中学受験 塾選び|「大手塾=正解」ではない。経験者パパが外せない5つの基準を解説
4年間通って、やっと気づきました。
大手塾の「正解」は、わが家の正解じゃなかった。
正直に言います。
塾を選んだ最初の理由は、「自宅から一番近い校舎だったから」。
ただ、それだけでした。
そうして4年間で払った塾代は、432万円を超えています。
この記事は、中学受験を検討し始めたばかりで
「どの塾を選べばいいかわからない」と感じている親御さんに向けて書きました。
注意点①「家から近い」は、思った以上に大事
塾選びの最初の条件として、立地はとても重要だと感じています。
中学受験の準備期間は長く、週に何度も通うことになります。特に高学年になると、夜遅い時間まで授業があることも珍しくありません。小5からは校舎でのレギュラーの授業が週3回。小6になると、土日にNNの授業が朝から夜までありました。
わが家が早稲田アカデミーを選んだ理由のひとつは、シンプルに「自宅から一番近かったから」でした。
当初は「近いだけで決めていいの?」と少し迷いましたが、長い目で見ると、通いやすさは親子両方の負担を下げる大切な要素だったと感じています。
📌 ポイント
まず「無理なく通える範囲」で候補を絞り、そのなかで比較するのがおすすめです。
注意点②大規模校舎と小規模校舎、どちらが合うかは子どもによる
「大手塾の大きな校舎=安心」と思いがちですが、必ずしもそうとは限らないと感じています。
わが家が通った早稲田アカデミーの校舎は、早稲田アカデミーのなかでも有数の小規模校舎でした。息子が上位クラスに入ると、同じSSクラスは小4からずっと2人でした。
最初は「こんなに少なくて大丈夫?」と思いましたが、実際はその逆でした。先生が息子の弱点や思考の癖を数年かけて把握してくれて、個別に近い手厚さで見てもらえたのです。
一方で、大勢のなかで競い合うことで伸びるタイプの子もいると思います。「大規模か小規模か」よりも、子どもの性格に合った環境かどうかを意識して見てみるといいかもしれません。
注意点③先生の質は、入塾前にはわかりにくい
これは正直なところ、入ってみないとわからない部分が大きいと感じています。
わが家の場合、息子の算数を小3から担当してくれた先生が、入塾後にNN早稲田の算数副責任者を務める方だとわかりました。小規模校舎を選んだときには、もちろんそこまで知る由もありませんでした。
ただ、先生の質を少しでも見極めるためにできることはあると思っています。
体験授業を受けてみて、子どもの反応を観察する
説明会で先生と直接話す機会があれば、言葉の選び方や子どもへの向き合い方を見る
入塾後も、子どもが「先生のことが好き」と言えるかどうかを大切にする
うちの息子も「M先生が好き」「K先生の授業は自分に合わない」と、はっきり言っていました。子どもが先生のことを話してくれるかどうか、それ自体が一つのバロメーターだと思っています。
注意点④志望校への実績と、塾の「得意分野」を確認する
塾によって、強みとする学校や受験スタイルが異なる場合があります。志望校の方向性がある程度見えてきたら、その学校への実績がある塾かどうかを確認しておくと安心かもしれません。
わが家の場合は、最難関校を目指す過程で早稲田アカデミーの志望校別特訓(NN開成)を活用しました。最初から「NN開成」を見据えて塾を選んでいたわけではありませんが、結果的に塾の強みと息子の目標が合っていたことは、大きな助けになりました。
2026年の入試結果では、早稲田アカデミーが躍進というニュースを目にしました。これまでは最難関校を目指すならSAPIX一択という雰囲気がありましたが、噂に頼らずにご自身で各塾について確認なさった方がよさそうです。
注意点⑤授業料以外の費用が、思った以上にかさむ
塾選びの段階で、ぜひ事前に確認しておいてほしいことがあります。それが、授業料以外にかかる費用の存在です。
わが家が実際に感じた「想定外」は主に2つです。
季節講習費(夏期・冬期・春期)
学期の合間に実施される講習で、通常の授業料とは別に費用が発生します。小6の夏期講習だけで、授業料とは別に数十万円の請求が来たときは、さすがに目眩がしました。特に高学年になるほど費用が大きくなる印象でした。
志望校別特訓(NNなど)の費用
早稲田アカデミーには「NN(何がなんでも)」と呼ばれる志望校別の特訓コースがあります。これも通常の授業料とは別枠の費用になります。
入塾前の説明では授業料が前面に出やすく、追加費用の全体像が見えにくいと感じました。我が家の432万円という総額は、こうした費用の積み上がりの結果です。
📌 ポイント:入塾の説明会や面談では、授業料だけでなく「年間を通じてどんな費用が発生しうるか」を具体的に確認しておくことをおすすめします。
まとめ
「家から近い」は小さなことに見えて、長期間の通塾では大きな差になる
大規模・小規模どちらが合うかは子どもの性格次第。規模よりも環境の中身を見る
先生の質は入塾前に完全にはわからない。体験授業での子どもの反応を大切に
志望校への実績や塾の得意分野は、方向性が見えてきた段階で確認を
授業料以外の費用(季節講習・志望校別特訓など)は事前に全体像を確認しておく

おわりに
塾選びに「絶対の正解」はないと思っています。
わが家も、最初は「近いから」という理由で選びました。それでも、先生や環境に恵まれて、息子は最難関校への合格を手にすることができました。完璧な塾を探すよりも、選んだ塾でどう動くかのほうが大事なのかもしれません。
中学受験は長い道のりです。でも、選び方の基準さえ持っていれば、もう少し落ち着いて歩けると思っています。この記事が、その一助になれば嬉しいです。
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塾選びは、入口にすぎませんでした。
本当に大変なのは、選んだあとの4年間です。
成績が急に落ちた11月。関わり方に迷った日々。
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このシリーズの一覧 「経験者パパが教える中学受験のリアル」
私については、こちらをご覧になってください。
中学受験を終えた直後の、息子の様子をエッセイ風にしています。
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不器用ながら、実務での気づきや日々の葛藤をありのままに綴っています。最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。いただいたお気持ちは、執筆活動のために、大切に大切に使わせていただきます。皆様の温かな応援が、何よりの励みになります。