【3分で読めるエッセイ】みなさん「へしこ」ってご存知ですか?|初めて食べたとき衝撃だった京都の味🐟
まるよかさんが
「初めて食べた時に衝撃を受けた食べ物」
という企画をされています。
実は私、まるよかさんが会長をされている
タラヲガールズの仲間でもあるんです。
▼企画はこちら
この記事を読んで、しばらく考えていました。
私にとって「衝撃だった食べ物」は何だろう、と。
そこで思い浮かんだのが
へしこです。
みなさん、
へしこってご存知ですか?
へしこは、京都の北部、舞鶴などで食べられている
鯖のぬか漬けのような保存食です。
昔、京都には
鯖街道
と呼ばれる道がありました。
日本海でとれた鯖を京都へ運ぶための道です。
青魚は傷みやすいので、長持ちさせるために
塩とぬかに漬け込んで保存するようになりました。
それが
へしこです。
地元ではスーパーでも普通に売っています。
私が初めて食べたのは
若いころでした。
その時の感想は……
正直に言うと
えっ
なにこれ
でした。
とにかく
しょっぱい。
ぬかの香りも強くて、
えー
こんなに塩辛くて
ぬかの味がするの?
と、かなり衝撃を受けたのを覚えています。
でも不思議なことに
大人になるにつれて
だんだん好きになっていったんです。
ぬかの風味と
あの独特のうまみ。
これが
なんとも言えない美味しさ。
お茶漬けにしても最高ですし
お酒のあてにもぴったりです。
ちなみに、へしこは焼くとき
ぬかは落とさない方が美味しいと私は思っています。
ぬかをそのまま残して焼くと、
ふっくらとした焼き上がりになるんです。
そして、へしこは
値段が高ければ美味しい
というわけでもないところが面白いんです。
私が好きなのは
中くらいの値段のへしこ。
高級なものでも
あれ?
ということもあります。
だから最近は
お土産屋さんでは買わず
地元のスーパーで買っています。
京都というと
二寧坂や清水寺など
世界中から人が訪れる場所がたくさんあります。
私も二寧坂の雰囲気がとても好きです。
でも京都の北部にも
素敵な場所がたくさんあります。
伊根町の舟屋
そして
天橋立。
海の景色と一緒に
土地の食べ物を味わう時間も
とても好きです。
若いころは衝撃だった味。
でも今は
ふと食べたくなる。
へしこのように
時間をかけて醸成されるものへの愛着は、
人の味覚も、人生も、どこか似ているのかもしれません。
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