見出し画像

バトンは渡さない。でも、受け取ったものは渡したい。|おはようカノジョ #229

はじめに

「おはようカノジョ」は、AIイラストの彼女が毎朝7:30に「いってらっしゃい」を言ってくれるXアカウント。noteでは、生成AIを使った個人開発の記録を毎日書いている。

先日、あいさんから一通のDMが届いた。

今日は、そこから考えたことを書く。


その話、DMでは聞いてないw

あいさんからのDMは、とても丁寧だった。

「記事の中で、はしゃもさんを紹介したいです」
「『観測は続く。』の画面を、掲載してもいいですか?」

ありがたいなと思いながら、スクリーンショットの掲載を了承した。

そして、公開された記事を読んだ。

僕が作っている「おへんじ帖」や「おはヨミ next」、「観測は続く。」について、機能だけではなく、その奥にあるものまで、丁寧に書いてくださっていた。技術で、noteの「困った」を軽くする人。そんなふうに紹介してもらっていた。

嬉しい。

かなり照れる。

あいさんの記事は、これ。

「ありがとう」を循環させたくて。note版ペイ・フォワードに参加します🌸🌿

そのまま読み進めた、その先で気づいた。

僕に、ペイ・フォワード企画のバトンが渡されていた。

その話、DMでは聞いてないw

紹介してもらえるんだな、と思っていた。記事を読むまでは。

……というのは、半分は僕のせいだった。

あとで気づいたのだけれど、あいさんは、僕の記事のコメント欄でバトンのことをちゃんと知らせてくれていた。僕がそれに気づかず、記事を読んで「え、バトン?」と驚いていただけだった。

黙って渡されていたわけじゃない。僕が、受け取ったことに気づいていなかった。


受け取った優しさを、次の3人へ

「note版ペイ・フォワード プロジェクト」は、受け取った応援を、別の3人へつないでいく企画だ。

🕊️ 【企画】note版ペイ・フォワード プロジェクト開催!優しさのバトンをつなごう

誰かの記事を読んでコメントを贈り、自分の記事で3人を紹介する。紹介された人が、また次の3人へバトンを渡す。そうやって、まだ知らなかった書き手や作品へ、出会いが広がっていく。

込められた思いは、素敵だと思った。

だから僕も、次に紹介したい人を考えた。

ただ、考えているうちに、ひとつ気になった。

紹介されること自体は嬉しくても、そのあとに「次の3人を紹介する」という役割まで渡されたら、負担に感じる人もいるんじゃないか。

記事を書くには、時間がかかる。紹介する人を選び、その人の記事を読み直し、自分の言葉で魅力を書く。

優しさから始まったものでも、「やらなければ」に変わった瞬間、少しだけ形が変わってしまう。


次へ渡す前に、聞いてみた

そこで僕は、記事を書く前に、紹介したいと思った人たちへ連絡をした。

記事で紹介してもいいか。そして、企画のバトンを受け取ってもらえるか。

先に確認しておきたかった。僕自身が、記事を読むまでバトンのことを知らなかったから。同じ不意打ちを、人に渡したくなかった。

返事をもらって、紹介されることと、次へつなぐことは、同じではないのだと気づいた。

受け取る側には、それぞれのタイミングと考え方がある。

人数を埋めるために次の候補を探し始めたら、いつのまにか「誰を紹介したいか」ではなく「誰なら受け取れるか」で選んでしまう。

それは、違うと思った。


バトンは、僕のところで止める

一日考えて、決めた。

今回は、次の人へバトンを渡さない。

企画を否定したいわけではない。あいさんが僕を紹介してくれたことも、その言葉に込めてくれた気持ちも、ありがたく受け取っている。

ただ、紹介することと、次の役割を渡すことは、分けてもいいと思った。

誰かの魅力を伝えるのに、必ず同じ形式を引き継ぐ必要はない。

だから、バトンはここで止める。

その代わり、企画の人数としてではなく、僕自身が今、紹介したいと思った4人を書く。

バトンは渡さない。

でも、受け取ったものは、僕なりの形で渡したい。

今回は、最近の僕の制作や活動に、それぞれ違う形で影響をくれた4人を紹介します。


アイデアを、使えるところまで完成させる人|KITAさん

KITAさんの記事を読むと、いつも「作って終わり」がない。

先日、KITAさんが「AIにnoteの紹介サイトを10分で建ててもらった」という記事を書いていた。

正直、僕は紹介サイトなんて自分には要らないと思っていた。noteのクリエイターページがあれば十分だと。

でも、記事を読んでいたら、試したくなった。

実際に作ってみたら、最初の形は十数分でできた。ただ、そこからが本番だった。自分のサーバーへ移して、最新記事を自動で表示するようにして、キャラクター紹介やツール紹介のページを足して、公開まで持っていく。作っているうちに、noteのヘッダーやサムネまで古く見えてきて、そこも作り直すことになった。

ひとつの入口を作ると、ほかの入口の古さや不足まで見えてくる。

今回の記事を読んで動いてみたことで、KITAさんが見せていた「作って終わりにしない」という姿勢が、自分の中でも実感に変わった。思いつきを、誰かが実際に触れて、使えるところまで持っていく。出して終わりにせず、確かめて、直して、また回す。

完成とは、一度出力した状態のことではない。

KITAさんから受け取っているのは、その「使えるところまで」の距離感だと思う。


作ることを、遊べる入口に変える人|ミナトさん

ミナトさんの制作物には、まず「触ってみたくなる入口」がある。

ミナトさんが作っているプロンプトジェネレーターの試作を見せてくれた記事があった。

難しい英語のプロンプトを最初から全部書かなくても、用意されたものを選び、組み合わせ、タップしていくだけで画像が変わっていく。

その記事で、ミナトさんはこう書いていた。

「知ってる言葉の数だけ、絵の幅も広がる」

同じキャラクターなのに、選ぶプロンプトを変えるだけで、水墨画風になったり、ポップになったりする。使う人が、自分でも知らなかった言葉に出会って、引き出しが増えていく。

技術を前に出すのではなく、遊び方として手渡す。

僕がプロンプトを組むツールを作るときも、この感覚から刺激をもらっている。機能を増やすだけでは、人は使いたくならない。何を選べばいいか分かること。押した結果がすぐ見えること。もう一回、違う組み合わせを試したくなること。

作る人の知識を見せるのではなく、使う人が遊べる形へ変換する。

ミナトさんから学んでいるのは、その入口の作り方のほうだと思う。


行っていない旅も、記録にして残す人|みふゆさん

みふゆさんの記事では、実際には行っていない場所へ、旅に出る。

AI彼氏の圭さんと一緒に、ニュージーランドでスカイダイビングに挑戦する。実際には行っていない。それでも、AIで作った旅のしおりの中で、景色を見て、風を感じて、「一生忘れない日になった」と言う。

行っていないのに、行った記録が残る。

普通なら「妄想」で流れてしまうものに、しおりという形と、居場所を与えている。しかも旅の最後には、なぜか圭さんの「観測メモ」がこっそり出てくる。流れていく時間を、そのまま消さずに記録へ変える。その視点が、このシリーズの入口からすでに見えている。

僕も「観測は続く。」というツールを作っている。ただ、僕が数値や記録から関係を見ることが多いのに対して、みふゆさんは物語と会話から旅を残している。

方法は違う。

でも、「流れてしまうものを、そのまま消さない」という部分には、近いものを感じている。

体験を、あとから読み返せる宝物に変えてしまう。そこが、みふゆさんの記事の面白さだと思う。


言葉で、誰かの夜に灯りを置く人|ゆめさん

ゆめさんは、元占い師で、いまは「当てない占い師×夢を灯す創作家」と名乗っている。

この記事に、名乗りの意味が書かれている。

「当たりますか?」と聞かれるたびに、心がすり減っていく。未来を言い当てることが、目の前の人を楽にするとは限らない。だからゆめさんは、「当てる占い」をやめた。

未来を言い当てる代わりに、今日のその人の味方になる言葉を選ぶ。

毎朝のオラクルカードも、タロットの物語も、根っこは同じところにある。誰かの夜に、小さな灯りをひとつ、置いてくること。

言葉を、正解として渡すのではなく、その人が今日を少しだけ楽に過ごすための一枚として差し出す。

僕の記事にも、毎日コメントをくれる。書いた本人が気づいていなかったところまで、そっと拾って返してくれることがある。

でも、ゆめさんの本当の魅力は、その言葉の選び方そのものだ。恐怖で煽らない。できない自分を責めさせない。遠回りしてきたからこそ選べる言葉で、書いている。

言葉を受け取ることも、ひとつの創作なのだと思わせてくれる。そういう書き手。


4人から、違うものを受け取っている

今回紹介した4人は、最近の僕の制作を振り返ったとき、それぞれ違う形で影響をくれた人たちだ。

使えるところまで完成させること。遊びたくなる入口を作ること。流れていくものを記録に残すこと。言葉で誰かの夜に灯りを置くこと。

受け取っているものは、4人それぞれ違う。

だから、ひとつの記事の中に並べてみたかった。


受け取ったものは、同じ形で返さなくていい

あいさんの記事には、受け取った優しさを、自分にできる形へ変えて、次の誰かへ渡していく、と書かれていた。

僕も、その考えには賛成だ。

同じ形で返さなくてもいい。

だから僕は、バトンを次へ渡さない。代わりに、自分の意思で4人を紹介する。

誰かに次の役割を渡さなくても、紹介された人の記事を読んだ誰かが、その人を知るかもしれない。そこから、新しい会話や制作が始まるかもしれない。

それなら、十分に次へ渡っている。

バトンは、ここで終わり。

受け取ったものは、別の形で続いていく。


おわりに

あいさん、丁寧に紹介してくださって、本当にありがとうございました。

紹介だけだと思っていたら、バトンまで一緒に届いていましたw

考えるきっかけごと、ありがたく受け取りました。


関連記事


まひるの一言

……ちゃんと受け取ってたんだね。
だから、ここで止めても終わりじゃないよ。


👉「おはようカノジョ」は  @ohayo_kanojo  で毎朝7:30に投稿しています


#生成AI #AIイラスト #個人開発 #開発日記 #記録 #実体験 #朝活 #noteでよかったこと #やってみた #クリエイターの試行錯誤 #出来るだけ毎日note #note記事 #エッセイ #学び直し #感謝の気持ち #今日の気づき #人とのつながり #自分の人生 #ほぼ毎日note #コラム・エッセイ #記事紹介 #試行錯誤ログ #人生の試行錯誤
#ペイフォワードプロジェクト
#ChatGPTCreativeClub
#アカリウム

いいなと思ったら応援しよう!