「深海」から浮上するかのように。
このごろのブログでは、Mr.Childrenの
『マシンガンをぶっ放せ』という曲について、
今、あらためて聴きながら思っていたことを
申していたですが。『マシンガンをぶっ放せ』及び、
この曲が収録される1996年リリースの
アルバム「深海」はすごいなあと思う。
現在44歳のぼくはアルバム「深海」の
リリース当時は中学3年生で、当初には
CDを友人から貸してもらったのか、もしくは
レンタルショップで借りて聴いたのか、
という記憶は定かじゃあないけれども、
その後、中古でCDを購入しました。
10代でお金もなかったし。そして、とくに
大学生でアパートの一人暮らしをしていたとき、
夜中、ヘッドホンで聴きながら
「深海」の音楽に浸ることもあった。
今はもうそんなふうにして、夜中、
さみしさの気持ちの中で「深海」を聴く、
ということはないが、そんなふうにして
アルバム「深海」には思い入れが深い。
中学生だった当時、及び、10代のころには
「コンセプトアルバム」というものも知らなかったから、
映画の物語のごとく音楽が進んでゆく、って、
すごいと思ったし。今聴いても、とくに
→『Making songs』→『名もなき詩』→『So Let's Get Truth』→
『臨時ニュース』→『マシンガンをぶっ放せ』→
『ゆりかごのある丘から』→『虜』→『花 -Memento-Mori-』→
という流れは本当によく出来ているなあ、
って、しみじみ思う。おそらく、ぼく自身が音楽の
アルバムの作品を好きなのは、ミスチルの
「深海」の影響がとてつもなく大きいと思われる!!!!
そして、Mr.Childrenの作品ではその後
「深海」から浮上するかのようにして、
作品を作られていた、とも解釈できる。
たとえば、映像作品
「regress or progress '96-'97 tour final IN TOKYO DOME」
で観ることができるライブでは、セットリスト中盤にて
「深海」の曲がアルバム曲順に演奏され、
そのラストの曲の『深海』が終わると、なんだか
別の世界へと訪れたみたいな演出、かつ、
深海からの脱出がコンセプトになっていたと思われる。
はたまた、2000年リリースのアルバム『Q』では
そのCDジャケットには砂漠の上のテーブルで
コーヒーを飲んでいる男性(桜井さんかな)が
潜水服をかぶっている。つまり、
肉体的には深海より浮上したけれど、
精神的にはいまだ深海の底に居る、
というメタファーだったやもしらないか。
そして、先日のブログで申しあげました、
『マシンガンをぶっ放せ』という曲が
あったからこそ作られたとも考えられる
『隔たり』が収録されている2005年リリースの
アルバム「I ♥ U」は「深海」からの影響が強い、
と、ぼくは解釈しているの。この「I ♥ U」のラストは
『潜水』という曲で、つまり
アルバム「深海」のラストの曲である
『深海』と同じく漢字二字の熟語のタイトルだ。
しかし、両者の歌の雰囲気はかなりちがう。
そうだ 明日プールに行こう
澄んだ水の中 潜水で泳いで
苦しくたって 出来るだけ 出来るだけ
遠くまで あぁ あぁ あぁ
あぁ 生きてるって感じ
あぁ 生きてるって感じ
つまり、『潜水』では
プールを潜水で泳ぐイメージで。
それはいわば、かつて
「深海」だと思っていたその水中とは
じつは「プール」のようだった、というふうに
時間が経つことによって思えるようになった、
と、ぼくは思う。つまりは、
身体が成長して大きくなった的な?!
Mr.Childrenのアルバムラストの曲で
漢字二字の熟語のタイトルと言えば、
最新アルバム「産声」における13曲目の
『家族』も好きなんだなあ〜。その歌詞では
【海原】とも歌われていて、それは
いわば『深海』や『潜水』の先にある
海の景色のようにも感じられるのよね。
令和8年7月27日
