【夏越大祓】スサノオさまに導かれて
2026年下半期の節目に
今日は6月30日。「夏越大祓(なごしのおおはらえ)」の日ですね。
2026年の前半戦というひとつの大きな節目に、津市の三重県護国神社へ夏越大祓の特別祈祷を受けに行ってきました。

子どもの頃みたま祭りに訪れたりして、想い出のある神社です。
午後からの参拝だったのですが、境内はまさに半年間の穢れを落とし、ここからの新しいスタートを切るのにふさわしい、清々しくも心地よいエネルギーに満ちていました。
今回のご祈祷でいただいたのが、「蘇民将来(そみんしょうらい)」と書かれた特別なお札です。



最近、スサノオさまとご縁を感じることが多い私。
このお札の背景を探っていくと、これから私たちが迎える「新しい時代」のヒントが隠されていました。
蘇民将来の神話と、伊勢に息づく「陰陽のバランス」
「蘇民将来」とは、日本神話に登場する心優しい男性の名前です。
昔々、旅の途中で宿を探していた神様(スサノオノミコトの化身である牛頭天王)を、大金持ちの弟は冷たく追い返しました。
一方、貧しい兄の蘇民将来は、なけなしの食事で温かくおもてなしをしたのです。
その優しさに感動した神様が、「これから流行る疫病からお前の一族を守ろう」と授けた茅の輪。
これが、この信仰の始まりだそうです。
実はこのお話、私たちの住む三重県、特に伊勢地方ではものすごく面白い独自の文化として息づいています。
伊勢志摩地方を訪れると、多くの民家の玄関に「蘇民将来子孫家門」と書かれたしめ縄が、お正月だけでなく年中ずっと飾られているのを目にします。
これには、「いつ災いがやってきても、一目で『私はあのときスサノオ様をお迎えした、蘇民将来の子孫(神民:しんみん)です!』と神様にわかるように」という、古くからの強い信仰と誇りが込められているそうです。
私は伊勢市民ではないのですが、
「伊勢市民は神民だから」
というのを、何度も耳にしてきました。
ここでハッとさせられるのが、
素晴らしい「陰陽のバランス」です。
伊勢神宮といえば、スサノオの姉であり太陽の象徴である「アマテラスオオミカミ(陽)」
そのお膝元である伊勢の暮らしを、あえて弟であり、大地の生命力や「陰」の象徴とされる「スサノオ」のお札が年中守り続けている。
【表(陽)はアマテラスの清らかな光で満たし、足元の暮らし(陰)はスサノオの強い愛の結界でガッチリと護る。】
この絶妙なバランスこそが、伊勢に流れる心地よさの秘密なのかもしれません。
「陰」がひっくり返る、スサノオの時代
一般的にスサノオといえば、「暴れん坊の乱暴者」「高天原を追い出された厄介者」という、どこか「悪者・お荷物」のような【陰】の役割を押し付けられてきたイメージがあります。
ですが、彼の本質は決してそれだけ、
ではありません。
ヤマタノオロチを退治したあと、助けた妻(クシナダヒメ)のために日本で最初の愛の和歌(「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに…」)を詠んだ、最高にロマンチックでクリエイティブな
「芸術の祖」でもあるのです。
これまでは「強すぎる、扱いづらい」と抑圧され、歴史の陰に隠されてきたスサノオのエネルギー。
ですが、古い常識や物質主義が終わりを告げようとしている今、まさにこのエネルギーがひっくり返る「スサノオの時代」が来ているような、
そんな気がします。
力でねじ伏せるのではなく、
「純粋な優しさやおもてなし」をどこまでも守り抜くための、スサノオの強き愛とクリエイティブな生命力。
光を輝かせるための陰だった
それが今、表舞台へと反転していく。
陰も陽も、どちらが欠けてもダメなもの。
そんな気がします。
本日の参拝を終えて
今日の夏越の特別祈祷、実はミラクルでした。
なんとご祈祷を受ける人が、その時間帯は私一人だったのです。
神主さんとマンツーマンで(笑)
神殿に上がり祝詞奏上して頂きました。
私だけのために
・・・なんて贅沢な時なのだろう。
有難さで胸がいっぱいになりました。
ちょうど外では木の伐採が行われていて、
雑音だらけだったけれど(笑)
そんな中でも「我が道を行け」というメッセージだなぁと、目を閉じて祝詞を聴いていると、
川の流れが見えました。
煌めきながらサラサラと流れる川に、うっとりしながら「巡りって、こういうことかも知れない」と思いました。
川は曲がったり、岩があったりするけれど
水は形を自在に変えながら流れを止めない
紆余曲折あっても、ひたむきに進んでいれば、
流れは止まらない。
それは身体も心も、きっと同じ。
・・・「あぁ なんて美しい巡りなのだろう」
と思ったところで、ご祈祷が終わりました。
結びにかえて
茅の輪くぐりができる神社を探していて、たまたま見つけた「蘇民将来」。
このタイミングで、このお札を我が家に迎えられたことは、私にとっても、次の新しい時代へシフトするための、力強い味方のように感じています。
私たちは誰もが、元は純粋な優しさを持つ
「蘇民将来」であり、
同時に、それを守り抜くクリエイティブな
「スサノオ」の力を内側に秘めているはず。
今日、神殿でひとり感じたあの流れこそが、
まさに『スサノオの時代』の入り口、
だったのかもしれません
スサノオのように虐げられた経験も、
やがて光に変わる時が来る
そんな歴史の巡りに、自分の過去を重ねて救われるような気がするのは、私だけでしょうか?
みなさんにとってこれからの2026年下半期が、ご自身の本質が輝き、愛と感性をのびのびと表現していける、素晴らしい時間となりますように。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
私と巡る三重の神社仏閣の1dayリトリート
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