「収入がないと価値がない」って、ほんとにそう?
会社を辞めて、収入がなくなった頃。
私はどこかで、こんなふうに思っていました。
「収入がない私は、価値がない。」
もちろん、そんな言葉を誰かに言われたわけではありません。
でも、不思議なくらい焦るのです。
早く働かなきゃ。
早く稼がなきゃ。
社会の役に立たなきゃ。
そんな思いが、心の中を何度も行き来していました。
お金を稼ぐって、誰のためなんだろう?
ある日、ふと思いました。
お金を稼ぐって、誰のためなんだろう。
家族を守るため。
生活をするため。
誰かにサービスを届けるため。
社会の中で価値を交換するため。
お金は、とても大切なものです。
私も、お金を稼ぐことを否定したいわけではありません。
でも、いつの間にか私たちは、
「お金を稼げる人は価値がある。」
「収入がない人は価値が低い。」
そんな認識を持ってしまってはいないでしょうか。
本当に、それだけでしょうか。
少し視点を変えてみます。
自然を見ていると、不思議なことに気づきます。
木は、お金を稼ぎません。
川も、お金を稼ぎません。
鳥も、お金を稼ぎません。
それでも、
私たちはその存在に価値を感じます。
木陰で休み、
川のせせらぎに癒され、
鳥の声に季節を感じる。
自然は、「価値を証明すること」をしていません。
ただ、そこに存在しています。
人も同じではないでしょうか。
誰かの話を静かに聞く人。
困っている人に手を差し伸べる人。
家族を支える人。
地域を見守る人。
子どもを育てる人。
病気と向き合いながら生きる人。
そうした人たちの価値は、
収入だけでは測れません。
社会には、お金にならないけれど、大切なことがたくさんあります。
だから私は、
収入は「価値」そのものではなく、
社会の中で価値を交換する、一つの方法なのだと思っています。
目線が変わると、認識も変わる
同じ人を見ても、
「働いていない人」
と見ることもできます。
でも、
「誰かに寄り添える人」
と見ることもできます。
「収入がない人」
と見ることもできます。
でも、
「人の痛みがわかる人」
と見ることもできます。
見ている現実が違うのではありません。
見ている目線が違う。
そして、
目線が変わると、
認識も変わります。
私は思うのです
人は、
収入があるから価値があるのではありません。
仕事をしているから価値があるのでもありません。
その人が、その人として存在している。
そのこと自体に価値がある。
その上で、
仕事をしたり、
誰かを助けたり、
サービスを届けたりする。
だから私は、
仕事も、お金も大切だと思っています。
でも、
それは人の価値を決めるものではありません。
価値を社会の中で循環させるための、一つの手段なのだと思っています。
あなたは、どう思いますか?
もし明日、
収入がなくなったとしたら。
あなたという存在の価値まで、
なくなるのでしょうか。
私は、
ほんとにそう?
と、自分自身に問いかけています。
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