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アドラー心理学を捨てたくなった瞬間、全部書く#3

――「正しいはずの理論」が、いちばん心を追い詰めた夜の実話(20代の失敗談から学んだ3つのこと)


こんにちは、のあです。
アドラー心理学を実践する中で、「アドラー心理学、もう捨てたい!」と思ったことを書いていきます。

もしあなたが今、

  • アドラー心理学は気になる

  • 本も読んだことがある

  • でも正直、「あれ、これ現実で使うの無理じゃない?」と思っている

そんな状態なら、今日は少しだけ立ち止まって、この話を読んでみてください。

これは、アドラー心理学を知ったばかりの頃の僕が、
盛大に空回りして、恥をかいて、ちょっと心が折れた話です。

そして同時に、
「それでも、捨てきれなかった理由」の話でもあります。


「自分を変えればいい」って、そんな簡単な話じゃない

アドラー心理学を初めて知ったとき、僕は正直、かなり感動しました。

  • 自分の感情に嘘をつかず、ちゃんと受け止める

  • その問題を解決しないと最終的に困るのは誰か、という視点で課題を分ける

  • 他人の課題は、切り捨てていい

  • 他人が協力的でなくても、まずは自分から信頼し、貢献する

――ああ、これだ、と思ったんです。

「この考え方なら、自分の意思で生きていい」
「もう、自分を犠牲にしなくていい」

長いあいだ、空気を読みすぎて、
“いい人”“優等生”でいることで生き延びてきた僕には、
この思想が、救いのように見えました。

だから、思い切って実践してみることにしました。

……今思えば、ここが一番、危うかったんですけどね(笑)


職場で「正しいこと」を言ったはずなのに

これは、まだ僕が20代で、社会人になって数年経った頃の話です。
若手の中では、少し中心的な立ち位置で仕事を任されていました。

当時の職場には、経験豊富なベテランの方がいて、
現場をうまく切り盛りしてくれていました。

実際、結果も出ていたし、設備もどんどん整っていく。
学べることの多い、ありがたい環境だったと思います。

ただ一方で、
チームとして細かい改善や修繕に力を入れるあまり、
一番大事な“本来の仕事”に集中する時間が取れていない
そんな違和感もありました。

そんなとき、僕は最近読んだ本の内容を思い出します。

「砂と石と大きな岩の話」です。

大きさの決まった袋に、
砂ばかり先に入れてしまうと、大きな岩は入らない。
だから、最初に入れるべきは“大きな岩”だという話。

「これ、今の職場にピッタリじゃないか」

そう思った僕は、ミーティングの場で発言しました。

「細かい修繕や対策を詰めるのも大事ですけど、
 一番メインの仕事(工事の設計)をやる時間を、
 先に確保しませんか?」

自己啓発本に、希望と可能性を見出していた当時の僕は、
正直、名案だ!って言われる未来を想像していました。

……が、現実は違いました。


「最近、何かに洗脳されてるよね(笑)」

返ってきたのは、こんな一言でした。

「のあくん、最近なにかに洗脳されてるよねwww」

……え?

心の中では、完全にフリーズです。

いやいや、
心の底から、本気で言ってるんですけど。
職場に貢献したいと思って、考えた提案なんですけど。

でも、その場の空気は、完全に
「意識高いこと言っちゃう人」
「ちょっとズレてる人」扱い。

この頃の僕は、
「自分がいいと思ったことを伝えれば、喜んでもらえる」
そんなふうに、かなり素直に信じていました(笑)

だからこそ、
恥ずかしさと同時に、強烈な違和感が残りました。

「あれ?
 自分がいいと思っていることを、
 他人もいいと思うとは限らないんだ……」

その瞬間、
胸の奥で、小さく何かが音を立てて崩れました。

そして、心の中でこう思ったんです。

「アドラー心理学、やめようかな……」


捨てたくなったのは、理論じゃなかった

今振り返ると、
この出来事は、アドラー心理学の失敗というより、
僕の“使い方”の問題だったと思います。

当時の僕は、

  • 正しい考え方を知れば

  • 正しい行動をすれば

  • 正しい結果が返ってくる

どこかで、そう信じていました。

でも現実は、そんなに簡単じゃない。

結局、職場が劇的に変わることはありませんでした。
それでも僕は、半ば強引に、自分の仕事に集中させてもらう選択をしました。

後輩くんに
「のあさん、いい加減すぎます!」
なんて言われながら(笑)

それでも、
「課題の分離」という考え方は、
僕を守ってくれたとも言えます。

  • 失敗だったかもしれない

  • でも、自分の思いは伝えた

  • 自分がやるべき仕事には向き合った

そうやって、
自分にだけは「OK」を出せた。

安堵感と同時に、
「やっぱり自分を通すのは、良くなかったのかな……」
という不安も、もちろん残りました。

そして、
「アドラー心理学、これでいいのだろうか」
というモヤモヤも。

でも、この頃から僕は、
少しずつ「脱・優等生」を始めたんだと思います。


行動を変えると、感情が追いつかなくなる

自分から行動を起こす、というのは、
今まで引き受けてこなかった感情を引き受ける、ということでした。

  • 悲しくなったり

  • 落ち込んだり

  • たまに、うまくいって喜んだり

それが当たり前だと、
頭では分かっていても、
実際は、自分の感情を保つだけで精一杯。

周囲との調和なんて、
考えられる余裕はありませんでした。

きっと、しばらくの間、
そしてかなりの間、
「あいつ、自分勝手になったな」と
思われていたと思います(笑)

20代中盤を過ぎた頃から、
いまさら「自分を出す」経験を重ねていきました。

周りが縦社会に馴染んでいく中で、
僕は、わりと真逆の方向に進んでいったので、
その後、何度怒られることになるかは……
今でも、数えきれません(笑)


それでも、伝えたいこと

もしあなたが今、
アドラー心理学を前にして、

「正しいのは分かるけど、できない」
「実践しようとすると、しんどい」

そう感じているなら。

それは、あなたが弱いからじゃありません。
ちゃんと、現実と向き合っている証拠です。

捨てたくなるほど、
あなたは真剣なんです。

大丈夫。
いきなりうまくやらなくていい。

失敗して、恥をかいて、
「やめようかな」と思いながら、
それでも少しずつ、自分の感覚を取り戻していけばいい。


👉 このシリーズでは「アドラー心理学を捨てたくなった瞬間から、学んだこと」を、これから少しずつ書いていきます。

このnoteが、あなたが本来の自分を取り戻す小さな追い風になれたなら、心から嬉しいです。

一緒に、ゆっくり成長していきましょう🍀
よかったらスキやフォローで繋がってくださいね☺️


【フォロワーさんの記事紹介】

〜今日の心の整え方〜

【心音(ここね)さん】の記事です。

※僕が勝手に紹介しているので、削除希望がありましたら、お申し付けください。

「自分は大切にされる価値がない」
そう感じたことのある人に、そっと届く記事だと思いました。

僕自身、アドラー心理学に出会って、自分を取り戻し始めても、
すぐに自分を受け入れられるようになったわけじゃありませんでした。

本当の自分に戻るには、
自分のタイミングで、自分と向き合っていい。

そのことを、静かに思い出させてくれる、とても優しい一編です。



#4―「今ここを生きろ」が刺さりすぎて苦しかった僕が、“自分を失わずに前へ進めた理由”(適応障害回復期の実話/今日からできる小さな実践3つ)


#自己紹介記事



この文章が、読みやすいと感じた方へ

ここまでこの記事を読んで頂きありがとうございます。

もしこの記事を読んで、
「自分事のように感じた」
「最後まで、スッと読めた」
そんな感覚があったとしたら──
僕は文章を書くとき、
気持ちをそのまま並べるのではなく、
人が“自分のことだ”と感じやすい順番で、考えを置いています。
共感できる場所があって、
少し安心できる視点があって、
最後に「じゃあ、どうする?」が自然に浮かぶ。
この流れがあるだけで、
文章は「読むもの」から「自分の話」に変わります。

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