2025/08/23 子どもがいない静かな一日 〜夫婦で見守る夏の午後 〜
2025/08/23
窓を開ければ、まだ6時前だというのに熱気が入り込んでくる。今日も暑くなるのだなと確信する。
子どもたちはチアダンスの合宿へ。
一泊二日で参加する。小3と年長の姉妹にとって、そう短くはない親元を離れる時間だと思う。

お弁当と着替えが入った大きな荷物を持ち、集合場所へと向かった。駅の喫茶店で少しだけ休憩タイムを挟み、集合時間の15分前に到着。

すでに参加者が集まり始めていた。
3月の合宿では、次女が「お姉さんたちも一緒だ!」と嬉しそうに走っていった姿が印象的だった。
優しく迎えてくれるお姉さんたちに、親としての不安をふっと軽くしてもらったことを思い出す。
今回もその姿が見られて、胸の奥にじんわり安心感が広がった。
背中を見送るとき、誇らしさと僅かな寂しさが胸に同居する。
「張り切って楽しんでおいで!」と送り出した後、10時に帰宅。いつもならすぐに響く子どもたちの声がない家は、不思議なほど静かだった。
子どもたちがいない日常は久しぶりで、どうにも落ち着かない。でも、「今日は自分の時間を大切にしてみよう」と思い直す。
ラーメン屋で味わう地域のぬくもり
ランチは仕事終わりの夫と合流して、近所のラーメン屋さんへ。カウンター14席の小さなお店。
豚骨醤油のスープに平打ち麺、角煮の柔らかさ…。
見た目ほど脂っこくなく優しい味わいのこの店のラーメンが大好きだ。いつもよりゆっくりと堪能できた。
隣に次女と同じくらいの年頃の男の子と、その父親が座った。親子の会話を微笑ましく感じながら、美味しいラーメンに大満足。
常連客で埋まるカウンター席の空気は、地域に根付く温もりそのものだった。
特別な外出ではない。けれど「好きな味をじっくり堪能する」という行為は、暮らしの中の確かなご褒美だと思う。
午後はそれぞれ自由に。読書や昼寝、片付け。
18時前にはお風呂に入り、子どもがいなくても続く習慣に少し微笑む。
のんびりお風呂は至福の時間だった。
画面越しに感じる子どもたちの成長
とはいえ、やっぱり気になるのは子どもたちの様子。
1時間に一度は合宿専用のブログを覗き、夫婦で一喜一憂する。
そこには笑顔で踊る姿や、仲間と過ごす楽しげな表情が写っていた。
各技の準グランプリのメンバーの集合写真が載れば、娘の顔を探す。入賞していることがわかれば、手を叩いて喜んだ。長女はグランプリにも選ばれたらしい。
画面越しに見る娘たちの頑張りに、夫婦で自然と顔がほころぶ。
「お風呂はもう済ませたんだね」「ちゃんと野菜も食べてる!」と、画面越しのそんな小さなことまでチェックして話が絶えなかった。
夫婦で「すごいね」と言い合う時間が、家の中を温かく満たしていく。
普段の生活の中では当たり前に過ぎていく一つひとつの行動が、こんなにも愛おしく感じられるなんて不思議。
離れているからこそ見えるもの
ゆったりとした一日を過ごしながら、私は気づいていた。
完全に子どもたちのことを忘れて過ごすことはできないということに。それは心配というより、愛しさからだと思う。
自分の時間を満喫しながらも、心の一部はいつも子どもたちと繋がっている。それが親になるということなのかもしれない。自分の時間に罪悪感を感じる必要もなく、それでいいのだと思えた。
いつも頑張っている自分への小さなご褒美として、何もしない贅沢を味わってもいいのだ。
離れて過ごす時間があるからこそ、普段の忙しい日常がより愛おしく感じられる。子どもたちが頑張る姿を客観的に見つめられる。
そして、自分自身とも向き合える。
あなたにとって「何もしない時間」はどんな意味を持っていますか?
忙しい毎日の中で、そんな時間を自分に許してあげることも大切かもしれませんね。
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