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固定残業代(みなし残業)で騙されやすい3つのこと

求人票で「月給40万円」とか書いてあると、

「お、悪くないじゃん」

って思う人、多いと思う。

僕も昔そうだった。

月給20万円って言われたら、普通に20万円だと思ってた。
残業したら、その分は別で残業代が出ると思ってた。

でも、違った。

その20万円の中に、すでに残業代が入っていた。

うわー、そういうことか、と。

しかもそれを、内定の段階でちゃんと理解してなかった。
というか、ちゃんと説明された記憶もあんまりない。

結果、めちゃくちゃ働いても給料はほぼ変わらない。

飲食業だったから、勤務時間は普通に長い。
8時間超える日もある。
休憩も少ない。
週1休みみたいな時期もある。
休日出勤っぽい働き方もある。

なのに給料は変わらない。

「え、こんだけ働いてこれ?」

ってなって聞いたら、

「固定残業代込みだから」

みたいな感じ。

いや、それ先にちゃんと知りたかったやつ。

なので今回は、転職する人とか、求人票を見てる人向けに、
固定残業代で騙されやすいことをまとめる。

これ、知らないまま入ると普通に損する。
というか、かなり損した気分になる。

これはマジで、転職前に見ておいた方がいい。


1. 「月給〇万円」をそのまま基本給だと思う

まず一番あるのがこれ。

月給〇万円=基本給〇万円だと思うこと。

これ、めちゃくちゃ勘違いしやすい。

たとえば求人票に、

「月給25万円」

って書いてあるとする。

普通に見ると、

「基本給25万円くらいあるのかな」
「残業したら、そこに残業代が乗るのかな」

って思う。

でも、固定残業代込みの場合は違う。

たとえば、

基本給20万円。
固定残業代5万円。
合計25万円。

こういうパターンがある。

見た目は月給25万円。

でも、基本給は20万円。

ここ、かなり大事。

月給だけ見ると高く見える。
でも中身を見ると、残業代を先に入れて高く見せてるだけの場合がある。

これがけっこう怖い。

しかも基本給って、ただの数字じゃない。

ボーナスにも関係してくることがある。

たとえば「賞与2ヶ月分」と書いてあったとしても、
その2ヶ月分が月給ベースなのか、基本給ベースなのかで全然違う。

月給25万円だから、
「ボーナス2ヶ月なら50万円くらいかな」

と思っていたら、実際は基本給20万円ベースで40万円。

みたいなこともある。

もちろん会社によって計算方法は違う。

でも、ここを見ずに「月給高いじゃん」で判断すると、あとからズレる。

月給25万円。
基本給25万円。
基本給20万円+固定残業代5万円。

これ、見た目は似てるけど中身は全然違う。

だから求人票を見るときは、月給だけ見ちゃダメ。

見るべきなのは内訳。

基本給はいくらなのか。
固定残業代はいくらなのか。
何時間分なのか。
賞与は何を基準に計算されるのか。

ここ。

僕は昔、ここを見てなかった。

「20万円です」って言われて、普通に20万円だと思ってた。

でも実際は、固定残業代込み。

つまり、残業したら別で乗る給料ではなかった。

これ、知ってるか知らないかで全然違う。


2. 「固定残業代込みだから残業代は出ない」という空気

次にこれ。

固定残業代で一番ややこしいのが、

“残業代はもう出ません”みたいな空気になりがちなこと。

本来、固定残業代って、
「一定時間分の残業代を先に払ってますよ」
という話。

たとえば30時間分の固定残業代なら、30時間までは給料に含まれている。

でも、30時間を超えたら?

超えた分は別で払う必要がある。

これは当たり前。

固定残業代込みだからといって、
何時間働かせても残業代なし、ではない。

ただ、現場ではここがグチャっとしがち。

「うちは固定残業代込みだから」
「残業代はもう入ってるから」
「その時間内で終わらせて」
「超えないようにして」

みたいな空気。

これ、あるあるだと思う。

しかも本当に嫌なのが、仕事量は減らないこと。

仕事量は普通に多い。
終わらせないといけない。
でも残業時間は超えるなと言われる。

いや、どうしろと。

って感じ。

こうなると、サービス残業っぽくなりやすい。

タイムカードを切ったあとに少し作業する。
休憩中に作業する。
家でちょっとやる。
残業として申請しづらい雰囲気になる。

こういうのが一番しんどい。

求人票に「超過分は別途支給」と書いてあるかも大事。

でも正直、それは書いてあって当たり前の話。

本当に見た方がいいのは、職場の雰囲気。

実際に超過したら払われるのか。
超過申請しやすい空気なのか。
残業を正直に記録できるのか。
働いてる人はどう感じているのか。

ここ。

面接で聞けるなら、

「実際の平均残業時間ってどれくらいですか?」
「固定残業時間を超えることはありますか?」
「超えた場合、申請しやすい雰囲気ですか?」
「みなさん実際に残業時間は記録されていますか?」

この辺を聞いた方がいい。

ただ、面接だと綺麗な答えが返ってくることも多い。

だから、口コミを見る。
知り合いがいるなら聞く。
可能なら実際に働いてる人の雰囲気を見る。

固定残業代の怖さは、制度そのものよりも空気。

「残業代は出るはず」なのに、
「出してと言いづらい」空気。

これが一番きつい。


3. 「早く帰れば得じゃん」と思う

固定残業代込みの求人を見ると、こう思う人もいるかもしれない。

「え、じゃあ残業しなければ得じゃん」

たしかに理屈だけで言えばそう。

固定残業代が含まれていて、残業しなくても同じ給料なら、
早く仕事を終わらせて帰れば得。

そう思う。

でも、現実はそんなに甘くない。

固定残業代が含まれている求人って、だいたい残業がある前提。

もちろん例外はある。

でも基本的には、

「毎月これくらい残業するよね」
「だから最初から給料に入れておくね」

という設計。

つまり、会社側からすると、残業を想定している。

「固定残業代込みだけど、毎日定時で帰れます」

みたいな会社は、正直かなり少ないと思う。

だったら最初から固定残業代を入れる必要ある?
って話になるので。

だから、固定残業代ありの求人を見たら、僕ならこう考える。

「あ、ここは残業がある前提なんだな」

これくらいで見た方がいい。

もちろん、それでも入る価値がある会社はある。

給料が高い。
経験が積める。
スキルが身につく。
キャリア的にリターンがある。
仕事内容に魅力がある。

そういう場合は、全然選択肢に入る。

でもその場合でも、見るべきなのは、

その残業込みの働き方に、金額が見合っているか。

ここ。

固定残業代込みで月給25万円。
でも実際は毎月30時間くらい残業。
基本給は20万円。
ボーナスも基本給ベース。

これで本当に納得できるか。

逆に、固定残業代込みでも月給がかなり高い。
超過分もちゃんと払われる。
残業時間も現実的。
その分、経験も積める。

なら、あり。

要は、固定残業代ありだから全部ダメではない。

ただ、何も考えずに選ぶのは危ない。


僕個人としては、基本的に固定残業代ありの会社は選ばない寄り。

理由はシンプル。

残業が嫌だから。

残業って、ただ会社にいる時間じゃない。

自分の時間を削ってる。
体力を削ってる。
帰って休む時間を削ってる。
副業する時間も、勉強する時間も、好きなことする時間も削ってる。

そこにちゃんと対価があるならまだいい。

でも、最初から残業ありきで、しかも見た目の月給を高く見せるために使われてるなら、うわーってなる。

だから僕なら、かなり慎重に見る。


【見分け方】労働条件通知書は絶対に見る

固定残業代で損しないために、一番大事なのはこれ。

書面で確認すること。

口頭の説明だけで判断しない方がいい。

「月給20万円です」
「固定残業代込みです」
「超過分は出ます」

こういう話を、口頭だけで聞いて終わらせない。

ちゃんと労働条件通知書を見る。

そこに何が書いてあるか。

基本給。
固定残業代の金額。
何時間分なのか。
超過分の扱い。
休日労働。
深夜労働。
賞与の計算基準。

ここを確認する。

特に、固定残業代があるなら、

「何時間分なのか」
「いくらなのか」
「超過分はどうなるのか」

これは書いてあるはず。

もし書いてないなら、聞いた方がいい。

というか、聞くべき。

聞き方としては、こんな感じでいい。

「月給の内訳を確認したいです」
「基本給と固定残業代の金額を教えていただけますか?」
「固定残業代は何時間分でしょうか?」
「固定残業時間を超えた場合の扱いは、労働条件通知書に記載されていますか?」
「賞与は基本給ベースでしょうか?月給ベースでしょうか?」

これを聞いて、嫌な顔をされるなら、それも判断材料。

だって普通に大事な話なので。

給料の中身を確認してるだけ。
働く前に条件を確認してるだけ。

それを濁されるなら、入社後もたぶん濁される。


まとめ

固定残業代で怖いのは、制度そのものじゃない。

知らないまま、月給の見た目だけで判断してしまうこと。

月給が高く見えても、実は固定残業代込みかもしれない。
基本給は思ったより低いかもしれない。
ボーナスの計算も想像と違うかもしれない。
超過分は出るはずなのに、職場の空気で申請しづらいかもしれない。
固定残業代込みということは、そもそも残業前提の会社かもしれない。

ここを知らずに入ると、

「こんなはずじゃなかった」

になりやすい。

僕は実際、それで損した。

だから転職する人は、求人票の月給だけ見ない方がいい。

見るのは中身。

基本給。
固定残業代。
何時間分か。
超過分の扱い。
賞与の計算基準。
実際の残業時間。
職場の空気。

ここまで見て、ようやく判断。

働く前にちゃんと知っておくだけで、避けられる損はある。

このアカウントでは、こういう「会社員が知らないと普通に損する話」とか、転職・働き方で自分を守るための話を書いてます。

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ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

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