しごとの種類によっては、いまひとつと思われがちな地域のほうがかえって起業がうまくいく場合もあるような・・・
はじめに
転職以降をこうしてふりかえる。街中で起業したらおそらくうまくいかなかったかもしれないと、やめたいまになってふと思った。その理由はいくつかありそう。難しいと思われがちな地域で食べていくだけのスモールビジネスを開始するのは、ライバルがいない分だけ選びようによってはやりやすいのでは。
きょうはそんな話。
しごと選びは困りごとから
中山間地の限界集落。そのなかでこどもたちを相手にどうにか学習サポートを20年あまりつづけて、今春店じまいした。ここでやれたおかげで自分に自信がついたといえる。
ほかにもここならばというスモールビジネスのかたちがいくつかあると知れた。むしろ現在暮らす街なかではほぼどんな業種や業態でもほぼ必ずライバルがいて、むだにその面で差別化やなにかで神経をすり減らしただろうなと思う。
小さな事業、つまり生活のほうをミニマムにできれば事業として成立しそう。めやすとして個人事業税を納めるほど(事業所得290万円以上)でなくてよければなおさら。実際はそれを超えて青色申告する(余分に控除を受けられる)だけのことはおぼえて家族をやしなえたわけだから、個人事業としては成立したといえそう。
ということは
やはりその地域で求められているものはなんだろうと見つけ出せるかどうかかも。限界集落間近であってもヒトは暮らしていかねばならない。それにはさまざまやってほしいこと、協力してほしい作業、人手が一時期でもほしい案件などが存在する。都会であろうと郊外であろうとヒトが暮らす以上さけて通れない。
そのどれか一部でも自らのやれそうなことはないか自問自答してみる。たとえば「ヤギのレンタル」で空き地の草をなんとかできないか。実際に需要と方法を想定して料金を定める。しごとのなくなる冬場のえさ代をどう確保してしのぐか、冬場にべつの事業と並立させないと、寂しがりやの鳴き声をどう対策するかなどなど、さまざま懸案事項が出てくるだろう。
ほかにも
日々の暮らしには必要最低限の食べものを確保せねばならない。店の乏しい地域では生鮮品の宅配は選びにくい。そうした品々中心の移動販売。山がちなら野菜はそこそこつくれても、肉や魚は入手しづらい。逆に海沿いならば野菜がほしい。それらの場所は山あり谷ありを越えた地域で両方近くに存在しがち。なにもそんなエリアを拡げなくとも自宅近くでいい。重い生鮮食品を運びつつ行き来する。
ガソリン代はかかるし、運転のほかにも野菜の仕入れや袋詰、値付けなどさまざま仕事は多い。それでなくとも車はトラブルの発生のリスクはある。車を寄せて店をひらける場所の確保や許可は多方面にわたりけっこうな手間。それらを乗り越えたら着手できる。
乗り越えたさきに
ひとつひとつのりこえようやく事業にもちこめる。それは生鮮品のみならず、手づくりの食品を移動販売しようとするならば、許可や講習などを受けねばならない。
上はあくまでも例えにすぎないが、いずれもそんなふうにさまざまな事業をえらんで、需要や形態を模索、調査する。収支の算段の際に
(悲観的収支+常識的収支)÷2
の式で採算を想定。
おわりに
困っている方々はすくなからずいる。そこへ手を差し伸べよろこんでいただけるのはやはりうれしい。意外なこと、ささいなことでも気づければ遠くからでも相談や連絡が舞い込む。そんなもの。
これがあったらなとヒトは思うもの。それにめざとく気づいて事業化できるかどうか市場を予測し算段してみる。そんなにむずかしいことではない。わりときちんと数字で出てくる。ノートにそうした数値を具体的にあげながら希望する売上や所得とくらべながらあれこれ算段する。その際に見落としがちな経費の項目に注意が必要。
中山間地だからライバルはそんなに出現しない。意外とみなさんリスクが高いと思いがち。じつはその逆なんだがと伝えたい。
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