認知症になった義母の話 その②
デイサービスの送り出しに通った日々
前回の記事の続き。まだお読み頂いていない方は、先にこちらからどうぞ。
自宅の風呂に自分で入ることができなくなり、要介護2と認定されてデイサービスに通い始めることとなった義母。
尿モレの話の前に、デイサービスに行っていた頃の話を少しします。
もちろんデイサービスに行く曜日は決まっているのだが、そのための支度が自分では当然できない。まず、体温を測り、連絡帳に記入する。行ってから入浴するので、着替えや紙パンツも持参する必要がある。
この準備を義父がすることが難しかった。その日の気温に合わせた妻の衣類を用意するなど、そもそも仲が悪い夫にやらせるのが無理である。
結局、週2回、片道車で約20分かけて、嫁の私が送り出しのために通うことになった。朝の8時過ぎに着くように行き、検温をし、トイレに行かせて、身支度を整えて、9時の送迎バスを待つ、という具合だった。
ほとんど家事ができなくなっていた義母だったが、洗濯機を回す動作は長年の習慣の賜物なのか、この頃でもできており、朝はよく洗濯をしていた。
しかも、これまた不思議なのだが、長年夫婦二人で生活していた間も、洗濯はお互い、それぞれが自分のものだけを洗う、というスタイルを貫いていたらしかった。
それもあって、義母は自分のものは自分で洗濯機に入れて、いつもの手順で回し、その後干していたのだが、その洗濯物が妙に臭うのである。
私は、これがアンモニア臭とか、尿臭?というものだと初めて知った。
特にご自身に必要な情報でないと思われる方は、ここで離脱していただいて構いません。
この先は尾籠(ビロウ)な話で恐縮です①
この尿臭というものが、非常にやっかいなもので、普通の洗剤で洗濯しても全然臭いが抜けないのだった。この類の話は、介護関連の本でもほとんど触れられていないのではなかろうか。(私は見つけられなかった)
「紙パンツを履いていて、漏れているわけでないのに、ズボンが臭いって、どういうことでしょう?」とケアマネさんに相談してみたところ、尿臭の強さにも個人差があり、残念ながら臭いが強いタイプの方みたいですね、との衝撃のご指摘。そーいうものか、とここでも驚く私。
つまり、衣類に臭いが移るってことなんでしょうね。漏れてなくても。
私が義母の介護に関わり始めて、最初の難関は、この臭いをどうするのか、の問題だった。
「超強力消臭」とか「ニオイもスッキリ」などと書かれている市販の洗剤類でも、洗った直後は洗剤の香りの強さで胡麻化されてなのか、「あ、取れたかな?」と思うのだが、乾いた後に臭いが戻ってくるのが悩ましかった。
で、たどり着いたのが、合成洗剤でないタイプの(海面活性剤を含まない)石鹸成分の多い洗剤。たまたま義姉がそういう自然派?オーガニックなものが好きなタイプで、人から出た臭いには、石鹸の方が良いらしいという情報をどこかから聞いていたので、試してみた。
使ったのは、「えみな」という液体石鹸。結構なお値段だが、希釈して使うタイプだったので、そんなでもないか。他にも似た製品はあるのかもしれないが、とりあえずこれを試した。
使ってみると、確かに臭いの抜けは、合成洗剤よりははるかに良く、乾いた後の臭い戻りもないように思われた。漬け置き洗いも必須だったので、手間はかかったが、とにかく臭いが抜ける洗剤を見つけたことは朗報だった。
それにしても、介護施設などでは入居者のお洗濯をまとめてしていると思うのだが、衣類の臭いとかの対策はどうしているのかしら、と不思議に思う。わざわざ、漬け置きとかの手間をかけることはできないだろうし。
何か、市販品とは違う、業務用の強力な洗剤などがあるのだろうか?
これだけ老人が増えて、在宅で介護している家も多いだろうに。その辺りの情報について、もっとネットでも調べられたらいいのに、と感じた次第。
更に、尾籠(ビロウ)な話で恐縮です②
さて、こうして昨年の3月頃からデイサービスに通い始めた義母だったが、夏頃になると、頻繁に夜間に尿モレが発生するようになった。
義父が朝6時頃に2階から降りてくると、1階で寝ていた義母がもう洗濯機を回している。シーツも剥がしていて、そういう時はもう漏れているのだ、ということだった。
昨日のnoteにも書いたが、今は大人用オムツにもたくさん種類があり、夜用タイプだと、給水量はなんと1リットル以上である。
確か、1回分は150ccとして、5回用とか7回用とか、とパッケージに書かれている。7回用を使っていたので、1リットル以上の給水力があるはず!なのに漏れるってどういうこと⁈と本当に不思議だった。
なぜ漏れるのかの原因究明はできていないが、私はこう考えた。
義母は小柄で、だいぶ縮んだのもあって、身長は145センチ、足も細いので、Sサイズの紙パンツでも少し大きいのかもしれなかった。このくらいの体形の人が横になると、体勢によってはすき間ができるのかもしれない。
なので、容量の問題ではなく、スキマ漏れなのでは?と予想しスキマを埋める方法を考えた。
ちなみにこの頃は、家にいる時は食べているか、寝ているか、みたいな状態で、ベッドに座ればそのうちに横になって、ウトウトしているという感じだったため、昼寝といえどもスキマ対策は必要だった。
考えたのは、紙パンツの内側に、本来は下着用であるパッドを重ねて付けることだった。そうすることで、フィット感がUPし、素早く吸収することで漏れなくなるのではないかと考えたのだ。
紙パンツ用の専用パッドも販売されているが、あれはとても大きくて、認知症の老人が一人でトイレの中で着脱するのは難しいのではないか?と思う。少なくとも義母はできなかった。介助者がやってあげることが前提の商品ののかも?しれない。
なので、私はすべての紙パンツの内側に、下着用のパッドを予め貼り付けておいて、それを使ってもらうようにした。どれほど効果があったかはわからないが、ある程度の効果はあったと思いたい。
それでも、減ったとはいえ、1週間のうち1~2回は漏れることが続き、そのうちに、最も懸念していたその先の段階へ進むのであった。
おっと、ここでまたかなり長くなってしまったので、今日はここまで。
明日こそ、特養に入居するまでと、入居後に落ち着くまでのプロセスを書きたいと思っている。
なぜ、ここまで生々しい話を書くのかと言われれば、同じようなことで悩む人に、私の体験を読んでもらい、1つでも何か役立つことがあればいいなと思っているから、です。不快に思う方がいらしたらお詫びします。
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