見出し画像

水瓶座のあいだ、えっちじゃないのに、どうしてこんなに。

太陽が水瓶座に入って、
空気の余白が増えた気がしてる。

なにかを深く抱くよりも、
すこし距離をあけて眺めるような。

誰かと過ごしていても、
ほんとうのところでひとりになってしまうような。

そんな季節。

べつにさみしいわけじゃない。
でも、ふとした瞬間に胸の奥が、すこし揺れる。

それは愛情じゃなくて、
熱でもなくて、
ちゃんと名前のつかないなにか。

たとえば、
誰にも見られていない自分を思い出すとき。
たとえば、
誰にも触れられていないのに息が乱れる夜。

そこには理由がなくて、
でも、たしかに揺れているものがある。

水瓶座のあいだに疼くのは、
濡れる色気じゃなくて、
にじむ気配みたいなもの。

風のようにすり抜けて、
でも、消えずに残る。

触れられたいんじゃなくて、
気づいてほしいわけでもない。

それでも、
わたしの中のなにかが、
ふいに、あなたに向かってほどけてしまう。

あのとき言えなかった言葉。
すれ違ったままのまなざし。
あと一歩、踏み込めなかった夜。

全部、終わったはずなのに。
なにも始まってすらいないのに。

どうして、
こんなにも、思い出してしまうんやろう。

どうして、
こんなにも、泣きたくなるんやろう。

水瓶座は「自由」をくれる。

でもその自由の中で、
ほんとうのわたしが、
ぽつんと座っている気がするときがある。

抱かれたいわけじゃない。
求められたいわけでもない。

ただ、
あなたの目の前で、
わたしのままで、震えていたかった。

それをうまく言葉にできなくて、
うまく距離も縮められなくて、

だから、
ただこの季節に、
思い出してしまうんやろうな。

あの夜の気温。
帰り道の沈黙。
まだ乾ききらない、わたしのなかのなにか。

えっちじゃないのに、
どうしてこんなに、
あなたのことを感じてしまうんやろう。

あれから何日もたったのに、
この胸のざわめきは、まだあなたの続きみたいに
わたしの中で静かに響いてる。

風が、冷たくなるほど、
わたしのなかだけ、あたたかい。

あたたかすぎて、
ひとりでは、少し、持て余す。

――ほしのりりす🌙
感じるよるの占星術


よんでくれて、ありがとう。
感じたままに、水瓶座について、綴ってみました。
よかったら、こちらも読んでください。

(…そして、もしよければ)
りりすのことばを、もうすこしだけ。


いいなと思ったら応援しよう!

ほしのりりす🌙🌑感じるよるの占星術 読み終えて、なにかが残ってしまったなら── その余韻を、そっと返してもらえると、うれしいです。 わたしはまた、ひらいて書ける気がします。