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【noteでBL】お題「地獄」の2作品まとめてあとがき

 はじめましての人も、前から知ってる方も、ごきげんよう。
 岡埜おかの 由木古ゆきこです。

 こちらの企画に参加しています。

 書いた2作品はこちら。どどん↓

2026年4月22日
丙午弥生六日
(文字数:約3500文字)



方言おまけ

(拓海目線で書いています。)

 入学時点での成績上位者は、学生組合の実行委員をやってくれないかって頼まれるから、忙しいと思うのに真一郎には委員会業務もある。
 大学内で見かけた、同じ委員会メンバーを呼び留めていた。

「山下しゃん」
 しゃん?

 山下さんもだけど真一郎の声が届いた範囲のみんなが振り返って、頭の中が覗けたら全員「しゃん?」の大合唱だったと思う。
「池島くん、今、噛んだ?」
「いや。どこも、噛んだ覚えは無いが」
 通じていないから隣にいた僕が訊き直す。
「今真一郎『山下しゃん』って言った?」

 途端に真一郎は赤くなった顔を押さえてうつむいていた。
「そう聞こえるのか。俺は『さん』と口にしたつもりなんだが」
 山下さんには僕が説明する。
「方言なんだよ」
「え。二人とも東京の人じゃないの?」
「違うよ。僕は地元だし真一郎は九州」

「だからさん付けで呼ぶのは苦手なんだ。女性にはなるべく丁寧でありたいと、思っているんだが」
「さん付けの『さん』は発音できてるけど」
「語頭だからな。そうか。さんを付ける前に一拍空ければいいのか」
「それも変な間が空いちゃうかなぁ」

 隣で聞いていた山下さんが、
「ひょっとして『先生』も『しぇんしぇい』って言っちゃう感じ?」
 そう言ってきた時点で僕は吹き出しそうになったけど、
「いや。それは小学生の頃から笑われ続けて直した」
 言うんだ、それ直したんだ、きっと真一郎のことだから一生懸命がんばって、と思ったらこらえ切れなかった。


地獄についての一家言

 Tiensティヤン, On y vaオニヴァ  a plocア プロック.
 さぁ、一緒に行こうか。地獄まで♪

 なんでフランス語で覚えているかって、新城あらしろ幸也ゆきや選手に対してピエール・ロランが言い放った文句の、再現を試みた事があるからです。
 サイクルロードレースの話です。 

 更なる余談ですが今回執筆中の脳内で鳴りまくっていたのは、
 BUCK-TICK『世界は闇で満ちている』です。
 ええ。語感が似ているだけで内容は異なりますが。

 今回のお題の一つ「地獄」は、私が長年こだわってきたテーマだったもので、ついつい約5000文字を2作品になってしまいました。
 さすがに前回の奈落から、今回の地獄に、上手いこと繋がってくれた不測の事態によるものだと思う。思いたい。そうあってくれ。

 タイトルもまさに私が日頃から思ってきた事をそのまま付けた。

 人それぞれが自分の地獄を生きていて、地獄に優劣は無いんだよ。
 その渦中で今苦しんでいる人にとっては、「まだマシ」だったり「大した事ない」だったり、「そのくらい乗り越え切れる平気平気」な地獄は存在しないんだよ。

 そして恋人同士になるという事は、お互いの地獄を聞き知って、その片鱗だけでも分け持つ事に他なりません。

 とは言えまだ今回は、拓海も真一郎も、地獄について語り始めたばかり。実態に本質までは語り尽くしていませんからね。出会ってせいぜい数ヶ月のところだしね。 

 

オタク、爆誕

 拓海が実家の教会の式典を、すっぽかす展開は考えてあったから、お題の一つの「土壇場でキャンセル」はここに持ってくれば良いとして、
 まさかカップリングお題「オタク×オタク」がくるとは。拓海と真一郎で書くのを一瞬諦めかけた。

 私自身のオタクの定義は極狭ごくせまで、マニアとは峻別されると思っているんだが、今回ばかりは定義の裾野を広げさせて頂いて、

 真一郎は(ちょっと他人からは信じてもらい難いほどの)勉強好きという設定にしていたし、まぁ学業オタクって事でいいかな。
 拓海をオタクにする予定は全く無かったんだけども、この際だから、人がオタクとして爆誕する過程を書き表してみようか。

 方言ネイティブの私が思っていたより方言の需要は多いようなので、私がこれまで通じなかったりして困ったエピソードを、拓海オタク目線で書いてみるとこれが楽しい楽しい。
 何せオタクだから。真一郎の全てが可愛く見えている奴を思考フィルターとして通しているから。

 そう言えば初参加作品の一行目から、拓海は真一郎独特の語り口調オタクに設定していたな。

 後半のブロック2は、なるべくやわらかめに表現しましたが、拓海は相当ヤバい状態です。いや、隠れていませんかね。結構おかしいですね。

 真一郎のオタク成分がちょっと弱いかなと思って、後半に隠れ○ヴァオタ要素を突っ込んでみました。
 当初は洪水のような語りも書き込んでいたんですが、文字数をオーバーしたもので、作品全体には必要の無い文言ですし削りました。

そしてきっと拓海も沼る


舞台は2000年頃なんだよ

 大学生でも半数くらいは新聞を取っていたし、一人暮らしであっても家には固定電話を引いていたんだよ。

 そして2000年当時の理系の学生・学者にとって、人前で大っぴらには公言しないけれども、密かに○ヴァンゲリオンが好きである事は、オタクというより紳士の嗜みであった気がするんだが。

 作品内容はともかく自分があれを好きになった理由には、相当量の下品が介在している事くらい分かっていますよ。だからこっそりと心の奥底に大切に仕舞っていたんですよ。
 カヲルくんとシンジのイチャラブなんて、俺の中のオス成分は求めちゃいねぇんだよ(大号泣)。でも私の中の女帝は大好きーーーっ♪
 個人の脳内ですらカオスなんだから、他人様の趣味嗜好に対して四の五の言ってはなりません。

 そうそう。環境系大学の第一号は、関西じゃなく九州にありまして、私がその一期生でした。

 私が男として生まれ出るような世の中であれば、バタフライエフェクトみたいなもので、環境系大学第一号が大阪に出来てもおかしくないかなと思って。
 その場合芦屋の大伯母様は、どうにか私を味方に取り込もうと働きかけるだろうし。私が女児として生まれた途端に「悪魔の子やろ」と吐き捨てて、雪が降る深夜をお供の人と帰っていった、リアル犬神家な大伯母様ですが。

 小説は事実とは異なりますが確からしさの積み重ねで構成されています。

  

執筆リアルドキュメント

 せっかくなので記録してみた。
 ホントにここまで読まなくてもいいからね(汗)。自分の執筆状況を、後に俯瞰で眺めたいだけだからね。

 3月18日の時点で、エピソードの一つを書き始めてしまっている。小ネタにするつもりがこの時点で3500文字を消費した。次回お題のうち地獄、だけが分かった状態で、他のお題二つを、果たして入れ込む事ができるのか。
 無理だと思ったのでおまけ部分は切り離してあとがきに突っ込む。

 3月23日お題発表。残りの文字数で他のお題二つを入れ込むのは不可能、と判断して、18日に書き始めたエピソードは全てあとがきに回した。
 やってやんよ宣言をしたのが12時頃。19時から20時まで1時間書いてしまっているがそろそろ夕飯を作らんとな。

 3月24日、アウトラインを書いただけで4200字……。とここで確かルール上、2作品まではオッケーだった事を思い出す。あとがき記事に回した部分を復帰させてどうにか5000字×2にしてやろうか。何せ小ネタは小ネタとは言え出来る事なら入れ込みたい。
 マリナ油森さんの「呑みながら書きました」をやってしまったので午後から眠たいのだが展開が脳内で広がり続けるので眠れないという。しかし点字翻訳今日の分は終わらせて、16時から執筆再開。19時に前半5000文字書き上げた。正味3時間、だが昨日や事前準備と合わせると7時間くらいか。

 3月25日、8時から10時まで、13時から14時半まで、16時から17時半までを、執筆に費やして後半5000文字を書き上げた。正味6時間。
 書き上げてしまうまでは他の用事がおろそかになるよねやはり。しかし月に一度、2、3日くらいは自分に許そう。それすらも禁止したらきっと深刻な禁断症状が出る。
 1時間くらいかけてこのあとがきを書いて、見直し推敲はするけどとりあえず完了。お疲れ様でした。

 3月26日、適当にごまかしてしまった一文に寝床で気付き、同時に修正案も思いついたので起きて即差し替え。
 3月27日、思い浮かんだイラスト追加。

#なんのはなしですか
#どうかしているとしか

以上です。
ここまでを読んで下さり有難うございます。

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