学生さんたちのサポートの合間のスキマ時間で論文を書く作業を確保する
はじめに
しごとをすこしずつ大学でのサポートのほうに移しつつある。そのなかでやりたいことのひとつが論文書き。もちろん学生さんたちの学びがスムーズに進むのが「主」であり、いわば「従」のしごと。
この研究室には講座と呼ばれていた時代から連綿と蓄積してきた研究課題がいくつかある。それらについて論文になりかけのものを整理する。それなりに仕上がりそうなものがいくつかでてきた。
きょうはそんな話。
整理すると
長年にわたる研究の結果は、修士論文や博士論文を中心として報告されたもののほか資料やノートのかたちで整理・保存され、連綿と受け継がれている。もちろんその多くは論文となり、それ相応の研究資産となっている。そのなかで論文になりかけたが、いま一度の見直しが必要とか、考察がいまひとつ、あるいは機が熟すまでおいておこうと棚上げにしたものがけっこうある。
これらについてひとつずつ実験の経緯をふくめて、各々のノートや資料と照らし合わせつつまとめていく。どこが論文にするうえで論点や難点となったか、まとめる際に二の足を踏んだのはなぜかなどをひとつずつおさえていく。
文章にすると
ひとつのテーマについてみていこう。論文の骨子を「仮の」アブストラクトとしてまとめてみる。これはそんなに大層なことでなく、短いものなのですぐにできあがる。一言一句をしっかり科学的に補強できるだけの結果を持ち合わせているか吟味していく。
根拠の弱い個所については場合によっては引き継いだ学生の報告にないかチェック。たいていはのちの学生さんたちがそんなところをたいてい押さえている。こうしただれの目にもあきらかな部分に関してはもちろんだが、わりとマイナーな部分にも目を通さないと論文のレフリーたちは納得させられない。
イントロダクションは
アブストラクトはわりとやりすごせてもつぎに目にしがちな個所がイントロダクション。ここは論文の読み手に対し、主題を知るうえで必要なこれまでにあきらかになったポイントになる情報の経緯を置く。いわばレビュー。
ここはあくまでも客観的に公平で主要なものは網羅していないとならない。そこで本論文にいたるまでの課題を浮き彫りにしてそれをどう明らかにしようとしたかまでを述べる。
方法と結果は
ここは一気に書きやすい個所。読み手がここに目を通せばこの実験をそのまま追試できるように記すのが礼儀。
おそらくその通りやって結果が出ないのは、論文を書いたほうか、読んで追試した方のどちらかが間違っているのがふつう。
おわりに
ディスカッション(考察)に関してはわりと自由に書ける。結果をどう解釈するか論理的に客観的に述べる。もちろん推論とておなじ。イントロダクションで示したこれまでの結果と整合性がとれているか、べつの切り口や側面を見せつつ、浮かび上がったあらたな課題を明示できるか。
ここはいろいろ書き方がありそう。結果が明確であればわりとスパッと端的に記すほうが効果的な場合もある。そんな切れ味のいい論文をいつも書きたいと思うのだが。
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