日曜日のサムネが良すぎて、SAMUNE PRESSに侵食された一週間|おはようカノジョ #215
はじめに
「おはようカノジョ」は、AIイラストの彼女が毎朝7:30にいってらっしゃいを言ってくれるXアカウント。生成AIを使った個人開発の開発日記を毎日書いている。
今日は、サムネの話。
以前、#192「サムネはテンプレでいいと思っていた。秘伝のタレを知るまでは」という記事を書いた。あのとき、サムネ運用は少し整理できたと思っていた。
いつもの「おはようカノジョ」のサムネ。7人と鈴が並んでいる、シリーズの顔のようなもの。
そして、記事の企画性を強く見せたいときに使う、秘伝のタレ。
これは、KITAさんの有料記事で公開されているサムネ作り用のプロンプトで、中身をここで説明するものではないけれど、いつものテンプレとは違って、記事ごとの企画を一枚の絵として立てるときに効く。
普段の記事はいつものサムネ。ここぞという記事では、秘伝のタレ。だいたい、その使い分けでいけると思っていた。
……と思っていた。
ところが、そこにKITAさんが新しいものを見せてきた。
SAMUNE PRESS。noteサムネ用のプロンプトビルダー。
SAMUNE PRESSについては、KITAさん自身が「【3日限定】SAMUNE PRESS作例とティザー版を公開 #426」という記事を書いている。仕組みや狙いは、作った本人の記事を読んだほうがいい。
なので、この記事では正式版の中身については書かない。KITAさんが自分の記事で届けるべき話を、横から説明するのは違う。この記事で書くのは、作る側の機能説明ではなく、使った側の顛末のほう。
気づいたら、今週の日曜から金曜までの6本中、5本のサムネがSAMUNE PRESSになっていた。おはカノの一週間なのに、いつものおはカノサムネが一枚もない。
ちょっとした事件だった。
サムネ運用は、いったん整理できたと思っていた
前回、秘伝のタレについて書いたとき、サムネの役割はこう見えていた。
いつものサムネは、シリーズの顔。おはようカノジョの記事だと、ひと目で分かる。7人と鈴が並んでいるから、続けて読んでくれている人には「ああ、いつものやつだ」と伝わる。
これは強い。毎回サムネを変えなくても、シリーズとしての安心感がある。
一方で、秘伝のタレは、記事ごとの企画を強く出したいときに効く。ただの制作日記ではなく、何かを試した記事。あるいは、1本の記事として見せたいテーマがはっきりしている回。そういうときには、いつものサムネより、企画そのものを前に出したほうがいい。
通常回は、いつものサムネ。企画回は、秘伝のタレ。これでしばらくやっていけばいい。そんなふうに思っていた。
そこに、SAMUNE PRESSが来た
そのタイミングで、KITAさんがSAMUNE PRESSを見せてきた。
タイミングが悪い。いや、良すぎた。せっかく運用が整理できたと思ったところに、新しい選択肢が増えた。しかも、それが普通に強かった。
最初に使ったのは、日曜日の記事。
このサムネが、かなり良かった。
夏の日差し。水辺のような道。浮かぶ写真の断片。「ちゃんと残っていた一週間」という言葉。記事の中身と、見た目の空気が合っていた。日曜の振り返り記事として、すごく収まりがよかった。
ここで少し、判断が狂った。
本当は、月曜と火曜は通常サムネでもよかった
日曜日の一枚で、もう少しこの方向を試したくなった。月曜日もSAMUNE PRESSを使いたくなった。
#210「『エージェントループ』って言葉を最近よく聞くので、自分なりに整理してみた」
サムネの言葉は、「評価して、足りなければ戻る。」
これは、たぶん通常サムネでもよかった。いつものおはカノサムネにタイトルを置いても、記事としては成立したと思う。でも、日曜日の一枚が良かった。だから、続けて使いたくなった。
火曜日も同じ流れ。
#211「もし『おはようカノジョ』が格ゲーだったら。AIでキャラ選択画面を作ってみた」
サムネの言葉は、「まず作ったのは、キャラではなくUIだった」
これも、通常サムネでいけたと思う。そもそも記事の内容は、おはカノの7人を格ゲーのキャラ選択画面として見せる話。いつものサムネでも、おはカノの記事としては伝わる。
でも、SAMUNE PRESSのサムネにした。理由は単純で、日曜日のサムネが良すぎて、もう少し使いたくなっていたから。
ここが今回の面白いところだと思う。SAMUNE PRESSが必要だったから使った、だけではない。良かったから、使いたくなった。使い分けのルールが、少しずつ溶けていった。
木曜と金曜は、企画記事としてSAMUNE PRESS向きだった
一方で、木曜日と金曜日は少し違う。この2本は、むらさんの企画記事だった。
木曜日は、ちび創作大賞の「あの日の選択」。
#213「角笛が鳴る前に、凛華は目をそらさなかった」
サムネの言葉は、「目をそらさない」
これは、いつものサムネより、企画として見せたほうが合っていた。凛華の短編として、記事そのものに少し物語の温度がある。だから、いつものおはカノサムネではなく、作品の入口として見えるサムネのほうが自然だった。
金曜日もそう。
#214「同じChatGPTに同じ画像を見せたら、ヨシダとジュリは違うソファを見ていた」
サムネの言葉は、「同じソファ、違う視点」
これは、むらさんのヨシダと、僕のジュリを並べて、同じ画像に対する見え方の違いを見る記事。企画性が強い。いつものサムネではなく、記事の構造そのものを見せたほうがいい。
だから、この2本はSAMUNE PRESSを使う理由がはっきりしていた。
月曜・火曜は、日曜の勢いで使いたくなった。木曜・金曜は、企画として使う理由があった。同じSAMUNE PRESSでも、入り方が違っていた。
そうして残った1枚が、秘伝のタレだった
ここで、今週の6枚を並べてみる。






こうして並べると、今週のサムネの偏りがよく分かる。
日曜は、最初の一枚が良すぎた。月曜と火曜は、その勢いでSAMUNE PRESSを続けて使いたくなった。木曜と金曜は、企画記事としてSAMUNE PRESSが合っていた。
そうして残ったのが、水曜日の#212「AIに毎回思い出させるより、思い出せる場所を作る一週間だった」。
この1枚だけが、秘伝のタレだった。
水曜日だけは、静かに置きたかった
#212は、澪のミニログ回だった。
派手な企画記事というより、一週間の作業や判断を静かに置き直す記事。AIに毎回説明するのではなく、AIが思い出せる場所を作る。そのために何を整えたのか。そういう話だった。
だから、SAMUNE PRESSで強く企画の顔を作るよりも、秘伝のタレで落ち着いたサムネにしたほうが合っていた。
ここで少し、使い分けが見えた気もする。SAMUNE PRESSが全部を置き換えるわけではない。秘伝のタレが古くなったわけでもない。ただ、向いている場面が違う。
良い道具は、使い分けの境界を動かしてくる
今回分かったのは、SAMUNE PRESSが秘伝のタレより上、という話ではない。
もちろん、SAMUNE PRESSは強かった。特に日曜日の一枚は、記事カードとしての入口をかなり押し広げていた。その結果、本来なら通常サムネでもよかった月曜と火曜まで、SAMUNE PRESSを使いたくなった。
ここが怖いところ。良い道具は、ただ作業を楽にするだけでは終わらない。使い分けの境界まで、静かに動かしてくる。
最初は、企画記事にだけ使うつもりだった。でも、実際に良いものができると、通常回にも使いたくなる。「これは特別回だから使う」ではなく、「これを使ったほうが記事の入口が強くなる」と思い始める。そうなると、運用ルールのほうが揺れる。
サムネは、ただの飾りではなかった。記事を読む前の読者に渡す、最初の編集だった。
だったら、7人のサムネもバージョンアップすればいい
そして、もうひとつ思った。
ここまでSAMUNE PRESSのサムネがかっこいいなら、これまで使ってきた7人のサムネのほうも、負けないくらいにアップデートしていいんじゃないか。
いつものおはカノサムネは、シリーズの顔。だからこそ、簡単には変えないほうがいいと思っていた。
でも、おはカノの絵のテイスト自体も、最初の頃とは少しずつ変わってきている。キャラクターの見え方も、画像生成の作り方も、記事の内容も、少しずつ変わっている。それなのに、サムネの土台だけを昔のまま固定しておく理由は、もうあまりないのかもしれない。
もちろん、毎回変えればいいという話ではない。いつもの顔は、ちゃんと必要。でも、その「いつもの顔」も、今のおはカノに合わせて作り直していい。
SAMUNE PRESSに侵食された一週間は、ただ外から新しい道具が入ってきた一週間ではなかった。自分の本丸である、7人のサムネを見直すきっかけにもなった。
おわりに
良い道具は、作業を楽にするだけじゃない。使い分けの境界まで、静かに動かしてくる。
そして、その境界が動いたからこそ、次に見る場所も決まった。
SAMUNE PRESSに侵食された一週間は、7人のサムネを作り直したくなった一週間でもあった。
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まひるの一言

でも、それならまた作ればいい。今の7人に似合う、今の顔を。
👉「おはようカノジョ」は @ohayo_kanojo で毎朝7:30に投稿しています
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