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社不生存録#7 社会のお荷物の作り方

前回に引き続き、僕という人間がどうやって産まれたかをお話させてください。
幼少期〜高校生までの記事はこちらを参照


高校生

2つめの転換期:配信

SNSにハマった。
今まで触ってこなかったものに触れられるようになってから、僕はとにかく自分を偽って人と交流したいと思っていた。
素の自分なんて誰からも愛されるわけがないと割り切っていた。

そんな中広告が目に止まった。
ゲーム生配信アプリ「ミラティブ」だった。
スマホでゲームを生配信し、見てくれる人と交流ができる。
これだ。
僕の求めていたもの、自分をいいと思ってくれた人と交流ができる場所。
僕はすぐさまダウンロードし、初配信をした。

配信内容は当時ハマっていたスマホゲーム、「#コンパス」。
配信を初めて数分で何人かやってきてくれた。
当然長い間見てくれる訳もなく、すぐに退出してしまったがそれだけでも楽しかった。
配信を毎日1時間繰り返し、2日・3日・1週間・1ヶ月・1年。
パソコンを手に入れてからはPCゲームである「APEX」や「VALORANT」などに手を出していった。
気づけばフォロワーは1400人。
決して多い訳では無いが、そこでかけがえのない友人たちと出会うことができた。
現在居候させてもらっている人も元は配信で出会った人だった。

僕は今まで人と話すことすら苦手で自分を表に出すのが怖かった。
でも、配信で慣れることができた。
自分が人気者になったと錯覚して暴走したこともあったが、それでも今人と話すことに抵抗が無くなったのは配信を続けていたからだ。

今は配信を辞めてしまったが、それでもそこで出会った友人たちとはゲームを一緒にしている仲だ。
最初は自分を偽っていたものの、今では素の自分を出すことができる数少ない友人たちだ。

大学生

転換期1:反抗

親の言いなりの人生。
そんな中唯一自分で決断したことがある。
それが大学選びだった。

僕は自分で言うのもなんだが、心優しい人間だと思っている。
人を助けたいという思いが幼少期から強くあり、困っている人がいればなけなしの勇気を振り絞り救いになってあげたいと思っている。

閉鎖的な中学生から高校生になった時、アニメやゲームに初めて触れた。
そこから共通の話題が生まれ、友人と話ができるようになった。
共通の趣味は人と人を繋いでいく。
友達の話題についていけなかった僕でも、その話題を知っていたら自然と話しかけてくれる人が生まれていく。
高校生活だってそう、配信だってそうだ。

娯楽の力は偉大だ。
塞ぎ込んでいた僕の心を癒し、人と人との壁を取り壊してくれた。
だから僕もそうなりたいと思うのは自然だった。
僕も娯楽に関われるようになって、僕と同じように自分を解き放てずにいる人達に届けたいと。

僕は両親に嘆願した。
「僕も娯楽を創作する側に回りたい」と。
しかし両親からは当然NOが出た。
不安定、周りの目、将来性。
あれやこれやと業界の悪い噂を集め、僕の心を折ろうとした。

あぁ、この人達は僕のことなんて見ていない。
あくまで自分の親としてのメンツを取り持つために普通の企業に属させようとしているんだな。

だから僕は嘘をついた。
その夢はもう諦めた。
その大学の違うコースに行くため、その大学に行かせて欲しいと。
結果、私は自分の望んだ大学に進むことを許された。


晴れて行きたかった大学に通うことになった僕は………、

怠けていた。

大学生活というのは堕落の日々だ。
行きたくない講義はサボったり、授業中に眠ったり、ゲームをしていたり。
挙句の果てにはパチンコに手を出し、ろくに労働もせず、1日の大半を家の中で過ごしていた。

行きたかった理由である夢のことすら忘れ、ただ堕落に溺れ夢を揺蕩う。
なんて愚かな人間。
もうこのままゆっくりと死んでいきたい。

転換期2:友人の死

ここは長くなるので別の記事で書かせて欲しい。
言えることはひとつ、僕は何をやる気力も無くなった。

転換期3:夢

友人が死に、何もやる気が無くなっていた大学2年生の冬。
目標に向けてひたすら努力するクラスメイトを見た。
彼らは本気で夢に向かって突っ走っていた。

己を恥じた。
堕落していたところに友人の死が重なり何もかもを適当に生きていた自分を。
彼らはひたすらに貪欲で、知識を得るために色々なことに挑戦していた。
僕も最初はあんなふうに夢を追いたいと思っていた。

その結果がこれだ。
夢を追う彼らを冷笑し、自分の堕落を肯定した。
彼らが眩しすぎて、目を閉じてしまっていた。
かっこいいなぁ。

人間は太陽に届くことはできない。
手を伸ばすしかできない。
でも彼らは、努力で翼を作り手を伸ばした。
そんな彼らを見て、僕も手を伸ばしてみたいと強く願った。

皆よりスタートが遅かった僕は、それでも追いつくために必死に努力した。
不格好な蝋でできた翼で羽ばたこうとした。

でもやはり届かなかった。
両親はそれを許さない。
両親の手を振り払おうにも、お金という別の試練が僕を阻んだ。
そりゃそうだ。
僕は何をするにも決断が遅すぎた、努力が足りなかった。
神様は堕落した人間を許さない。
僕の翼はもう折れてしまった。


最後に

改めて、自分の辿った歴史を文字にしてみるといかに自分が愚かかを理解できる。
結局全部親のせいにして、自分の努力不足を隠そうとする。
自分が夢を叶えられなかったのは、自由に生きられなかったのは僕のせいじゃない、と。
他責思考のクズ人間。
神様でさえ振り向かない。

そんなこんなで堕落し続け、終いには家なし職なし甲斐性なし。
誰も僕を愛さないし、誰も愛せない。
人嫌いの化け物の完成だ。
どうしてここまで堕落したのだろうか。
どうしてここまで信じれないのか。
どうしてここまで生きているのだろうか。

いつか死ぬとだけ言い残して、僕は今日も生きている。
無駄な人生を浪費している。
こんな人生に意味なんてあるんだろうか。

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