「ひとりでやっているなら、安いんですよね?」と言われて考えたこと
私はひとりで税理士をしています。
従業員はいません。
お客さまをお迎えするための事務所も構えていません。
そう聞くと、
「固定費が少ないんだから安くできるんじゃないの?」
と思われるかもしれません。
でも、そういう考え方はしていません。
むしろ私は、最初から数を追う働き方を選んでいないのです。
🌿自己紹介🌿
本間会津子(ほんまあつこ)
・東京都練馬区のひとり税理士(2008年登録)
・会計事務所5回転職⇒2017年独立
・「仕事だけが人生じゃない、遊びも大切」がモットー
・個人事業主や小さな会社のサポート、相続税申告
・顧問契約なし1回きりの申告、相談も受けています。
たくさんのお客様を抱えたいわけではない
会社員だったころは、「たくさんこなすこと」が正しいとされていました。
たくさん担当して、
たくさん処理して、
たくさん売上を上げる。
それが評価につながる世界です。
しかしその結果、
寝ても疲れが取れない。
誰かから連絡があると、心がザワッとする。
ずっとやることに追われている。
気づけば余裕のない毎日を送っていました。
独立してからは、一つ一つの仕事に丁寧に向き合うため、
「数は追わない」と決めました。
お客さまの話を聞く時間もほしい。
役に立つ情報をきちんとお伝えしたい。
調べものをする余裕がほしい。
自分自身が疲れ切った状態で仕事をしたくない。
そう考えると、どうしても受けられる件数には限りがあります。
安くする代わりに数を増やす働き方は選ばなかった
もし料金を安く設定するなら、その分たくさんのお客様を担当しなければなりません。
そうすると、どうなるでしょう。
ひとりひとりにかけられる時間は減ります。
相談への返信も遅くなります。
忙しさに追われて、新しい知識を学ぶ時間もなくなります。
そして何より、自分自身が疲れてしまいます。
私はそういう働き方をしたくありませんでした。
だから、料金を下げて件数を増やすのではなく、適正な料金をいただきながら、対応できる人数を絞る。
そんな形を選んでいます。
ゆとりは贅沢ではなく、サービスの一部
「ゆとりがほしい」というと、少しわがままに聞こえるかもしれません。
でも私は、ゆとりはサービスの質に直結すると思っています。
焦って作った申告書より、冷静にチェックした申告書のほうがミスがありません。
慌てて作った資料より、落ち着いて確認した資料のほうが正確です。
急いで返した回答より、一度調べてから返した回答のほうが安心です。
疲れ果てた状態で相談に乗るより、余裕のある状態で話を聞く方がお客さまのためになります。
だから私にとっての「ゆとり」は、自分のためだけではありません。
お客さまに良いサービスを提供するための土台でもあるのです。
ひとり仕事の人は似た価値観を持っている気がする
これは私の勝手な想像ですが、ひとりで仕事をしている人には、
「とにかく売上を最大化したい」
という人よりも、
「仕事も大切だけど、人生全体も大切にしたい」
という人が多い気がします。
家族との時間を大事にしたい。
趣味も楽しみたい。
健康を犠牲にしたくない。
好きな仕事を長く続けたい。
そんな価値観です。
もちろん、お金は大事です。
私も必要な利益はしっかり確保したいと思っています。
でも、お金のために毎日を犠牲にしたいわけではありません。
だから、価値観が合う人と仕事がしたい
税理士を探している方の中には、
「とにかく安いところがいい」
という方もいると思います。
それはそれでひとつの考え方です。
ただ、私がご一緒したいのは、
「必要な税金はきちんと払う」
「その代わり、仕事もプライベートも大切にしたい」
「無理な拡大より、長く続けられる働き方をしたい」
そんな考え方を持っている方です。
私自身がそういう働き方を目指しているからです。
ひとりで仕事をしているのは、安く売るためではありません。
自分が大切にしたい働き方を守るため。
そして、その価値観に共感してくださる方と、長くお付き合いするためです。
独立して数年。
自分が作りたいのは「税理士事務所」ではなく、「仕事も人生も大切にできる働き方」だと思っています。
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ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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