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梅雨の夜をやさしく整える、ゆるめる処方箋


昨日、お昼のテレビで梅雨の不眠が取り上げられていました。

「あ、これ私だ」と思った方、いませんか?

雨が続くと、なんとなく眠りが浅い。体が重い。朝すっきり起きられない。

梅雨の眠れなさは、夏の寝苦しさとも、更年期の夜中に目が覚める感じとも、ちょっと違うんです。

私がひそかに驚いたのは、ゲストの方が
✅ずっと寝覚めがスッキリしなくても
✅午前中眠くてぼぉ~っとしていても
「そんなもんだろう」と10年放置していた話でした。

いや、あかんて
自分の体の声聞いてあげて~~~

体の声を無視し続けて痛い経験をした私だからこそ、その恐ろしさはよく知っています。そして放っておけずに熱くなります(笑)

ということで、今日はその理由と、この季節ならではの整え方をお伝えします。



梅雨は「湿」の季節

東洋医学では、季節それぞれに対応する五臓六腑とエネルギーがあります。

梅雨の季節に深く関わるのが「(ひ)」。

脾は消化や栄養の吸収を担うだけでなく、体の中の水分をコントロールする働きも持っています。

ところが梅雨の湿気は、この脾がいちばん苦手とするもの。

外からじめじめした湿気が入り込んでくると、脾の働きがにぶくなり、体の中に余分な水分がたまりやすくなります。

これが東洋医学でいう「湿邪(しつじゃ)」。梅雨のだるさや重さの正体です。


眠れなくなるしくみ

湿が体にたまると、気(エネルギー)の流れが重くなります。

川に泥が混じると流れが悪くなるイメージです。

気の巡りが滞ると、
✅頭がぼんやりする、
✅体が重だるい、なのになぜか眠れない、
眠っても眠った気がしない——そんな状態になりやすくなります。

梅雨の不眠の特徴はこんな感じです。

  • 寝つきはそこまで悪くないのに、眠りが浅い

  • 夢をよく見る

  • 朝、起き上がれない、すっきりしない

  • 食欲がわかない、胃が重い

「眠れない」というより「眠った気がしない」タイプ、と言えるかもしれません。


更年期の不眠とどう違うの?

前回の記事で更年期の不眠についてお伝えしました。

実は、眠れない原因がまったく違います。

更年期の不眠は、体を潤す力(陰)が減って熱が鎮まらない「乾いた」不眠。ほてりや寝汗、夜中に目が覚める、というのが特徴でした。

梅雨の不眠は、湿気が体にたまって気が巡らない「重だるい」不眠。眠った気がしない、朝が重い、というのが特徴です。

「じゃあ、更年期の乾きが梅雨の湿気で、ちょうどよくなりそう?」と思いたいですよね?「どっちかにしてくれ」の声、ごもっとも!です。

ところがそうはならないんですよね、残念ながら。

更年期の乾きは体の内側の陰不足。梅雨の湿気は体の外から入り込む余分な水分

質が違うので、互いを補い合うことができません。涙

むしろ更年期で体力が落ちているところに湿邪が加わるので、ダブルパンチになりやすいのがこの季節の厄介なところです。

「更年期だから?梅雨だから?」と悩む方は、両方が重なっているかもしれません。


今夜からできること

 湿を取る食材を取り入れる

体にたまった湿気を出してくれる食材があります。むずかしく考えなくて大丈夫、身近なものばかりです。

【食材 &食べ方のヒント】
はとむぎ ご飯に混ぜて炊く、お茶にする
小豆 甘さ控えめのぜんざい、スープに
とうもろこし そのまま食べる、ひげ茶もおすすめ
生姜 料理に加える、お湯に溶かして
みょうが 薬味として毎日の食事に

揚げ物・甘いもの・冷たいものは湿をためやすいので、この季節は少し控えめに。特に五行が土の方は要注意です。


 体を動かして気を巡らせる

雨の日は家にこもりがち。でも体を動かさないと気の巡りはますます滞ります。

激しい運動でなくていい。ストレッチ、ゆっくりした散歩、ヨガ——特に下半身強化。体をゆるやかに動かすだけで、滞った気がほぐれてきます。


 部屋の湿気を取る

体の外側の環境も大切です。除湿器やエアコンの除湿機能を上手に使って、寝室をじめじめさせないこと。

寝具を干せない日が続くときは、布団乾燥機も有効です。


私がやっていること

梅雨のこの時期、私が意識しているのは薬膳茶のブレンドを季節に合わせること

はとむぎや生姜、陳皮などを取り入れた、湿を取り巡らせる【胃腸ケアブレンド】に切り替えます。夏土用ももうすぐなので、今から整えます。飲むたびに胃腸が喜んでいる感覚があって、それ自体が気持ちのリセットにもなっています。

あとは雨の日でも一日のルーティンを崩さないこと

曇っていても外に出て空気を吸う。体を動かす。お気に入りのアロマと音楽でご機嫌を保つ。お風呂は半身浴で寝る2時間前。メリハリを意識するだけで、梅雨の重だるさがずいぶん違います。


まとめ

梅雨の眠れなさの根っこは、湿気が体にたまって気が巡らなくなること

  • 湿を取る食材を毎日少しずつ

  • 体をゆるやかに動かして気を巡らせる

  • 寝室の湿気を取り、環境を整える

更年期と梅雨が重なるこの季節、自分の体をいたわる時間を少しだけ増やしてみてください。

毎朝、身体が重くて憂鬱むくんでる身体に鞭打って生活していると
身体から大きなしっぺ返しが来るのでご用心!

眠れない夜は、体が「整えて」とつぶやいているサインです。


次回は—— いよいよ夏本番、五行「火」の季節に眠れなくなる理由をお伝えします。 梅雨とはまた違う、『夏ならではの眠れなさ』の話です。

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