイン:法制度や資産裏付けに基づき、価格安定を目指す決済インフラ
ミームコイン:コミュニティや話題性を背景に市場で取引されるトークン
X(Twitter)上で話題になってすぐにGrokにまとめてもらった表を見やすくアップします。

JPYCは、日本の資金決済法の枠組みの中で「電子決済手段」として位置付けられた日本円ステーブルコインです。一方で、SANAE TOKENは価格安定を制度的に担保する設計のトークンではありません。
つまり、両者はカテゴリそのものが異なります。
比較する対象ではなく、そもそも役割が違うのです。
JPYCとSANAE TOKENは、こんな表現をされる方もいらっしゃるくらい、大きく違うのです。
JPYC:財務省の監督下にある信頼性の高い民間発行のコイン。
— ♡アナリサ2.0ブルバ100♡海外情勢に謎に詳しい投資家 (@doge_hiro) March 5, 2026
SANAE:当局の監視の目をかいくぐって闇雲に突っ走る、出所不明の野良犬コイン。 https://t.co/DleKWOEQxc
JPYCは長い時間をかけて信頼を積み重ねてきたからこそ、LINE NEXTとの提携やPontaポイントとの交換が可能となり、三井住友カードやりそな銀行、JCB、デジタルガレージといった日本を代表するような企業が自ら(我々が営業したわけではありません!)JPYCを実証実験に使用してくださっているのです。
👉 詳しくはJPYC株式会社のnoteをご覧ください。
混同されてしまうのは本当に迷惑なのです。
③ なぜこの違いを言わねばならないのか
最近はSNSやChat AIの台頭によって、情報が非常に流動的になっています。
同じ「コイン」「トークン」という言葉でも、中身が違えば価値も責任も全く異なります。
ステーブルコインは、
価値の裏付け
監査状況
運営体制
トークンが動くブロックチェーン
法的整備
といった点を見る必要があります。
JPYCは、価値の裏付け・監査・主要チェーン対応・法人決済用途を設計した上で運営されていることが、その違いです。
まとめ
🔸 JPYCは「信頼された仕組みで日本円と連動するステーブルコイン」
🔸 SANAE TOKENとは、基本設計が全く異なる別物
🔸 情報を正しく理解することが、ユーザー保護・市場健全化に繋がる
ごくごく近い未来にAIが使えるお金はステーブルコインになります。
その時につまらないミームコイン騒ぎによっていらぬ誤解が蔓延ってしまうとしたら、大きな損失につながる可能性があります。
この変革直前の時期だからこそ、これからも私は声を大にして言い続けたいと思います。
「ステーブルコインJPYCは電子決済手段であり、暗号資産でもミームコインでもない」
と。
