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夏の夜をやさしく整える、ゆるめる処方箋


今日は、苦い経験から学んだ話をします。

「夏になると眠れない、気持ちが落ちる」
——そんな経験、ありませんか?

暑いから?疲れているから?

それだけじゃないかもしれません。

実は五行の世界では、夏に心身が乱れやすい理由がちゃんとあるんです。



あなたはどの五行?

五行(木・火・土・金・水)は、
生まれ持った体質や気質のタイプ。

東洋医学では統計学として使われます。

このタイプによって、どの季節にしんどくなりやすいかが変わってきます。

夏にとくに影響を受けやすいのが
」のタイプの方。

情熱的で感受性が豊か、人との繋がりを大切にする、そんな気質を持つ方が多いです。

でも、夏になるとその「」のエネルギーが過剰になりやすい。


夏に眠れなくなるしくみ

東洋医学では、夏は「(しん)」の季節。

心は血液を巡らせるだけでなく、
感情・意識・精神の安定を司る
生命活動の司令塔です。

夏の暑熱と火のエネルギーが重なると、
心がオーバーヒートした状態になります。

✅頭の中がざわざわする、
✅考えが止まらない、
✅なんとなく落ち着かない

夜になってもその熱が鎮まらず、
眠れない夜が続きます。

梅雨の「重だるい」不眠とは違う、
頭と心が静まらない「熱い」不眠です。

こんな症状に心当たりありませんか?

  • 寝つきが悪い、布団に入っても眠れない

  • 夢が多い、眠りが浅い

  • 動悸がする、胸がざわつく

  • のぼせやほてりがある

  • 気持ちが不安定になりやすい

更年期の方は陰(潤い)が不足しているところに夏の熱が加わるので、特にしんどくなりやすい季節です。


身近で起きていたこと

私の苦い経験は夫の鬱でした。

夫は五行が火の陽「丙(ひのえ)」
真夏の太陽のような明るいエネルギーを持つ人。

出会った時からずっと明るくてエネルギッシュだった夫が、一度だけ病みました。

部署異動で全く違う分野の責任者を任された時。
春に移動になり帰宅が午前様。ため息が多くなり、いつもの明るさが影を潜めました。

そして夏が近づいた頃、眠れなくなり・・・
「無理だ、俺には無理だ・・・」とブツブツ言いながら部屋を回り始めたのです。

そこでやっと「ただ事ではない」と気づいて病院へ。休職になりました。

子どもが2歳、夜遅く帰って来てもご飯を食べるだけで、会話もそこそこに終わる毎日。
気づくのが遅れたことが悔やまれます。

その頃は私も今の仕事に出会う前なので、五行のことも夏が要注意なことも知りませんでしたが、知っていれば少しでも対策できたと思うのです。

最初のサインである
「眠れない、気力がわかない、気分が沈む。」
これを見逃してはいけない五行が火の方です。

もともと火のエネルギーが強いところに、
夏の熱とストレスが加わってオーバーヒートしやすくなる。

「体質×季節」が重なると、こんなふうに心身に影響が出る。

夫のことがあったので、この話は私にとって苦い教訓です。だからこそ、見逃してほしくないのです。


今夜からできること

 ◆火を鎮める食材を取り入れる

夏は「冷やす・潤す・鎮める」食材が助けになります。火は大火事になる前に、初期消火しましょう。

冷やすと言っても「冷たいものを飲む」ことや「クーラーでガンガンに冷やす」ことではありません。冷やす働きの食材を取り入れましょう。

【食材・ 食べ方のヒント】

スイカ そのまま食べる、皮も薬膳では使う
緑豆 スープに、緑豆春雨でも
百合根 炊き込みご飯、スープ、茶わん蒸し
蓮の実 お茶やスープに
ミント お茶に浮かべる、料理の薬味に

その他の夏野菜も積極的に。
辛いもの・アルコール・揚げ物は
火を強めるので夏は控えめに。


◆夜の「冷ます」時間をつくる

心のオーバーヒートを鎮めるには、
夜に「陽から陰へ」切り替える時間が必要です。

  • 日没後はなるべく刺激を避け、穏やかに過ごす

  • スマホ・PCの強い光は早めにオフ

  • ぬるめのお湯でゆっくり半身浴

  • 腹式呼吸やゆったりしたヨガで体の熱を逃がす

  • 心を落ち着けるアロマやお香

  • 自分を責めない 他人は他人だ~!と割り切る

がんばらない夜」を意識するだけで、
眠りの質が変わってきます。


◆ 薬膳茶で整える

夏は火を鎮め、陰を補うブレンドがおすすめ。

ミントや菊花、カモミールなどを取り入れた薬膳茶は、飲むだけで体も心もすっと落ち着いてくる感覚があります。

「今日も自分をいたわれた」という小さな積み重ねが、夏を整えていきます。


まとめ

夏に眠れなくなるのは、心がオーバーヒートしているサイン

とくに火のエネルギーを持つ方、更年期と重なっている方は要注意の季節です。

  • 火を鎮める食材を毎日少しずつ

  • 夜は「冷ます・静める」時間を意識する

  • 薬膳茶で体の内側から整える

夏の熱さに流されず、自分のペースで涼やかに。

夫はメンタルクリニックで薬を処方され、一日中眠る日々が続きました。そこで一波乱あって結果、嘘のように以前の太陽に戻りました(←私のお陰です(笑))この話はまたご要望があれば書きますね。

眠れない夜は、心が「少し休ませて」とつぶやいているサインです。見逃し厳禁です。


\次回予告/
五行別に眠れなくなる理由、次は「木・土・金・水」のタイプを書こうと思います。


眠れないシリーズ
【更年期編】

【梅雨編】

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