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AIとやり取りしつつ再び推敲:この流れで読みやすくなり、敢えてたどたどしさを残してこそ私らしさが表出するらしい


はじめに


 このところ実践している、AIの支援を受けた文章作成の方法をメモしておこうと思う。3年後ぐらいに読み返せば、「こんなことをやっていたのか」と懐かしく思うはず。

それほど、ここ1、2年で文章づくりの根幹が変わりつつある。 すべて自分一人で完結させる場合もあれば、AIと相談しながら書き進めることもある。出来栄えがそれぞれ異なる点はじつに興味深い。

きょうは、そんな話をしてみたい。

文章づくりのアイドリング


 日頃、学術論文を記すための準備運動として、雑文を書き続けている。こうして錆びつきやすい頭を動かし、いつでもどこでも論文が書ける状態を維持したいという狙い。いわば論文書きのためのアイドリング状態。 果たして意図通りかどうかは定かでない。

しかし、AIが「手助けしますよ」と言ってくれる以上、使わない手はない。基本的に無料でそこそこの精度で利用できるのだから、使わずに避けるよりも、まずはその特性を知るほうが建設的だろう。

noteの日課


 アイドリングの場として選んだのがnoteへの投稿。日課として続けている。これが文章力の維持につながっているのかは分からないが、Amazonアソシエイトの広告収入が、わずかな文具代のお小遣いになっている。

衰えつつあるところを少しでも食い止め、あと何報か論文を書き残したい。そのためこうして文章を綴ることは、それなりの成果となって還ってくると期待している。

AIとの協働


 文章づくりのサポーターとしてのAIの能力は、ここ1、2年で格段に進歩したと実感する。専ら活用している無料版ですらこれほどなのだから、有料版を駆使している方々から聞く性能は、私の想像以上なのだろう。試しに触れてみると、無料版以上に細やかな仕事を遂行してくれるようで頼もしい。 実際、AIは分野によっては良きパートナーとなってくれる。

たとえば、noteのメンバーシップで行っている「まなびの森」の活動(非公開)では、大学1年生向けの毎週のレジュメづくりに大いに活用している。 所望するレベルに合わせた内容、レジュメ、資料、さらには理解度を測るテストまで、ほぼ同時に作成してくれる。私はその内容をチェックし、補足する程度だ。満足のいく内容と豊富な資料が提供される。もちろん、提示された引用元を必ず確認したうえで表記するようにしている。

こちらで「味付け」をする


 ただし、AIの提示するものはあまりに「優等生」過ぎるきらいがある。言い方はよくないかもしれないが、すんなり読めてしまうがゆえに、印象に残りにくい。デジタル教材にありがちな「やった感じ」になり、すんなり頭に入りすぎるあまり、あっさりと記憶からこぼれ落ちてしまう。

そこで私は、敢えて「汚して」いく。ところどころの文章に「緩やかな勾配」をつけ、読むスピードを抑えて注意深く読めるように仕向ける。具体的な工夫として、途中に問いかけの文をはさむ。そこで一度説明を止め、一瞬でも各自に考えてもらう……そんなプロセスを取り入れている。

おわりに


 こうしてAIと対話を重ねて推敲を経て、自分なりの文章に仕上げていく。そろそろAIにも、この手順と私の「癖」を掴んでもらいたい。 この流れで読みやすさを確保しつつ、敢えてたどたどしさを残すことで、私らしさが表出する。学生たちには、それが「血の通った」内容として届き、より深い理解と定着につながってくれるのではないか――そんな淡い期待を抱いている。


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