【ちび創作大賞】VOID_404アニキさんのテーマ「あの日の選択」より 小さな「やってみよう」が大きくなるとこもある。
2020年、コロナ禍。
私は仕事を辞めた。
神経をすり減らしていた。
ちょうどよかった。
毎日頑張っていたけど、もう頑張れなかった。
世の中も止まっていたし、「今なら休んでもいいかな。」そんな気持ちだった。
あのときの私は、将来にワクワクなんてしていなかった。
むしろ、少し投げやりだった。
そんな頃、NFTというものを知る。
自分のイラストを売ってみたい。
そのためには、イーサリアムという仮想通貨が必要だった。
作品を出品するためのガス代だ。
「どうせ買うなら、まとめて買っておこう。」
そんな軽い気持ちだった。
ついでに、失業保険でもらったお金もイーサリアムに替えた。
今思えば、ずいぶん思い切ったことをしたなと思う。
でも、当時は違った。
「下がってもいいや。」
「なくなっても仕方ない。」
それくらい未来に期待していなかった。
だからできた選択だったのかもしれない。
数年後。
イーサリアムは約10倍になった。
この話だけ聞くと、
「先見の明があったんですね。」
と言われるかもしれない。
でも、本当に違う。
私は投資の天才でもないし、未来が見えていたわけでもない。
ただ、自分のイラストを売ってみたかった。
その運用資金が、たまたまイーサリアムだった。
それだけの話だ。
私は、この出来事を自慢とは思っていない。
運もあった。
タイミングもあった。
いろんな偶然が重なっただけ。
だから今、副業もあまり焦っていない。
もちろん働く。
でも、「もっともっと稼がなきゃ」と追い込むことはなくなった。
その代わり、質素な暮らしを心がけている。
コロナ禍が明ける頃、ステイホーム中の近隣住民の電子タバコが原因で化学物質過敏症になった。
香料や添加物が入ったものを食べられなくなった。
外食は、まずできない。
「何が入っていますか?」
聞けば教えてくれるのかもしれない。
でも、そのひと手間をお店にお願いするのが申し訳ない。
また、私が食べられるものだったとしても、他のお客さんや店員さんの香料が体に障るのだ。
だから私は自炊を選ぶ。
その方が自分や周りの方にとっていい。
結果として、お金もあまり使わなくなった。
節約しようと思ったわけじゃない。
安心して暮らそうと思ったら、自然とそうなった。
人生って、不思議だ。
あの日、仕事を辞めたこと。
NFTをやってみようと思ったこと。
イーサリアムを買ったこと。
行き場のない気持ちを抱えてnoteを始めたこと。
書くことで、少しずつ心が軽くなっていった。
全部、「なんとなく」や、「仕方なく」の選択だった。
でも、その「なんとなく」が、今の私を支えてくれている。
未来は誰にも分からない。
だから私は、これからも小さな「やってみよう」を大切にしたい。
人生を変えるのは、大きな決断じゃない。
案外、あの日の何気ない選択なのかもしれない。🍓

※仮想通貨(暗号資産)についての注意事項
当時、本文に記載されているように投げやりで購入したのもそうですが、
自分なりに徹底的に調べ、リスクを最小限に抑えられる範囲で購入しました。
ですので、決して誰にでも仮想通貨をおすすめする意図はありません。
また、現在は仮想通貨をすべて手放しており、市場の動向も追っていません。
投資にはリスクが伴います。
あくまで私の体験談として受け止めていただければ幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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