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「学校へ行くのが正解。」……ほんとにそう?

「学校にはちゃんと行きなさい。」

子どもの頃、

そんな言葉を何度も聞いてきました。

学校へ行くことが当たり前。

学校へ行くことが正解。

私もずっと、

そう思っていました。

でも今は、

一つの問いがあります。

「学校へ行くのが正解。」

……ほんとにそう?



私は学校が楽しくありませんでした

私は学校へ通っていました。

でも、

楽しくありませんでした。

学校ではいじめられ、

家に帰れば、

母と祖母の関係がうまくいかず、

家の中も落ち着きませんでした。

学校にも、

家にも、

「ここにいたい。」

と思える場所がありませんでした。

毎日ただ、

生きることが苦しかった。


入院がうれしかった理由

中学生の頃、

何日も熱が下がらず、

検査のために10日ほど入院することになりました。

そのときの私は、

なぜか心の中で、

「やった!」

と思っていました。

病院が好きだったわけではありません。

勉強を休めるからでもありません。

家にいなくていい。

それが、

うれしかったんです。

検査をしても原因は見つからず、

自律神経失調症だと言われました。

今なら分かります。

あの頃の私は、

安心できる場所を探していたんだと思います。


「この子がいない」

退院後、

精神科の受診を勧められました。

そこでは、

砂や家、人形を使って街をつくる遊びをしました。

先生は、

出来上がった街を見て、

こう言いました。

「主役はたくさんいるけれど、この子がいないね。」

当時の私は、

その意味が分かりませんでした。

でも今なら、

少し分かる気がします。

祖母が母の愚痴を言えば、

私は祖母の話を聞きました。

母が祖母の愚痴を言えば、

今度は母の話を聞きました。

私は、

どちらの味方でもいたかった。

でも、

自分の味方には、なれていませんでした。

その頃、

母が言いました。

「精神科は保険が効かないから、お金がかかるね。」

その言葉を聞いて、

私は、

「もう大丈夫。」

と伝えました。

本当は大丈夫じゃなかった。

でも、

これ以上お金をかけてもらうのは申し訳ない。

そう思って、

通うのをやめました。

また私は、

自分より周りを優先していたのです。


子どもたちを見て思うこと

今、

私の子どもたちは二人とも不登校です。

読み書きも苦手です。

でも、

私はあまり驚きませんでした。

なぜなら、

私も同じだったからです。

文字を書こうとしても、

言葉が出てこない。

本を読もうとしても、

みんなみたいにスラスラ読めない。

文字を追っているうちに、

どこを読んでいるのか分からなくなる。

漢字も、

何度書いても覚えられない。

「もっと頑張ればできる。」

そう言われても、

頑張り方が分からない。

そんな苦しさを、

私は知っています。

だから、

子どもたちを責めようとは思いませんでした。


家が安心できる場所になった

子どもたちは今、

家で穏やかに過ごしています。

もちろん、

将来への不安がないわけではありません。

親ですから、

心配になる日もあります。

それでも私は、

思うのです。

「よかった。」

家が、

安心できる場所になってよかった。

子どもの頃の私は、

学校にも、

家にも、

安心できる場所がありませんでした。

だからこそ、

家で笑っている子どもたちを見ると、

それだけで、

大きな一歩なんだと思えるのです。


本当に大切なこと

私は、

学校へ行くことが悪いとは思いません。

学校が楽しい子は、

行けばいい。

学校でしか経験できないことも、

たくさんあります。

でも、

行かないことが間違いだとも思いません。

学校へ行っていても、

苦しい子はいます。

学校へ行っていなくても、

安心して笑っている子もいます。

だから、

私が大切にしたいのは、

「学校へ行っているか。」

ではありません。

その子に、

安心して過ごせる場所があるか。

「ここにいていい。」

そう思える居場所があるか。

そこなんじゃないかと思っています。


だから今日も問いかけます

私は、

学校へ行ってもいいと思っています。

行かなくてもいいと思っています。

でも、

安心できる場所だけは、なくしてほしくない。

私は、

学校にも、

家にも、

居場所がありませんでした。

だから、

子どもたちが家で笑っている姿を見ると、

「よかった。」

と心から思うのです。

学校へ行っているかどうかより、

家が安心できる場所になったこと。

私にとっては、

それが何よりうれしい。

本当のゴールは、

学校へ行くことではなく、

その子が安心して、

自分らしく生きていけること。

私は、

そう思っています。

だから今日も、

私は自分に問いかけます。

「学校へ行くのが正解。」

……ほんとにそう?


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自分自身に問いかけてみること。

その先に、

誰かの正解ではなく、

あなた自身の答えが見つかるかもしれません。

今日も一緒に問いかけてみませんか。

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