「毎日の離乳食、もう考えたくない」を、AIで解決してみた。
こんにちは。ゆるママです。
今日は、離乳食の献立を考えることに疲れた私が、プログラミング経験ゼロの状態からAIを使って「離乳食の献立アプリ」を自作したお話。
※この記事は、500円の有料記事として公開していましたが、現在は全文無料でお読みいただけます。
無料にしたワケは、こちらの記事で正直にお話ししています😇
「アプリ開発」というと聞こえはいいですが、大したことはしていません。
ひとつのAIを契約して、PCで指示を与えただけです(自然言語で)。
育児の合間にPCをカタカタし、2日ほどで完成しました。
「え、難しそう。ムリムリムリ」
「AIでアプリ?なにそれおいしいの??」
そう思った人にこそ、読んでほしいです。
私も少し前まではそう思っていたので。
きっかけは「毎日の献立、もう考えたくない」
少し前に7ヶ月を迎えた息子は、2回食になりました。
2回食の何が大変かって、毎日考えること。
1回食の頃は、栄養うんぬんよりも食べることに慣れさせることが最重要ミッションなので、とりあえず10倍がゆ+おかず(野菜)一品で終了。
ちなみに、最初はおかゆも野菜も食べてくれるか分からなかったので、手作りではなく市販のベビーフードを愛用していました。
だって、せっかく作ったのに食べてくれなかったらイラッかなしいですよね。
愛用していたのは、和光堂の「手作り応援シリーズ」🍳
「お湯を注いでまぜるだけ」のキャッチコピーのとおり、簡単&手軽にできました。
私が使っていたのは、「おいしい米がゆ」「おいしい野菜がゆ」「緑黄色野菜3種パック」という三種の神器。
ところが息子が食べることに慣れ、離乳食中期(7〜8ヶ月)に入った頃、献立の栄養バランスを考えるようになりました。
離乳食初期(5〜6ヶ月)は、かぼちゃ・にんじん・ほうれん草のような野菜をおかずにあげていました。
ですが、7ヶ月からのベビーフードを見ると、鶏・レバー・白身魚といった「たんぱく質」が仲間入りに。
調べていくと、主食(🍚🍞)+主菜(🐔🐟️)+副菜(🥕🥬)の3色体制がよさそうとの結論に。
※あくまで私の進め方です。
早速、3色そろったバランス◎の献立の準備に取りかかりますが…
🌀 1回食のときにあげてた野菜(ベビーフード)の量だと足りない?
🌀 そのあとのミルクの量減らないし、増やしてもいいかも。
🌀 野菜はよく食べてくれるものをすりつぶして、手作りするか。
🌀 待って。そもそも今の月齢の適量って? どれくらい作ればいいの?
🌀 1回目は〇〇〇、2回目は△△△にして、なるべく食材が被らないようにしたい。
これを毎日考えるの、大変じゃありませんか?
そこで、「家にある食材を入れたら、勝手にバランスのいい献立と、分量の目安も一緒に出してくれるアプリ」があればいいのに、と思ったんです。
なにも自作までしなくても、似たようなアプリがすでにないか、探すこともできたと思います。
ですが、最近話題のAI に触れてみたい!との思いもあり、非エンジニアの文系アラサーママが育児の合間にチャレンジしてみました。
「経験ゼロでもAIなら作れる」と知った日
きっかけは、とあるYouTube動画を見たとき。
※YouTubeといえば、こちらの記事も読んでいただけると嬉しいです。
それまで、AI=相談相手くらいにしか思っていなかったのですが、今や誰もが"AI"という超優秀なアシスタントを雇える時代になったのだとか。
これって、ワクワクしませんか?
自分が苦手、もしくはやったことがない作業でも、部分的にAIに手伝ってもらうことができるワケです。
もちろん、タダ(無料プラン)ではそこまでやってくれないので、「Claude」というアプリ(Proプラン-月額¥3,400)を契約してみました。
※価格は変動する可能性がありますので、最新の価格は必ずご確認を。
とりあえず、作りたいアプリの構想をそっくりそのまま伝えたら、本当にできました。
完成したのがこちら、「離乳食こんだてアシスト」です。

✅️ 月齢と家にある食材を選ぶだけ(アレルギー除外もOK/ない食材は手入力も)
✅️ ⚠️ はちみつなどの危険食材・月齢に早い食材は、自動でロック(タップで理由も)
✅️ 「こんだてを提案する🍳」で、主食・主菜・副菜+目安量をパッと提案(「別の組み合わせ」で別案もすぐ)
✅️ お気に入りはマイレシピに登録 → 献立に組み込んで栄養バランスまで判定
✅️ スマホのブラウザで開くだけ(インストール不要)
よかったら使ってみてください👇️(完全無料です)
🔗 https://rinyu-kondate.pages.dev/
📱 アプリのように、スマホのホーム画面に追加することも可能です。
iPhone(Safariで開く)
①Safariで https://rinyu-kondate.pages.dev/ を開く
(※Chromeだと「ホーム画面に追加」が出ないので、必ずSafariで)
②画面下中央の共有ボタンをタップ
③メニューを下にスクロールして、「ホーム画面に追加」をタップ
④右上の「追加」をタップ
⑤ホーム画面に3色スプーンのアイコンができ、全画面アプリとして起動 🎉
Android(Chromeで開く)
①Chromeで https://rinyu-kondate.pages.dev/ を開く
②右上のメニュー(⋮)をタップ
③「アプリをインストール」(または「ホーム画面に追加」)をタップ
④確認して「追加/インストール」
⑤ホーム画面に3色スプーンのアイコンができ、全画面アプリとして起動 🎉
補足
・URLをスマホで開くのが先です。
・一度開けばオフラインでも起動します。(電波が入りづらい場所でも◎)
数日使った、正直な感想
まだ使い始めて数日ですが、「今日の献立、どうしよう??」がなくなり、かなり快適になりました。
冷蔵庫を開けて、ある食材をポチポチ選ぶだけでOK!
直感で分かる仕様にはしたつもりなので、気軽にお試しいただけるとうれしいです。
ここから先は、「私はどうやって、経験ゼロの状態からこれを作ったのか」の全記録です。
実際のAIへのお願いの仕方から、いちばん時間をかけたこだわり、そして無料で公開する方法まですべて書きます。
「自分も、AIでほしいものを自由に作ってみたい!」という人の、最初の一歩になればうれしいです。
🤖 ステップ①:AIに「世界一のプログラマー」になってもらう
最初にやったのはちょっとしたコツ。
AIに「あなたは、世界一のプログラマーです」と、役割を与えるだけ。
「世界一」「天才」のような強い言葉を入れると、AIが「専門家が、当たり前にもっている知識」を前提に答えるようになるので、その後のやり取りがぐっと本格的になります。
専門知識がない私ならではの“ひと工夫”です。
▼実際に送ったプロンプト(=AIへの指示文)
あなたは、世界一のプログラマーです。プログラミングの仕事に携わること20年。コーディング、自動化、アプリ開発の天才。
プログラミングで分からないことはない。
🙏 ステップ②:「こういうの作って」とお願いする
次に、こちらの要望(やりたいこと)をできるだけ具体的に伝えます。
▼実際に送ったプロンプト(=AIへの指示文)
月齢に合った離乳食の献立を提案するアプリを作って。
家にある食材を入力すれば、栄養バランスが整った献立を、その目安量も一緒に提案してくれるやつ。
これだけです。
プログラミング特有の小難しいコードは一切必要ありません。
その後は、AIが自動で作業を進めてくれます。(不明点は人間に聞きながら)
※私はClaudeを使いましたが、ChatGPTなどでも同じことができると思います。
💬 ステップ③:「これ使うのにお金かかる?」を最初に確認
ど素人なので、疑問に思ったことはその都度確認しながら進めました。
👩 「アプリを作るのはいいけど、使うたびにお金がかかったりしない?」
🤖 「個人で使うぶんには、実質ずっと"無料"デス」
このように、疑問や不安を解消しながら進められるのは安心でした。
📝 ステップ④:いちばん時間をかけた「食材データの信頼性」
離乳食は、赤ちゃんのために安心・安全であるべきもの。
ここだけは絶対に妥協しませんでした。
👩 「アプリに入っている食材は、どういう基準で選んだの?」
🤖 「データの信頼性を固めまショウ。出典をつけて照合シマス」
そこから食材を1つずつ深掘り。
公的なガイド(厚労省/こども家庭庁)と、一般的な離乳食情報(ベビーフード各社・管理栄養士監修)を突き合わせて、最終的に"全53品"を出典つきで確認しました。
ですが、AIも完璧ではないので"できないこと"もありました。
・離乳食に使える食材は本当はもっとあるが、その全てを網羅していないこと
・月齢の境界は出典によって数週間ズレるため、アプリの値は“医学的な確定値”ではなく、安全側に寄せた目安であること
このような誠実な対応もしてくれるAIは本当に賢い!
安心・安全に配慮した仕様で進めた分、裏どりに時間はかかりましたが、最終的には納得のいくアプリが作れました。
🌐 ステップ⑤:無料で公開する
最後に、自分のスマホで使えるように&同じような悩みがある方にもシェアできるようにWeb公開しました。
使ったのは、「Cloudflare Pages」という無料サービス。
カード登録も不要で、できたファイルをドラッグ&ドロップするだけ。
数十秒で ◯◯.pages.dev というURLが発行されます。
(※やり方がわからない場合は、それもAIに聞くと教えてくれます)
⚠️ このURLのアドレス名は後から変えられないので、最初に決めておくのがおすすめです。
かかったお金と時間
必要経費:PC 1台、月額¥3,400(※現時点)のAI(Claude)
期間:約2日
「毎日の“悩む時間”を3,400円で手放せた」と思えば、私にとっては大満足の投資でした。
おわりに
プログラミングができなくても、「こういうのほしい」を伝えるだけで、自分専用の道具が作れる時代になりました。
完璧なプロンプトも、専門知識もいりません。
必要なのは「めんどくさい」という気持ちと、ちょこっとラクにするための行動だけ。
あなたの「あったらいいな」もきっと作れると思います。
⚠️ 安全について:このアプリの献立は、厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」を参考にした目安です。
食材の解禁時期・アレルギー・気になることは、こども家庭庁などの公的情報や、かかりつけの医師・栄養士にご確認ください。
🔗 あわせて読みたい
このアプリの作成を手伝ってくれた、うちの"AIの部下たち"の話はこちら。

