決算書の種類と違いをやさしく|会社・投資・副業で出会う3つ【副業・スモールビジネス向け】やさしい決算書の読みかた⑧
副業が育ってきたら、自分も「決算書」って作ることになるのかな——
ふと、そんな不安がよぎったことはありませんか。
しかも調べてみると、決算書には「種類」があるらしい。
会社法だの、金融商品取引法だの、税務申告用だの。
正直、それを知った瞬間に、ちょっと身構えますよね。
「やっぱり難しそう」「自分には縁がなさそう」と。
この記事は、副業や小さな事業を始めた会社員の方に向けています。
「決算書、いつか自分も関わるのかな」と気になっている方に。
先に、いちばん大事なことを言います。
種類はあります。でも、型は1つです。
だから、一度読めるようになれば、会社でも、投資でも、副業でも、ぜんぶ使い回せます。
🟩「決算書には種類がある」と聞くと、身構える
決算書を調べると、こんな言葉が出てきます。
・会社法ベースの決算書
・金融商品取引法ベースの決算書
・税務申告用の決算書
3つもあるのか、と。名前も漢字だらけで、固い。
これを見て「やっぱり自分には難しい世界だ」と、そっとブラウザを閉じた人もいると思います。
正直、私も最初に勉強したころは、この"種類の多さ"でお腹いっぱいになりました。
でも、25年この仕事をしてきて、はっきり分かったことがあります。
種類の数は、ハードルじゃありません。
🟩でも、型はどれも同じ ―― P/L と B/S
3つの決算書。中身を開けると、出てくる主役は、どれも同じです。
・損益計算書(P/L)=もうけの計算書
・貸借対照表(B/S)=財産と借金の一覧表
会社法ベースだろうが、税務申告用だろうが、ここは変わりません。
土台になるのは、いつもこの2枚です。
つまり、「種類が3つある」というのは、まったく別の書類が3つある、という意味ではない。
同じP/LとB/Sを、目的に合わせて少し化粧直ししているだけ。
そう考えると、ぐっと気が楽になりませんか。
🟩あなたはもう、3つの場面で決算書に出会っている
① 会社で見る決算書(会社法ベース)
会社が、株主や銀行に「ちゃんと経営しています」と示すための決算書。
会社員なら、取引先の信用を確かめるときなどに、目にする機会があります。
② 投資で見る決算書(金融商品取引法ベース)
上場企業が、投資家向けにくわしく開示する決算書。
たとえば——高配当株を選ぶときに見るのが、これです。
「この会社、配当を払い続ける体力ある?」を確かめるための数字。
③ 副業で自分が作る決算書(税務申告用)
副業が育って、いざ確定申告となったとき。
青色申告(65万円の控除を受ける形)で出すのが、P/LとB/Sがそろった決算書です。
会社で見て、投資で見て、副業で作る。
場面は違っても、出てくるのは同じ型なんです。
🟩 違うのは「誰向けに、どのルールで作ったか」だけ
では、3つの種類で何が違うのか。
ざっくり言うと、「誰に見せるか」と「どのルールで作るか」だけです。
▼ 会社で見る = 会社法ベース
→ 株主・銀行に見せるもの
▼ 投資で見る = 金融商品取引法ベース
→ 投資家に見せるもの(開示がいちばんくわしい)
▼ 副業で作る = 税務申告用
→ 税務署に見せるもの(税金を計算するため)
型(P/LとB/S)は共通。
相手とルールが違うから、くわしさや細かい数字の決め方が、少しずつ変わる。
それだけのことなんです。
🟩 だから、一度読めれば、ぜんぶ読める
型が1つ、ということは——
P/LとB/Sを一度読めるようになれば、
・会社で取引先の決算書を見るときも
・投資で気になる会社の数字を見るときも
・副業で自分の申告書を作るときも
ぜんぶ、同じ目で読めます。
種類ごとに勉強し直す必要はありません。覚えるのは、土台の2枚だけ。
正直、これって、かなり"おトク"なスキルだと思っています。
一度身につければ、一生、いろんな場面で使い回せるので。
🟩 まとめ|種類は3つ、型は1つ
決算書の種類は3つ。でも、型はP/LとB/Sの1つだけ。
「種類がある」と聞いて身構えなくて大丈夫です。
別物が3つあるわけじゃない。同じ型を、相手に合わせて着替えさせているだけ。
だから、まず土台の2枚から。
それさえ読めれば、会社でも、投資でも、副業でも、ちゃんと通用します。
次は、その土台の1枚——損益計算書(P/L)から、のぞいてみませんか。
あなたが決算書に出会うのは、3つのうち、どの場面が先になりそうですか?🕊
さいごに
今日の話を、一行にするとこうです。
決算書の種類は3つ。でも、型はP/LとB/Sの1つだけ。
正直に言うと、私も最初は「種類が3つもある」と聞いて、勝手に難しく考えていました。
名前の固さに気おされて、肝心の「中身はどれも同じ型」に気づくまで、ずいぶん遠回りした気がしています。
でも、土台のP/LとB/Sさえ読めれば大丈夫。
会社でも、投資でも、副業でも、同じ目で読めます。
「種類がある」と聞いても、もう身構えなくていいんです。
あなたが決算書に出会うのは、3つのうち、どの場面が先になりそうですか?
コメントで教えてもらえると、とても嬉しいです。
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「型は1つ」とわかったら、あとは土台を1枚ずつ見ていくだけです。
まず最初の1枚は、もうけの計算書――損益計算書(P/L)。
「売上はあるのに、なぜか手元に残らない」。
次は、その違和感の正体を、損益計算書で整理します。
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