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法律相談は、法テラスと弁護士会どっちがいい?債務整理と詐欺被害で迷った僕の答え

詐欺被害で、270万円の借金が突然降ってきたとき、
正直、最初は何をどうすればいいのか、全くわからなかった。

調べてみても、出てくるのは「法テラス」と「法律相談センター(弁護士会)」だけ。
どちらも「法律相談」ができるらしいし、「無料」と書いてある。

だけど、何が違うのかさえも分からない。
法テラスは公的制度なの?
弁護士会の法律相談センターは民間なの?
本当に無料なの?
何回でも相談できるの?
収入制限はあるの?

ネットの詐欺(なりすまし)に遭って借金を背負った僕にとって、これらの違いはまさに命綱だった。

間違いたくない。
失敗もしたくない。

だから、勇気を振り絞って、両方の窓口に足を運んでみた。

そこで知ったのは、制度の違いだけじゃなくて、もっと大きな「温度の違い」だった。

そして、その温度差は、僕の未来を大きく左右するものだった――


1. 法テラスとは?無料相談は原則3回まで、収入基準もある

「無料で弁護士に相談できる場所」として、一番有名だからだ。

あの日、詐欺被害でカードローンの270万円もの借金が発覚したとき、頭はほとんど動いていなかった。

何をどうすればいいのか、まるで見当もつかないまま、ただ「無料の法律相談」という言葉にすがるように、足を運んだ。

法テラスは、国が関与する公的な法律支援制度だ。
収入や資産が一定基準以下であれば、弁護士に無料で法律相談ができる。
それだけでなく、調べていくうちに知ったのは、原則3回まで無料で相談できるということ。

3回。

その数字に、少しだけほっとした。
一度きりではない。やり直す余地がある。

また、条件を満たせば弁護士費用を立て替えてもらえる制度もある。
「お金がない人の味方」
――そんな印象を持った。でも、その裏には緊張もあった。

自分は対象なのか、ギリギリなのか、審査に落ちたらどうなるのか。
無料という言葉の裏に、少しだけ気まずさも感じていた。

それでも一歩踏み出したのは、未来を変えたかったから。
何もしなければ、今の状況は変わらない。それだけは確かだった。

2. 弁護士会の法律相談センターとは?所得制限なし。でも無料とは限らない

正直に言うと、最初は「法テラス」との違いがよくわからなかった。
どちらも法律相談ができて、「無料」と書かれている。
だけど、仕組みは少し違う。

弁護士会は、各都道府県にある弁護士の団体だ。
東京には、「東京弁護士会」「第一東京弁護士会」「第二東京弁護士会」がそれぞれ運営している。
そして、それぞれが法律相談センターを持っている。

一番大きな違いは、
所得制限がないことだった。
収入がいくらでも、原則として相談できる。

ただし、ここがポイント。

相談内容によって料金は変わる。
たとえば「消費者問題」や「企業とのトラブル」、「債権回収」は有料(5,500円)だったが、「借金問題(債務整理)」には無料枠もあった。

ただし、無料の回数や運用はセンターごとに異なる場合がある。
事前に確認しておいたほうが安心だ。

要するに――

「誰でも相談できる」けれど、
「何でも無料」というわけではない。

この違いに少し戸惑ったけれど、理解を深めることで、自分に合った選択肢を見つけることができた。

いま振り返ると、どちらも大きな役割を果たしてくれた。

「制度の違い」だけじゃなく、「温度の違い」があった。
どちらも、僕にとっての命綱だった。

そして、これからの未来を、少しずつ、少しずつ動かしていくための一歩を踏み出したのだ。

3. 新宿の法律相談センター(あえて有料(5,500円)を選んだ理由

新宿の法律相談センターでは、
自分の相談内容を自由に選べた。

「借金相談(債務整理)」か、
それとも「消費者問題(企業とのトラブル)」か。

借金相談(債務整理)を選べば、もちろん無料枠がある。
実際、債務整理なら3回までは無料で相談できると説明を受けた。

だけど、僕はあえて「消費者相談(問題)」を選んだ。

その理由は、シンプルだった。
僕は、まだ“整理”したくなかった。

ネット詐欺(なりすまし)で作られた借金。
ネット銀行のカードローン、270万円の債務。

本当にこれが自分の責任なのか。
銀行と戦える可能性はまだあるのか。

まず、その答えを知りたかった。

「減額できる可能性はありますか?」

そう尋ねたとき、弁護士さんはこう答えた。

「銀行はメンツがあります。
帳消しや減額などは、やりたがらない」

その言葉は、一瞬、冷たく感じた。

でも、同時に、それは現実だった。

銀行は営利企業だ。
内部では、「なぜ減額したのか」と問われる。
担当者の評価にも影響する可能性がある。

簡単に妥協する構造ではない。

そのとき、少し刺さるような感覚もあった。
だけど、同時に、現実を突きつけられた瞬間でもあった。

あの5,500円は、
「希望」を買ったのではなくて、
「現実」を知るための、たった一つの確認だった。


もうひとつ、あのとき知ったことがある。
弁護士は、必ずしも名刺をくれるとは限らない。

相談の最後、その弁護士はこう言った。

「勝算が分からない案件で、30万、50万円と弁護士費用をいただくのは心が痛い。だから名刺はお渡しできないかもしれません」

相談には乗る。
でも、それ以上は踏み込まない。

あのときは少し戸惑った。
でも今思えば、それも一つの誠実さだったのかもしれない。

弁護士にも、得意分野がある。
そして、積極的に受けたい案件と、慎重になる案件がある。

名刺をもらえなかったからといって、
それがすべてを否定されたわけではない。

ただ、そういうこともある。
この事実は、知っておいて損はないと思う。

4. 蒲田の法律相談センター|債務整理は無料だった

数日後、僕は蒲田の法律相談センターにも足を運んだ。

今度は「借金問題(債務整理)」として相談を申し込んだ。
案内されたのは、やはり無料の枠だった。

新宿とは違う入口。
同じ弁護士会の相談でも、分野や分類が変わると、空気も少し変わった。

担当の弁護士さんは、まずこう言った。

「裁判で勝つことと、お金を回収できることは別です。」

その一言で、僕の頭の中が整理された。

僕はずっと、「勝てるかどうか」にこだわっていた。
でも、現実はもっと実務的だった。

・民事と刑事は違う。
・裁判で判決を取っても、必ずしもお金を回収できるわけではない。
・詐欺と窃盗では、警察の動き方も変わる。

説明は冷静だった。
でも、冷たくはなかった。

現実を突きつけられるのは同じなのに、
受け取り方が違った。

それは、分野の違いなのか。
弁護士のスタンスの違いなのか。
あるいは、僕自身の覚悟の問題だったのか。

はっきり言えるのは、一つだけ。

弁護士には、得意分野がある。
そして、それとは別に“温度”もある。

同じ弁護士会でも、
相談の切り口や人によって、
まったく違う時間を過ごすことになる。

5. 弁護士には「得意分野」と「温度」がある

新宿で相談した弁護士は、
企業案件を多く扱っている印象だった。

銀行との交渉の現実、
減額の難しさ、
組織の論理。

説明は明快で、無駄がなかった。

だからこそ、少しドライに感じたのかもしれない。
冷たいというよりも、
「企業側の現実」をよく知っている人の言葉だった。

一方、蒲田で債務整理として相談した弁護士は、
どちらかというと“なんでも屋”のような印象だった。

専門分野に特化しているというより、
まずは話をじっくり聞いて、
状況を整理していくスタンス。

今振り返ると、それは
専門性の差というよりも、
人情の差だったのかもしれない。

どちらが正しい、という話じゃない。

企業と向き合う弁護士と、
生活再建に向き合う弁護士。

扱うテーマが違えば、
言葉の“温度”も変わる。

弁護士には、得意分野がある。
そして、それとは別に、“温度”もある。

同じ弁護士会でも、
分野が変われば、
空気が変わる。

⬇️法律相談センターの予約の取り方について(全国ホームページ)
法律相談センターの予約は、電話かネットで可能。ただし電話は時間帯によってつながりにくく、予約枠もすぐ埋まる。迷ったら、その場で予約しておくのがおすすめだ。

6. 法テラスと弁護士会、結局どっちがいい?

「どっちがいいのか?」
正直に言うと、その問い方自体が少し違っていた。

大事なのは、制度の優劣ではない。

✔ 収入基準の範囲内なら、まずは法テラス。
✔ 「何をしたい」が決まっているなら、弁護士会。
✔ 迷っているなら、両方行ってもいい。

相談は、一度きりではない。

そして一番大事なのは、
制度よりも、
「自分が何を求めているのか」を先に決めることだ。

・減額の可能性を探したいのか。
・債務を拒否できるか確かめたいのか。
・相手の刑事責任を問いたいのか。

目的がはっきりすれば、
制度は“手段”になる。

逆に、目的が曖昧なままだと、
どの窓口に行っても迷ってしまう。

僕は、両方行った。

それで、ようやく気づいた。

「どこに行くか」よりも、
「何を聞きに行くか」のほうが、ずっと大事だった。

7. 僕の結論|「目的」を先に決める

その答えが決まれば、
法テラスか弁護士会かは、「手段」になる。

完璧な窓口なんて、たぶん存在しない。

でも、動けば比較できる。
比較すれば、判断できる。

僕は、両方に行った。

だから、ようやく気づいた。

「どこに行くか」よりも、
「何を求めるか」が一番大事なんだと。

迷っているなら、まずは一歩踏み出してみてほしい。

あなたのその一歩が、
きっと、あなたの未来を切り拓くから。
きっと、大丈夫。



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