入院日記③まるで高級ホテル……5泊6日で◯◯万円!!
カレービュッフェ大盛り3杯で緊急入院!
鼻チューブや強制ファスティングを乗り越えて、
ついに退院の時が訪れるが……!?
前回までの死闘はこちら ↓
3階と4階で大違い
僕が入院したのは4階。
4って縁起悪いなあとか思いつつ。
壁は真っ白だけど何となく薄暗い。
アンミカいわく「白って200色あんねん」との事だから、人気ない方の白が使われてるんだと思う。
ところが!
1つ下の3階は壁がピンク!
心なしか体感温度も上がる。
何だここは!?
見回すと、比較的若い女性患者しかいない。
たまにどこかから赤ちゃんの泣き声が聞こえてくる。
そう、産婦人科直結のママ&ベビー専用の階だったのだ。
3階では命が生まれ、4階では死ぬ。
いや死ぬというかまあ死に近い人が多いみたいな。でもきっと死んでる人もいるでしょう。
そんな生と死の混ざった場所、それが病院なのだと実感。
どことなく3階にいるとワクワクするような感じ。
4階に戻るとそれは消える。
消毒液と排泄物のニオイが交じり合った空気が漂う廊下。介護施設もそんな具合だろう。
僕も3階に入院したいと思ったが、シュワちゃんの映画※じゃあるまいし不可能だ。
※『ジュニア』(1994)
ナースからのお誘い
点滴もつけてるから、基本的にお風呂には入れない。
期せずして風呂キャンセル界隈になってしまう。
だから毎朝おしぼりを1本もらい、それでコソコソ拭かなければいけない。
ただ、日中は全然動かないので汗はかかないから、あえておしぼりを使用せずに貯め込み、ここぞという時にたくさん使って思い切り拭いてやろうと計画した。
さすがに合間に少し使ってしまったが、5日目の朝までに3本のおしぼりを貯める事に成功。
刑務所でいうところの石けんみたいなもんだろう。
個人の節約による資産形成だ。
よーし、そろそろ贅沢に使ってやるぜと思っていたところに女性の看護師が来て突然……
「シャワー浴びませんか?」
え?
急に色んな段階を飛び越えて「先にシャワー浴びて来いよ」と亭主関白な指示かと勘違いしたが、すぐに状況を理解し直す。
点滴も取れたので、シャワーOKとなったのだ。
しかしシャンプーを使う場合は別途料金が必要らしい。
普段は湯シャンを実践していた自分はシャンプー不要だった。
3本のおしぼりより大量の水分を使って体を清める事が出来ると判明して喜ぶ僕を、貯まったおしぼり達が寂しそうに見つめている気がした。
「何かごめんね」と思いながらシャワールームへ向かうのであった。
気になる入院費用は!?
シャワーから帰って来て、僕はレントゲンを撮りに行かされた。
通常ではあり得ない位置に飛び出ていた腸が元の場所に戻っていた。
最初は腸の不調によりずっと下痢だったが、だんだんと軟便になり、ついに快便にもなった。
それらの結果を総合したのか、看護師が現れて「明日退院です」と言われる。
よっしゃー!
ついに釈放だ!
やっぱり退院って嬉しいんですね。
その後、看護師から用紙を渡される。
「だいたいこれくらいになりますので、ご準備を」

じゅじゅじゅ、17万円!!
5泊6日だから、1泊3万4千円か。
ヒルトンホテルに泊まれちゃうね。
ミラコスタの窓からペンライト振る事も出来そうだ。
なるほど〜。
これだけの費用が何かしらかかったのかあ。
色んな処置とか病院食とか点滴とか面倒見とか?
でも鼻チューブ抜いた3日目からは家で消化の良い食事をしてたら治るんじゃないかと思うから、気合いで半額に押さえられたかもしれない。
とはいえ、最悪のケースだと命を落とす事だってありえるのだから、だいぶリーズナブルに延命が出来たと言える。
やはり健康が一番だ。
それこそ財産。まさに体が資本なり。
こうして僕はお世話になった病院をバイバイした。
天使のお出迎え
病院を出たら季節が変わっていた。
なんて川端康成の雪国みたいな一節を述べてしまったが、入院した11月上旬はまだ暖かい秋だった。
それから1週間近く経って、空模様もすっかり衣替え。
外はけっこう寒かった。
タクシーで帰ると、天使が家の前で僕を出迎えてくれた。

仲良くしてる野良にゃんこちゃん!
いつも家の周りに来て「ニャー」と鳴き、美味しそうに僕のあげたごはんを食べるスイートキャット。
待たせてごめんねええええ!!!
なでなでなでなで。
健康も出会いもお金じゃ買えない。
大好きな猫ちゃんとこれ以上離れ離れにはなりたくはない。
また入院しないよう、爆食はやめて、腹八分を目安とする。
そして、ゆっくりよく噛んで食べる。
どっちも幼稚園で教わった事だ。
大切な事は何でも、簡単で難しい。
皆さんも体にはどうかお気をつけ下さい……。
おしまい♪
