チャールズ・モンロー・シュルツの描いたライナス・ヴァンぺルトの「安心毛布」の存在っていったい何なんだろう
はじめに
わが子の「安心毛布」は小さな布製の子犬のぬいぐるみだった。外遊びするにも眠るのにもいっしょにふとんに入り片時も離さない。スキを見て洗濯。そのたびにほつれて補修をくりかえし外形がすこしずつ変わっていく。
チャーリー・ブラウンの親友のライナス・ヴァンぺルトにとってはブルーのブランケットがそんな存在。チャーリーはそれを奪おうと何度もやってみたがうまくいかない。「安心毛布」っていったい何なんだろう。
きょうはそんな話。
だいじな存在
「ピーナッツ」は長く親しまれている漫画。スヌーピーはキャラクターとして親しまれる代表格。もはや誕生以来4分の3世紀。アニメにもなりわたしのこどもたちもビデオに録画し何度もたのしんだ。わが子のお気に入りで、こどものころの持ちもののいくつかがこれ。
わたしも幼少のころから親しんでおり、まんがをよく読んだ。チャーリー・ブラウンと飼い犬のスヌーピーとのかけあいだけでなく、周囲の友人たちもそれぞれ個性的。なかでも親友でしかも弟分のようないつも安心毛布をかかえたライナスの存在は印象に残る。
わが子も
さてわが子もこのライナスのように「安心毛布」をいつも抱えていた。毛布でなく小さな犬のぬいぐるみ。これをいつも小脇にかかえて離さない。
うたた寝をして手もとをはなれて目覚めるとさがしまわる。そのようすを最初はおもしろがっていたが、そのうち多少気になり、まあ時期が過ぎれば手放すだろうと思っていた。
いまふりかえると乳飲み子のこの子がものごころつくかどうかの時期に長期の国内留学。家族全員引き連れ、ようやくそこからもどりしばらくのこと。思い返すと、慣れない環境で不安を与えてしまったのかも。あるいは理由はほかにあるかもしれない。
ライナスは
どんなにチャーリー・ブラウンがライナスの毛布を奪おうとしても、それはライナスの百戦錬磨の経験からむずかしい。ライナスは心得ていてそれをみごとに回避して、毛布に頬ずりしている。
まさに一心同体。彼のこころの安寧に欠かせない存在。たしか大学の心理学の講義でいろいろ説明があったような。母親の代替とか、こころをおちつかせる象徴的役割がそこにあるにちがいない。
はたして
シュルツはそこに何を織り込もうとしたのか。名前からしてチャーリー・ブラウンの存在は著者の反映だろうし、そんな友人がいたのかもしれない。ライナス自身は3人兄弟の真ん中。まだ幼い弟(リラン)はいるし姉(ルーシー)は強力なキャラクター。そんなふたりにはさまれたライナス。
ふだんから周囲からの愛情をほしがる存在だったのか。
おわりに
チャーリー・ブラウンをつうじてシュルツはいろいろ自身の想いを表現しているように思う。まんがのコマにけっこうな長ぜりふのはいることも多い。スヌーピーやルーシーはそんなチャーリー・ブラウンを茶化したり、親身になって聞いているかのよう。
彼の友人としてどっちかというと弟分のような存在のライナスだがやはり気になる。
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