No.04:なぜ「自分はダメな人間だ」と思うのか。狭まってしまうあなたの可能性|時空ラボ
No.03では「全か無か思考」が招く劇薬について説明しましたが、「認知の歪み」の種類はほかにもあります。
特に珍しくもない話ですが、例えば仕事でミスを起こしたとしますよね。
挙げればきりがないですが、やるべき業務を失念したり、作成した資料の誤りを指摘されたり、上司からやり直しを要求されたり……。
そんなときに「自分はダメな人間だ」と思ってしまうことがないでしょうか。
◎1回の出来事を一般化してしまうネガティブ思考
いずれにせよ自分は悪くなくても、好ましくない出来事が発生することは、よくあることです。
しかしネガティブ思考に陥ってしまうと、これをこじらせてしまいます。
極端な例を挙げると「私はダメな人間だ」「生きていてもしょうがない」などと思ってしまうわけです。
極端ですよね。
1回(複数回?)、良くない出来事があっただけで、自分がダメな人間であるはずはないのです。
この「認知の歪み」を「一般化のしすぎ」といいます。
◎1度起こった事実=普遍ではない
これはもったいないことです。
たまたま起こった良くない出来事を普遍的な事実として受け止めてしまうわけですから。
こうした普遍化(一般化)がどんどん蓄積されると、自分の行動そして可能性をどんどん狭めてしまいます。
例えば会社の同僚を飲みに誘ったら、用事があるという理由で断られてしまった……。
当然がっかりする気持ちはあるかと思いますが、「ダメだった。次も断られるに違いない」と考えてしまうのは「一般化のし過ぎ」でしょう。
◎実は「一般化のしすぎ」は悪いことばかりではない
なお、「一般化のし過ぎ」は自分なりのノウハウ・知見でもあるため、実は悪いことではないのです。
もし何かのトラブルに対応せざるを得ないとき、過去、一般化によってノウハウが蓄積されていれば、深く考えずとも正しい対処ができるでしょう。
問題は「一般化のしすぎ」が悪い方、つまりネガティブに働いてしまうことなのです。
◎「一般化のしすぎ」をこじらせてしまうと……?
なお、「一般化のし過ぎ」に限らず、こうしたネガティブな思考が、なかなか引きはがせないことがあります。
特にメンタル面で弱っていたりすると、もっと世の中の悪い面にだけフォーカスしてしまい、良い面が見えにくくなってしまうのです。
これは「認知の歪み」における「心のフィルター」です。
ポジティブな出来事がフィルターにかかってしまい、見えなくなってしまうことはないでしょうか。
でも思い出してみてください。
例えば嫌なことが多かった一日……。
同僚とのちょっとした会話がなぜか盛り上がった、いつも食べているランチが今日は意外とおいしかった、不安に思っていたタスクが順調に進んだなど、小さいながら良いこともいろいろとあったはずなのです。
今回はここまでにしましょう。
本記事の続き、No.05では「マイナス化思考」について考えてみたいと思います!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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