Episode 168 分かっていても事故るのです。
「カリスマ」って言葉をどのように考えますか?
良く「カリスマモデル」とか「カリスマ美容師」とか、特定の分野で秀でていて人を引き付ける魅力のある人って意味合いで使われることが多いのでしょうかね。
この場合のカリスマは、立っているだけで「オーラ」が出ているくらいの強い神秘性を備えているんでしょうが、そこまで強くなくても、人の上に立つ立場の人は一定以上のカリスマ性が必要なんじゃないかな…と思います。
「理想の上司」とか、テレビで話題になったりします。
ドラマとかのイメージが強いのだと思いますけど、「この人が上司だったらなぁ…」って、結局は人を引き付ける魅力の問題じゃないですか。
一般社会の中でも、上に立っていてありがたい上司と、不快な上司っているワケですよ。
私もその両方を経験してきたワケです。
一般的な営利企業の場合、上長に昇進する人は個人で一定の業績を収めた人です。
池井戸潤原作のテレビドラマ「下町ロケット」に出てくる神田正輝が演じる的場取締役と、吉川晃司が演じる財前部長なんて、正にその対極ですよね。
あのドラマは「これでもか!」ってくらい、その部分をデフォルメしているのは分かっているのですが、結局のところ、最終的には下に疎ましがられる上司は、頂上まで上り詰めることは出来ないのだろうと私は思います。
もちろん、的場取締役の本当の姿も「完全な悪役」だったわけではないでしょう。
ドラマで描かれるような「真っ黒」では、取締役に昇進できるとは思えませんもの。
一定以上の「取り巻き」を用意できるくらいのカリスマ性はあったのでしょうね。
物流部門で上司のフォローをすることになった私ですが、データの中から問題点を指摘し、改善案を示したところで「はいそうですか」と数字が改善するワケがないのです。
指示する上司と、権限のない現場。
その昔、映画「踊る大走査線 THE MOVIE」で織田裕二が演じるの青島俊作巡査部長が放ったかの名セリフ「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」を地で行く話です。
そこには地道な作業の積み重ねが結果を出す現場の努力があって、努力の集大成が目標達成の原動力になるのです。
「じゃぁ、やって。」の一言で現場を私に丸投げされても…。
この言葉には、一定の権限移譲は含まれるのでしょうが、その線引きが難しい。
私はコミュニケーションを伴ってリーダーシップをとる仕事に向いていません。
特に上下関係ではなくて対等の関係であれば、理由もなく現場を仕切るように見えたでしょうね。
その背景には、致命的なコミュニケーション能力の欠如があったのです。
定型者なら、そこの部分を上手くコミュニケーションとって仕事を進めていくのでしょう。
そうやっているうちに人の上に立つコミュニケーションスキル(≒カリスマ性)を身に付けるのだろうと思います。
私には、人をまとめる力がない。
それはASDとしての私は分かっていても、クローズ勤務の上司が知る由もないのです。
今回の物流部門のできごとは、私自身の欠点を人に話せず内側に閉じ込めて…自滅です。
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