「このままでいいんだ」って、言われたいだけの夜もある──セロトニンの話
たまに布団がメンタルクリニック化する夜、ありませんか?
寒い夜、仕事も勉強も手につかなくて、布団にくるまってスマホいじってると、ふとこう思いませんか?
「このままでいいんだよ」って誰かに言ってほしい……。
できればちょっと年上の落ち着いた声で……
そんなとき、実はあなたの体の中で「あるホルモン」が静かに減っているかもしれません。
その名も、セロトニン。別名「布団の中にいる優しいホルモン」
セロトニンって聞いたことありますか?
「幸せホルモン」と紹介されることも多いけど、その役割はもっと地味で重要です。
ひとことで言えば、「このままでいいんだぁ~」と安心させてくれるホルモン。
たとえば──
朝、日光を浴びたとき
温泉で「ふぅ~」って言ったとき
風呂上がりに牛乳飲んで一言もしゃべらず静かにうなずいたとき
そういうとき、あなたの体の中でセロトニンがふわっと分泌されています。
「今のままでダメ」と言ってくるのは、もう一人の脳内ストーカー
でも、厄介なことに、私たちの脳内には「今のままじゃダメ!」と騒ぐやつもいます。
そいつの名前はコルチゾール。別名、ストレスホルモン界の応援団長です。
「あの資料まだ仕上がってないでしょ!」
「SNSの通知来てないのに何で見てんの?」
「痩せたいんでしょ?そのポテチ何?」
……みたいなことを四六時中言ってくる。
しかも、たちが悪いことに、完全に正論なんです。黙らせづらい。
セロトニン vs コルチゾール──布団の中の静かな戦い
でも、そんなときに「このままでいいよ」と言ってくれる存在がいるとしたら?
そう、それがセロトニン。
布団に入ってスマホをそっと伏せたとき
ベランダに出て空をぼーっと眺めたとき
玄関の鍵をかけ忘れて不安になってもう一度確認して「大丈夫だった」とわかった瞬間
そんなとき、セロトニンは「あぁ、平和ってこういうことかも」っていう感覚をくれます。
セロトニンを増やす最初の一歩は、光とリズム
「このままでいいホルモン」を増やす方法は意外とシンプルです。
朝に光を浴びること(カーテンを開けるだけでもOK)
軽くリズム運動すること(ガムを噛む、階段を使う、犬の散歩する)
極論、カーテン開けてその場で貧乏ゆすりでもOK。
脳は「揺れてる!あ!これはリズムってやつだ!」って認識するらしいです。
おわりに:あなたの中に、ちゃんと「安心装置」がある
セロトニンは、誰の中にも最初から備わっている「安心させる仕組み」です。
「やらなきゃ」と思って空回りしているときも、
「何もしたくない」と布団にくるまっているときも──
あなたの中には、ちゃんと「このままでいいよ」と言ってくれる
静かで、あたたかな仕組みが働いているんです。
それを思い出せる時間が、ほんの少しだけでも増えたら、
今日の自分に、ちょっと優しくなれるかもしれません。
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