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弁護士の着手金と成功報酬、知らずに契約しかけた話

弁護士費用の仕組みを、正確に説明できる人はどれくらいいるだろうか。
おそらく、ほとんどの人は知らないはずだ。

僕もそうだった。

詐欺被害に遭い、借金問題を抱え、
はじめて法律相談、弁護士相談に足を運ぶまで、
弁護士費用が「着手金と成功報酬」で成り立っていることすら、
きちんと理解していなかった。

着手金?
成功報酬?

なんとなく聞いたことはある。
でも、それがどう違うのか。
いつ払うのか。
どのくらいが相場なのか。

当事者になるまで、考えたこともなかった。
そして、問題なのは、
着手金と成功報酬の説明がないまま、契約が進むことがある。

法テラスという言葉も、
弁護士費用の支払い方法も、
すべてが「遠い世界の話」だった。

でも、ネット詐欺の被害に遭った瞬間から、
それは一気に現実になる。

そして僕は、費用の仕組みを理解しないまま、
一括で支払おうとしていた。


1.  知らずに「一括で払います」と言ったのは、僕だった

僕は、詐欺被害のあと、弁護士相談に足を運んだ。
ネット詐欺の混乱はまだ収まっていなかったし、
借金問題の数字も、頭の中でぐるぐるしていた。

正直に言うと、
弁護士費用の支払い方法について、事前にリサーチはしていなかった。
着手金と成功報酬が原則だということも、
そのときはきちんと理解していなかった。

費用の説明はあった。
でも、どう支払うのが一般的なのか。
一括なのか、分けるのか。
支払いのタイミングはどう考えるべきなのか。
そこまでは、はっきり整理されていなかった。

そして僕も、
その場で深く確認する余裕はなかった。

だからこそ、こう言いかけた。

「一括でお支払いしましょうか?」

先生を信頼している、という意味で。
ちゃんとお願いしたい、という意味で。
誠実さを示したかった。

でも本当は――

支払いの仕組みを理解していないまま、
この不安から、早く抜け出したかっただけなのかもしれない。

債務拒否エンタメなんて言っている僕も、
このときばかりは、まったく冷静ではなかった。
無知だったし、余裕がなかったのだと思う。

2. 父に言われて知った、弁護士費用の原則

弁護士相談から帰ったあと、
父に電話で話した。

費用のことも、
「一括で払おうと思っている」と伝えた。

すると、父は静かに言った。
「弁護士費用は、着手金と成功報酬が原則だろ」

その一言で、
僕はようやく立ち止まった。

着手金と成功報酬。

言葉は聞いていた。
でも、仕組みが、自分の中で整理できていなかった。

ここで初めて、整理した。

■ 着手金とは
・弁護士に依頼した時点で支払う費用
・結果に関係なく発生する
・金額は弁護士ごとに異なる
つまり、「依頼を受けるための費用」だ。

■ 成功報酬とは
・成果が出た場合に支払う費用
・多くは回収額の◯%といった割合で設定される
こちらは、「結果に対して発生する費用」だ。

ここから先は、
実際に僕が提示された金額と、
契約しかけた総額のリアルを書きます。
「払う前の人」だけ、読んでください。

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