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この齢になっても未だに一度でできないことがある


はじめに


 若い頃は、歳を重ねると良し悪しにかかわらず経験が豊富になり、さまざま捗るのかと思っていた。世の諸々の技術は進歩し、そのあまりのスピードが早く、いつまで経っても追いつかないので早々に無謀な追跡を諦めた。その一方で、成人ならば当然できねばならないことができない。その最たるものは公的書類を揃えること。

きょうはそんな話。

コンビニで


 先日、車を売買するにあたり、役所などで印鑑証明や住民票などを揃えねばならなかった。簡単に揃えられる書類の部類と言っていい。融通の効かないわたしは、仕事の合間をぬいつつ揃えられない。ディーラーの担当者と話がまとまり、揃えてほしい書類一式を示された。今回はわりと機転が利き、ただちにその足でコンビニにマイナンバーカードを持参しつつ揃えようと立ち寄る。そのまま入手できたら店に引き返し、ただちに提出しようと考えた。

我ながらこれまでにないぐらい機転が利くと思いつつ、コンビニ店舗の多機能コピー機の前へ。ところが、たまたまシステムはトラブルでダウン。

しかもいつ復旧するかわからないとの表示。どうやら役所のシムテムに原因があり、他店に向かったところで同じこと。しかも運悪く金曜の窓口閉鎖間際でおそらく復旧するのは週明け。事前に送っていた「すぐに持っていきます」の返事をただちに撤回。

役所で


 週明けの仕事に向かう前に、書類を取り揃える上で万全を期すため、コンビニではなく役所へ直接向かった。ここならばコンビニのシステムの不具合とは関係なく、手渡しでもらえるはずと考えての行動。それは正しかったのだが、ふだん出入りすることの滅多にない場所。たしかここの窓口に来たのは3年前の引っ越し時以来か。

周囲の方々のようにスムーズには行かない。ここの勝手をもはや覚えておらず、いったん窓口付近を離れて、総合受付の方に伺う。丁寧に教えてもらい、その手順にしたがい番号札や持参したマイナンバーカードなど本人確認に必要なものを前もって取り出しておく。今回はこちらで必要物を記入するなどの書式はなく、窓口氏の問いに答えて取り揃えて頂く方式。

こちらならば当方によりミスを生じにくい。わたしの以前住んでいたところでは、「取り寄せや入手に必要な書類を申し込む書類」なるものが存在し、その記入がいつも苦手だった。どうも深読みしてしまい、独自の解釈をするのでほしいものが1回で手に入らず、おそらく他の方々の2倍も3倍も時間がかかってしまうことがたびたび。

しかも取り揃える枚数を間違い、再び20キロの距離を運転して舞い戻るなどをよくやっていた。それ以降、必要枚数プラス1~2枚ほど頂くように。たいていは無駄になりがちだが、それでも心を穏やかに維持するにはいい。

おわりに


 役所関係の書類を1週間ほど遅れた形で翌週末にはなんとか揃えて提出できた。今回はこれとは別に3つやらかした。1つ目は、店で必要とする車検証の持参を忘れていったん家にもどった。2つ目は、記入して提出する書類(5つほど)のうち3つを書き損じていて店で書き直した。3つ目は、売った車に私物を置き忘れて店に取りに向かった。こうして本来ならば2度で済むところを4回ほど店に向かった。

こうした余分な行動は、たびたびあるのでいつもどおりと言っていい。家を出るときに必ずチェックをしているはずだが、注意を向けた方はできている。ところが、どこかべつで抜けてしまいおろそかになり、余分な手間がかかりがち。こうした役所や届けの必要なものを揃えて提出することは最たるもの。むしろすんなり行くときほど何かやらかしていないか気になるぐらい。

きっと何かあるだろうなと着手時点で思ったが、今回もやはりそうだった。


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