「あと5分だけ...」が永遠に続く朝に。やる気は“太もも”から湧いてくる!?【セロトニンとスクワットの話】
朝6:30。 アラームが鳴る。手を伸ばして止める。 「今日は起きる」そう決意したはずなのに――
まだ寝ぼけた頭のまま、YouTubeを開いてしまう。 気づけば7:10。
朝にやる気が出ないのは「怠け」じゃない
あなたが悪いわけじゃない。 だって、本当に起きるべき、なのは「脳」なんです。
とくに、重要な件がある日などは起きるのがつらい。 プレッシャーのかかる日ほど、布団が妙にやさしく感じられるのは、脳があなたを守っている証拠。
鍵を持っているのは“抗重力筋”
朝、あなたを本当に起こしているのは、実は太ももやお尻、背中の筋肉たち。 これらは「抗重力筋」と呼ばれ、姿勢を保つための筋肉です。
ごろごろしているあなたは、まだその筋肉を使っていない。 この筋肉が活動しはじめて、ようやく脳の“やる気スイッチ”が入るのです。
そのスイッチの正体が――セロトニン。
セロトニンは「目覚め」と「安心」をつかさどる
朝、まぶたが開き、光を感じたとき、 網膜がセロトニンのスイッチを押します。
でも、それだけじゃ、起きるには不十分。
本格的な分泌のためには、体を「起こす」動きが必要なのです。
とくに抗重力筋を使うことで、脳にストレッチのような刺激が届き、 セロトニン分泌がスタートします。
起きてすぐの1回スクワット
アラームが鳴ったら、こんなルーティンはどうでしょう:
布団の中で深呼吸(これはOK)
ゆっくり目を開いて光を感じる
とりあえず上半身だけ起こしてみる
このまま少し維持しているだけで、徐々に目が覚めてくる
(腹直筋や腹斜筋など、抗重力筋が上半身の姿勢を支えているからこそ起こる目覚め。 )
体が起きる感覚がついてきたら、ベッドの横に座る
足を地面につけ、スクワットを一回だけ
たった一回でも、脳に抗重力筋からの刺激が届き、 セロトニン分泌が始まります。
「よし、今日はいけるかも」が湧いてくる
私も、本当に朝が苦手です。 30分ぐらい布団で気を起こすのを待つこともあります。
でもある朝、「とりあえず座ってみよう」と思ったんです。 目を開け、光を感じ、上半身だけ起こしてみる。 そのまま座っていたら、少しずつ覚醒してくる感じがありました。
そこから、ゆっくりと立ち上がって。
ただそれだけなのに、明らかに「起きたかも」の感覚が生まれます。
この変化は、意志の力ではなく、脳内物質の変化だったのです。
運動で「やる気ができる脳」に
運動が苦手な人も、スクワット一回だけでOKです。
むしろ、「一回しかやらない」ことで、 その日は「できた」感覚が残りやすく、 次の行動へのスタートラインになります。
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【本記事について】
この記事はKindleで発売中の本『やる気が出ない脳のしくみ』の内容をNote用に書き直したものです。
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