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水道橋博士 2024年に買った本 1~6月

次回の記事

 本稿では、お笑い芸人の水道橋博士氏が2024年に買った本について博士日記から抜粋しまとめる試みである。この内容の主旨は2025年版をご覧いただければわかる。そのため、説明は割愛させていただく。

 出版業界に携わる方々は博士氏の出版文化の継承に尽力を尽くして頂いていることを大変喜ばしく思っているに違いない。もちろん、本好きや読書好きな私たちにとっても、博士氏の消費行動力は賞賛に値するものだと認識している。


 2024年上期(1~6月)に購入した本の冊数は…

 121冊!!(献本含む)

 冊数は少なめだが、カウントしていない本もあるため、総数よりも多いと推定する。

 そして、金額は…

 142,032円也!!(推定)


 もちろん、古本屋で買い漁った金額も含めると推定額以上の本にお金を使っている。(150,000円以上の精算を見込む。上期は金額よりも相当数の本を買い込んだのだ。

 では、早速ご覧いただこう。




1月


1月13日

< 文禄堂へ。アウトレット品を大人買い。松尾潔と小林よしのり以外はアウトレット品。『暴走対談』は、文春・目崎さんに借りパクしたままなので、自分用に抑える。>

『博士日記 2024年1月13日』2024年1月14日

 元旦に下部消化菅出血のため緊急入院し、病院で治療を受けた後に自宅療養していた時期が長く続いた。一時は生死を彷徨ったが、奇跡の生還を果たした。不死鳥のごとく現世に返り咲いた後、最初に訪れた本屋は行きつけの文禄堂高円寺店だった。(2025年6月に閉業)
 博士氏はアウトレット本を含めた書籍を10冊購入した。サブカル系のものが目立つ。

 計 9,130円


1月14日

< Spotifyを聴きながら歩いて、阿佐ヶ谷『書楽』へ。閉店報道から一転、継続が決まり、ますます応援を続けるつもり。この本屋のこういうコーナーも楽しい。この棚から「吉行淳之介ベストエッセー』をピックアップ。本日の大人買い。>

『博士日記 2025年1月14日』2025年1月15日

 閉店が決定していた書店『書楽』は計画が撤回され、存続することになった。これで大人買いを続けることができる。

< 『創』のグラビアには、偶然にも『書楽』がカラーで紹介されていた。閉店は撤回されて良かった。>

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 計 9,130円


1月15日

< ボクの裁判を担当する、佃弁護士が大活躍するこの本も紹介。>

『博士日記 2025年1月15日』2025年1月16日

 スラップ訴訟裁判を巡って係争中の博士氏は担当弁護士から紹介された本。戦史・紛争史研究家の山崎雅弘氏の『ある裁判の戦記』と『「ある裁判の戦記」を読む 差別を許さない 市民の願いが実った』(共にかもがわ出版)は評論家の竹田恒泰氏の差別的言動を巡る裁判の全貌を描いた作品である。博士氏はこの裁判事例を参考に勝訴するための手立てを打とうとしている。

計 3,850円

1月19日

< 中村橋の駅を超えて今日の目的地へ。『古書店、古書クマゴロー』さんへ。個人的には、分類も値付けも的確で、本に四角に囲まれる感じもたまらんものがある。思わず大人買いをしてしまって大荷物に。向かいの新刊本の本屋さんにも。桃井かおりさんの新刊本を買ってしまう。>

『博士日記 2024年1月19日』2024年1月20日

 古書店の『古書クマゴロー』にて大人買いをしてしまう博士氏。どんな本を買ったかは不明だが、購入した冊数は多そうだ。本稿ではカウントしない。
 向かいにある書店で作家の桃井かおり氏の新作も手を伸ばした。おそらく『桃井的ことば』(KADOKAWA)のことだろう。「三十過ぎたら同い年」「古いヘビほど柄がいい」などの数多の名言を残したマルチタレントの集大成といえる作品だ。

< 豪ちゃんの新作、献本到着。こんなに束が太いのか!!>

『博士日記 2024年1月19日』2024年1月20日

 プロインタビュアーの吉田豪氏の『聞き出す力 FINAL』(双葉社)。博士氏とは長年の付き合い。新刊本が出る度に興奮冷めやらぬ想いに駆られる。この本は吉田氏が対談した数々の芸能人や作家などの著名人の素顔に迫る。
 これは献本であるため、購入本に含まない。

計 2,750円


1月25日

< この古本屋さんの看板は何度も日記にあげてきたのだが、実は一度も中に入ったことがなかった。作家の百瀬博教さんと懇意な頃は、夜な夜な東京中の古本屋へ出向いたものだ。そして、必ず店主と話し込む。「古本屋の店主はみんな、理由(わけ)ありなんだよ。だから面白えんだよ!!」実際に、百瀬さんは古本屋の店主に偶然にも株の天才がいて、その人が呟いている話を聞きつけてバブル期に数百億の利益を享受することになるのだ。(中略)電気は消えていたが、あえて入ってみた。店主は奥に入ったまま出てこない。
「お店やってますか?」
「やってるよ」
「電気つけて貰えますか?」
 そしてやっと明かりがついた。30分ばかり品定めをした後、
話しかけてみた。
「お店始めてどれくらいですか?」
「この店では40年くらいかな?」
「前の店もあったんですね。今、お幾つになられるのですか?」
「70くらいかな」
「くらい?」
「あんまり歳のこと、考えたくないんだよ!ずっと60代のままでいたいだろ?」
「この店の看板がイイですね」
「そうかい?……俺は好きじゃあないね」
「好きじゃない?」
「あれは先代が付けたんだよ!」
 などと二人で会話しつつ、古本の大人買いをする。
「こんなに買うの?」と内心思っているのがわかる。そのまま電卓を持ち出して何度も何度も計算した後、現金で払ったものの、領収書はもらわなかった。>

『博士日記 2024年1月25日』2024年1月26日

 古本屋の「うつぎ書房」に訪れた。日記で何度も紹介したものの、本人は一度たりとも入店したことがなかったらしい。店主と談笑しつつ、最終的に何冊かの古書を大人買いした。金額は不明。


1月30日

< 東中野のBOOKOFFへ。数ヶ月前、森繁久彌コレクション5巻揃えを、ここで見つけたのだ。その後、高橋源一郎さんのラジオ『飛ぶ教室』で取り上げられ、1巻目はNHKから頂いた。これは残りの4冊を揃えなければ気がすまない。定員さんに調べてもらったが、売却されたか、他店に回っているか、とにかく、今、此処には「ない」とのこと。
 しかし、BOOKOFF。耳を澄ませば、店内広告が、いつの間にか、「あのねのね」の清水国明さんではなくなっていた。(何時の話だ!)今は、「あの」ちゃんではないか。
 普段、買わないタイプの自己啓発本のベストセラーを選んで大人買い。>

『博士日記 2024年1月30日』2024年1月31日かn

 伝説の俳優・森繫久彌氏(故人)の『森繫久彌コレクション』(藤原書店)の全5巻は博士氏にとって芸能史における貴重な資料だと目を輝かせていた。NHKから第一巻をご恵投いただけたものの、残りの4巻は未だに見つけられていない。かつては東中野のBOOKOFFに置いてあったが、今はない。その後、数百円単位の自己啓発本を買い漁った。といっても、そんなに自己啓発っぽさを出しているようには思えないが…。

計 7,480円


2月


2月2日

< 今日、届いた『鬱の本』「84人の鬱の本のかたち」という帯文。ここに寄稿している人はてっきり鬱体験を経ている、と思っていた。が、町田康さんの章を読んでみたら、まったくそういう本ではなかった。>

『博士日記 2024年2月2日』2024年2月3日

 点滅社編集部鬱の本』(点滅社)が届いた。84人が鬱と本について書き下ろしたエッセイだ。鬱状態のときに読んだ本、憂鬱な気分になったときに読んだ本など読書にまつわる話がそれぞれ展開されている。
 本書は放送作家で「古本興業」店主の若林凌駕氏が推薦し、XやYouTubeなどで度々紹介されている。

< これは僕のやっている古本興業の本屋で一番、ええお客様に取っていただく冊数が多い本なんですけども、本の背表紙に「読めない時に」とあるんですが、これはあの、この出版社さんが二人で。二人出版社さんなんですけども、一人鬱病の方がいらっしゃって、鬱病の時は本が読めなくなるとか鬱屈した気分、憂鬱な気分になる時は本が読めなくなるというので、どのページを開いても、誰かかしらの話で始まる。つまり、ページをまたぐことがないんですね。誰かの話。どこを開いても右側から誰かの話が始まる。そして、鬱の話に関すること、鬱の時に救われた本だったり、「自分が鬱の時はこうだった。」みたいなものを書いてくださっている。『鬱の本』ですね。凄くおすすめです。>

虎人舎 YouTube『【本棚紹介】22歳古本屋店主の理想の本棚』2024年12月11日

 本書の読みどころは下記に掲載した若林氏のnoteで紹介されている。動画と合わせて参照されたい。

 この話には続きがある。阿佐ヶ谷ロフト前で『鬱の本』のイベントが催されたのだ。本書の刊行記念を祝ってトークイベントを行った対談相手は元アイドルでエッセイストの姫乃たま氏と小説家の海猫沢めろん氏の二人である。博士氏は2月4日付の日記で次のように述べる。

< 100円ショップで買い物を済ませたあと、阿佐ヶ谷ロフト前を通りかかると、なんと『鬱の本』のイベントが。これは凄い「引き」だった。確実に「星座」を感じた。この本は、一昨日前に読んだばかりだ。しかも、岡村靖幸さんのライブで偶然にも隣りに座った町田康さんの寄稿した文章をチェックするためだった。入場すると入口で物販中の姫乃たまさんに挨拶されるが、完全に初対面だ。
 そのままボクも『鬱の人』として飛び入りすることに。(中略)前半1時間は、姫乃たま×海猫沢めろんのお二人の対談を聞く。めろんさんも初めて見るのだが、トークも滑らかで知識も深い。何度もどストライクの話題が投げ込まれる。ふたりは今日が初対面とのことだが、互いの鬱症状の交換とエールトーク。
「なんて素晴らしいだ!!羨ましい!!」と感心してしまった。なぜなら、ボクは鬱患者同士での対談は一度もしたことがなかったからだ。どれほどふたりのトークに「アルアル」と共感を感じ、そして話し相手に入れてほしいと思ったか。
 テレビタレントは、「テレビで鬱の話はしてはならない」
という不文律があるからだ。しかも、こんなに楽しげに陰鬱な話をするのも今まで見たことがない。そして、希死念慮のある大うつ体験者トークは見るのも聞くのも初めてだ。より具体的に鬱の治療法、うつヌケへの脱出法を体験的に語る。>

『博士日記 2024年2月4日』2024年2月5日

 三人ともテレビでは言えない鬱の話や鬱でなくても心の中の葛藤を言語化できなかったことへの後悔など諸々の話題を取り上げてとことん対話してきた。鬱の抜け出し方は気になる模様。どんな処方箋があるのだろうか。

計 1,980円

 本書は一部の書評メディアで取り上げられていた。ライターの武田砂鉄氏はALL REVIEWSで書評を投稿した。こちらも合わせて参照されたい。

 その他の関連サイトは次の通りである。

 因みに、姫乃たま氏の著書『永遠なるものたち』(晶文社)の読みどころについてBOOKSTAND.TVという配信番組で存分に新作を語っている。

 海猫沢めろん氏は自身のYouTubeチャンネル『読みたてブックガイド』で最近読んだ本の紹介を行っている。面白そうな内容だ。


2月7日

< 今回は、新谷学さんの「獲る・守る・稼ぐ 週刊文春『危機突破』リーダー論」を事前に水道橋博士に読んでいただき、
本の感想など、インタビューでお話をうかがいます。

 との話を承っていたが、ボクが本を勘違いしていた。
 仕事の依頼は、この本を読んでの感想なのだが、自分が以前に「読んだ!」と思いこんでいたのは、こちらの本(「週刊文春」編集長の仕事術(ダイヤモンド社)」だったというケアレスミス。
 急遽、15時予定を16時半に変えてもらう。そして全集中で読む。しかも、この本、最高!!金言に満ち溢れている。
 吉本の裁判担当者やテレビマンが読むべき本だ。なぜなら、文春のスクープ後の法廷戦術や手の内は全てここに曝け出している。
 しかし、敵を知らないでどうやって!裁判に勝つつもりなのだろうか?>

『博士日記 2024年2月7日』2024年2月8日
依頼がきたのは上記の本『「週刊文春危機突破」リーダー論』(光文社)だった。博士氏の勘違いによるもの。(水道橋博士note)
ZOOMで新谷氏の著書を手に取りながら感想を述べる水道橋博士氏。(水道橋博士noteより)

 『週刊文春』が炎上されても信念を曲げない理由は本書にある。

< 帰途の最中、昔、住んでいた新中野のマンションの一階の本屋さんへ顔を出して『キネマ旬報のベスト10』号を購入。
 高田先生のコラム「おもひでコロコロ」の最新号「雑誌を読もう!」を思い出す。雑誌と文庫の大人買い。帰宅してから、今日、買った雑誌を並べる。>

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 週刊誌以外は「買った本」にカウントする。

計 4,060円


2月10日

< 向かいの中村橋書店へ。新刊の高すぎるのには驚く。雑誌1,単行本1でレジに持っていったら、お会計4000円!?
「え?」と言って、談志本を見たら、定価、2915円。ま、談志師匠ならご祝儀か。>

『博士日記 2024年2月10日』2024年2月11日

 立川談志師匠には特段尊敬の念を持っていることから、博士氏は談志本を必ず買っておく。

計 2,915円


2月12日

< 寒さに耐えられず、六本木蔦屋へ。(中略)本屋の中に、スターバックスがある。(中略)席についてから映画書コーナーでこの本を買ってきた。>

『博士日記 2024年2月12日』2024年2月13日

 蔦屋書店につながるスタバでコーヒーブレイクする博士氏は珍しい音楽本を買った。音楽は人生を一変させる力があるのだろうか。

計 3,960円


2月15日

< 東中野と言えば、必ず覗くのは、BOOKOFFだ。『アナログ』の文庫化……。出版社は「集英社」だった。あとがき、文庫解説は「無し」だったな。>

『博士日記 2024年2月15日』2024年2月16日

 「殿」の文庫版の小説を古本で購入した。

計 110円


2月17日

< 玄関先には文藝春秋の段ボールが、積み上げられている。絶版になる文庫版の『藝人春秋』シリーズをまとめ買いしたものだ。3冊セットで買い求めて欲しい。>

『博士日記 2024年2月17日』2024年2月18日

 自著をダンボール三箱分まとめ買いしたようだ。冊数は不明。


2月18日

< 新しくタッグを組んで新刊『本業〜2024』を作る。青志社の過去本が段ボールで届く。香ばしい本ばかりだ。>

『博士日記 2024年2月18日』2024年2月19日

 青志社から送られてきたダンボール箱のうちの6冊。購入本か献本かは分からない。


2月20日

< 古本屋。持ち帰るのが大変なほどに大人買い。>

『博士日記 2024年2月20日』2024年2月21日


2024年の出来事① 加藤優一との談話


< 早稲田の学生くんが今日の料理当番。ちょうど、「小杉湯となり」の責任者である、加藤優一さんが隣にいらした。ま、彼はだいたい一階に必ずいるのだが……。
「博士、サンキュータツオさんはご存知ですか?」
「もちろん、ボクの昔の事務所の後輩ですよ」
「今、昨年から同僚なんですよ」
「え、山形の大学で?あの東北芸術工科大学?」
「そうなんですよ、ご存知ですか?」
「彼のツイートで知っています」
「加藤さんは、建築関係を教えているの?」
「建築と街つくりです」
「タツオは文学?」
「いろいろと、面白いんですよ、国語辞書の話とか……」
「それだけじゃないよ、アイツは……。現役の漫才師でもあるんだけど……。」
 と話し始めて、サンキュータツオの今までやってきたことや、
書いてきた本の略歴話なながら……。
「居島一平は知っています?」
「知らないです」
というところから、居島一平の今までやってきたネタがいかに凄いか、急に右旋回。さらに米粒写経の話に。ふたりの早稲田の先輩の話に学生くんが目を白黒させていた。>

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 この話は延々と続くため、ここで区切る。加藤氏は『銭湯から広げるまちづくり』(学芸出版社)を上梓し、小杉湯をモデルとした地域コミュニティを構築するためのヒントを与えてくれる。

計 2,200円

 そして、もう一冊。忘れてはならない本がある。
 グラフィックデザイナーの原田専門家氏が『 #ハラせんしか描かん 』という小冊子の漫画を初めて描いたのだ。

< ちょうど、初漫画が出来たところなのだ。これはお祝いで一献したい。>

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 キャラクターの表情や猫も原田専門家氏とそっくり。彼のためのに彼が自らの筆で描いた漫画なのだ。


2月25日

< いつものように古本屋に吸い寄せられる。今日は映画のパンフにハマった。人生二度目のPayPayに成功する。古本屋の戦利品を広げる。レジ横にあった古雑誌が最近のものだった。しかも、パーフェクトデイズの役所広司を特集している。なんたるパーフェクトな偶然なんだ。>

『博士日記 2024年2月25日』2024年2月26日

 この古本屋で昔の映画パンフレットを買ったようだ。

計 1,450円


3月


3月4日

< 昨日、買った本や雑誌を読む。>

『博士日記 2024年3月4日』2024年3月5日

 昨日(3月3日)の日記にはなかったが、博士氏はその日に本屋で4冊購入した模様。

< 総裁の17年ぶりの最新刊。ライブで買ってきたのだが、なんと妻も偶然にも買っていた!!>

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 左側の本は鬱病罹患者が見ている世界についての漫画。右側はお笑い芸人の大川総裁が福祉の現場に密着したときの記録をまとめたものになる。

計 6,438円


3月5日

< 高円寺駅前の、本屋さん『文禄堂』へ。(中略)若手芸人系の本や雑誌を大人買い。(中略)今日、買った本や雑誌を並べたら、13冊も買っていた。>

『博士日記 2024年3月5日』2024年3月6日

計 9,850円 以上


3月18日

< 東中野のBOOKOFFに到着。まずは、目を皿にして文庫棚でボクが解説文を書いている『齋藤孝の速読術(ちくま文庫)を探すのだが、新書棚のおもしろ本が100円で売っているので、とにかく次々と大人買い。(中略)今日買った本を並べる。>

『博士日記 2024年3月18日』2024年3月19日

 博士氏が解説を書いた本を探したにも関わらず、目についた100円本を大量に買い込んだ模様だ。その他雑誌が多数ある。

計 6,193円


3月19日

< 切通理作さんが経営する『ネオ書房』へ。山田風太郎『人間臨終図巻』の函装版が此処にあるのは知っていたが、2万円の値付け。一回の買い物は2000円までという自己ルール上、手が出ない。店主の切通さんは最近、神保町ばかりに行っていて、お店にはいないのだ。古本を漁って、自分ルール内で10冊以上買ったところで店番さんに「博士さん、買いすぎです。重くなるから買わないでください!」と奇妙な(笑)止め方をされる。>

『博士日記 2024年3月19日』2024年3月20日
二冊とも20000円!? 水道橋博士noteより

 店員にも「買い過ぎです!」と言われてしまうほど古本好きな博士氏の気力やガッツさは凄まじい。


2024年の出来事② 古本興業店主 若林凌駕と出会った日


 そんな中、ここで二人の若者に出会い、そのうちの一人が博士氏と行動を共にすることになった。

< 店を出たところで、2人の若者と出会う。ひとりは『鬱の本』の編集者、点滅社の屋良さん。先日、『阿佐ヶ谷ロフト』で出会ったばかり。
 もうひとりは着物の若者。元・吉本の作家で、今、古本屋を始めようとしているとのこと。しかも、歌人の枡野浩一さんと一緒に阿佐ヶ谷で。名前を聞いたら「若林凌駕」。
 「芸名?」
 「本名です!」
 「君のご両親はどうかしてるね?」
 「もう離婚しています」
 「お父さんを凌駕出来ているの?」
 「これからです。22歳なので」
 吉本の元作家で新しく始める古本屋の名前が「古本興業」とのこと。こりゃあ洒落ている。彼らがここの店にたどり着くまでは彼のnoteを読んで欲しい。偶然と必然が織りなしている。とにかく「鬱の本」ありきだ。いや、ボクからしたら、岡村靖幸さんのライブで隣りに座っていた町田康さんありきだ。いやいや、そもそも「鬱」ありきなのかも。「人」の鬱が「本」に宿り、鬱々とした人が「文」の繋がりを求めているのかも。ボクも彼もお互い初めて会うのだから、何も知らない。年齢差も40。父親以上かも。
 距離を詰めることにした。>

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< マン・ツー・マンとなった若様と路線バスに乗って、ボクの書庫へ。こちらは非日常に入っていく。倉庫を見て、「これ何部屋借りているんですか?」「3部屋!」 22歳で古本屋を始める人が心ときめかない理由がない。若様がお慕いする甲本ヒロト様は20年も前に「小野くんの部屋なら監禁されてもかまわんわー!」と言わしめた本棚だから。(とは言え、本は半減しているわけだが)この部屋の中に、どれだけ「物語」があることか。家族が留守にしている間に僕の部屋へ連れ込む。18時から町山智浩さんとのYouTubeを一緒に眺める。4月に一緒にライブする、立川志らく師匠。若様を仮想・立川志らくと見立てる。末っ子とママが帰宅。93%小泉今日子のママに、「今日子さん、おかえりなさい!!」と若様。
「これから銭湯へ行きませんか?」と若様のお誘い。最初は「小杉湯へ見学したい!」という話だったが、だんだんと「阿佐ヶ谷駅前の「天徳銭」に来て欲しい!」という会話へ。聞いてみたら「天徳銭」の店頭で古本の即売会をやっているとのこと。もともと散歩したいのだから、歩いて行くのならОK。と再びさきほど来た道を歩いて戻る。歩きながら、ずっと漫談。元旦の緊急搬送の話。彼が聞き上手なので枝葉に行き来帰りつ、お喋りを続ける。帰巣本能という話からボキャブラリーを掛けていく言葉遊び。作詞家志望で、東浩紀ファンで何故かボクのところへ来た弟子の山本秘書が来た頃を想い出す。アノ頃も毎日、話をしていたなー。その後は二人がドッペルゲンガーが同士で会っている態で若様がタイムリープして、ボクに会いに来ている、その設定だけで話す。朝にはどちらかが死ぬ運命という設定。共通点が多すぎる。最終的に若様がボクだとしても、22歳の頃の身長だけが辻褄が合わなくなる。>

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着物姿で書庫に立ち会う若林凌駕氏(当時22歳) 水道橋博士noteより

< 天徳泉へ。社長を紹介していただく。湯船で、コロナ禍の頃、パントマイムでやっていた無銭湯リアクションごっこを伝授。ノーリアクション水風呂など懐かしい。サウナ勝負も楽勝。
歳を取ると温度差に鈍感になるのかも。番台のお母さんと話。ボクがマスクをしたまま湯に入っていたという話を入浴の前にしていたのだが、入浴後、「さっきの話なんだけど……。私は若い頃、ブラジャーだけつけて入ってたことあるから」と。オチまでの時差を含めて、今日一日の漫談大賞を受賞。ここから〆切などの調整を全部終えて、鷺ノ宮にタクシーで戻る。タクシーの運転手さんが老齢の新人さんなので、もろもろと3人で会話ごっこ。鷺ノ宮交番でルーティン。>

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 若林氏は博士氏を天徳泉にお連れした。社長と顔見知りになり、番台とも談笑に花を咲かせた。銭湯での会話は大盛り上がりだったようだ。
 若林氏はこの場所を拠点の一つとして不定期に古本を販売する。銭湯で体を休めた後に、「風呂上がりの『1本』をぜひ!」とお薦めする。寅さん風のトランクに古本を詰めて、来客におもてなしをするのだ。選書は短歌や文学、京都にまつわる本など様々なテーマを取り揃えている。前半でも上げた点滅社の『鬱の本』も含まれる。この本の売れ行きは絶好調だ。
 寒々とした冬空では誰しも銭湯が欠かせなくなる。風呂から上がれば牛乳1本飲み干すのが普通だが、本を読んでリラックスすることも癒しのひと時だと若林氏は強調する。
 風呂上がりの「1本」をぜひ!


3月22日

< 『本業〜2024』の作業も並行している。ボクが解説を書いている文庫2冊、取り寄せる。>

『博士日記 2024年3月22日』2024年3月23日

 BOOKOFFで解説本が見つからなかったため、取り寄せた形になった。

計 660円


3月24日

< 高円寺散歩。若様。行きつけの店。もちろん、ボクも高円寺時代には立ち寄れば、懐かしくも大人買いをしていた場所。千円以下のものしか買わないルールだが、町田康の新刊は星座だからこそ、購入。>

『博士日記 2024年3月24日』2024年3月25日

計 2,860円


3月25日

< 妙成寺川の辺にある、この古本屋の看板は、数年前から散歩で通るたびに、この看板を写真に押さえている。若林くんもお店の中に入りたさそうにしていたので、電気を消しているところを踏み込む。
「おじさん、今日は閉店なの?」
「やってるよ。馬鹿野郎ォ!」
すっかりボクとは馴染だ。先日、大人買いをしたので完全に覚えている。>

『博士日記 2024年3月25日』2024年3月26日

 先日、大人買いしたとのこと。

< ボクは一瞬にして必要な2冊を見つける。『食肉の帝王』は朗読予定だったのに、文庫本しかなかった。すっぴんは、江口ともみさんの水着姿満載だ。是非、枝豆社長にプレゼントしたい。>

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 と、二冊の本を購入した。
 この後、博士氏は自虐漫才のひとネタにする「蔵書の行く末」について自身の考えを述べた。

< 古本屋の親父さんとボクとの間で完全に完成されている自虐漫才を22歳の若者に聞いて貰う。
 最終的には、自分が死んだら、遺される本の山は博士に遺産相続してもらうという遺書を書くという話。
「やっぱ博士はトークが上手いなー。ちょっとやそっとじゃないもの」と親父。>

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 二人の間では呵々大笑したそうだ。わからなくもない。
 「知の巨人」として知られたジャーナリストの立花隆氏(故人)は生前、自らの亡き後の蔵書について全て古本屋に引き取ってもらうように頼んでいた。書庫兼事務所として使っていた猫ビルも売却することも決まっていた。

 今年(2025年)7月に逝去した評論家の紀田順一郎氏は80代を迎えたことを機に一軒家からマンションに引っ越し、3万冊の蔵書を手放した。手元に300冊ほど残しておいたものの、途轍もない喪失感に苛まれ、鬱的症状を抱えていたという。『蔵書一代』(松籟社)を上梓し、「蔵書とは何か」を深く考察されていた。

 作家で博物学者の荒俣宏氏はマンションへの引っ越しを機に約2万冊の蔵書を処分することに踏み切った。そのうちの1万冊以上は「ゴミ」として廃棄されたのだ。何とも悲しい結末だ。

 作家にとって蔵書の後始末は切実な問題だ。
 お金はあの世に持っていけないが、本もあの世に持っていけないのだ。

 博士氏個人の願いは故郷の岡山県倉敷市の図書館に「水道橋博士文庫」を開設して、県民・市民のために憩いの場を提供することが文化芸能活動の貢献に値するものだと考えているに違いない。何とかならないものか。

 計 100円


3月27日

2024年の出来事③ ゴミ捨て場の本を拾う


< 若林凌駕くん、路上のゴミ出し場に捨てられた新しい本を拾う。温故知新は我々の精神でもある。昨日も、ゴミ捨て場に捨てられた、こちらの本を持ち帰った。古本屋さんにとって〇円仕入れって理想ではないか。>

『博士日記 2024年3月27日』2024年3月28日


 ゴミ捨て場に捨てられていた古本や新品で使える本を拾う水道橋博士氏と若林凌駕氏。本好きなだけに本への愛情は高い。「こんな宝物を捨てるなんて…。」と思ったのだろうか。


3月30日

< 帰宅して、今日の献本チェック。スージー鈴木さんは処女作から今でいったい何冊目なんだろうか?
 名和広さんの本は高名ながら、初めて手に入れた。松本人志論で再評価しているので、改めて赤塚不二夫再研究はやるつもりだ。
 HANADAの紙面は相変わらずの右よりなのだが、ボクというポジション的な敵に塩を送り続ける度量だけは評価し続けたい。>

『博士日記 2024年3月30日』2024年3月31日

 これらの本は献本のため、購入冊数に含まない。写真の右上の本は音楽評論家のスージー鈴木氏の最新著書『サブカルサラリーマンになろう』(東京ニュース通信社)だ。サブカル好きなら、社会人になっても諦めるべきではないとの激励のメッセージを寄せている。博士氏とは仕事仲間であり、長年の親しい間柄である。

計 1,000円


3月31日

< 切通理作さんが経営する古本屋『ネオ書房』へ吸い込まれる。何食わぬ顔だが、原田専門家が水木しげる漫画の妖怪に見える。定員のヒロセさんは原田くんを見た目で判断して、「えー50歳?もっと年上だと思っていた。鈴木清順くらいかた思っていた」と。赤塚不二夫再研究をしようと思っていたら、こちらは相棒の解説本だった。この仕事を知らなかった。
 LPと古本、300円以内ルールで大人買い。>

『博士日記 2024年3月31日』2024年4月1日

 なるほど。玉袋筋太郎氏(愛称・玉ちゃん)が解説を手掛けた漫画家の赤塚不二夫の『夜の赤塚不二夫』(なりなれ社)を偶然にも古本屋で発見したのか。相棒である玉袋氏の仕事にも敬意を表したのであろう。この日は結局300円内で複数の本を買い漁った。300円で収まったのかな。

計 100円


4月


4月1日

2024年の出来事④ 相棒 玉袋筋太郎の新刊本が発売、吉田豪とのYouTube対談


< 高円寺で文禄堂へ。アウトレットブックスは、全部買い上げたい。相棒の新刊も入手。(中略)帰宅後、本日購入本。相棒の6年ぶりのシリーズの新刊。『美しく枯れる。』を一気読み。(とても読みやすく、構成や文章の流れも流麗で読みやすい)私生活まで赤裸々に書いているのだが、ボクですら初めて知ることも多い。登場人物のほぼ全てを知るボクはひとりひとりが「人生は舞台、貴方が主役」であり、自分の「義」と「正しさ」を信じて生きていることを実感する。>

『博士日記 2024年4月1日』2024年4月2日
現在は閉店
アウトレット本コーナー。半額セールで映画や音楽などの文化芸能関連の本を取り揃えていた。水道橋博士noteより

 アウトレット本や雑誌、新作など多数の本を大人買いした。丁度相棒の玉袋氏の新著『美しく枯れる。』(KADOKAWA)が刊行されたばかりだった。60代以降の身の来し方について玉ちゃん流の処方箋を提示してくれる。シニア世代の方々には面白く読める内容だと思う。

 SHOWROOMのYouTubeでプロインタビュアーの吉田豪氏が玉袋氏をゲストに迎え、新著の話と昭和期のハチャメチャな芸能界の秘話について大いに語っている。

計 9,818円


4月6日

2024年の出来事⑤ 喫茶店兼バー『UNKO』に初来店


< 庚申通りに突如現れた『UNKO』。個人的には、何度、うんこが自分に付いてくるのか。しかし、うんこは踏むことに決めている。実にボクと趣味が近い、本が並べられている。よく見ていると、な、な、なんと、ボクの著書の『藝人春秋』があるではないか!!??>

『博士日記 2024年4月6日』2024年4月7日

 毎日日記で頻繫に登場する行きつけのバー『UNKO』。実のところ、この日が最初の訪問だった。店内に入ってみると、博士氏の趣味と近い本が並べられていた。そこに著書『藝人春秋』(文藝春秋 のち文春文庫)が置いてあった。店員はプロレスラーのような顔立ちらしい。この日をきっかけに意気投合し、仕事終わりに度々訪れるようになったと言う。

< 北中通り。昔・たけしさんの追っかけさんのお店。ボクは彼女を『時代屋の女房』と呼んでいる、ファンの間では通称『権堂トメコ』さんなのだ。古本2冊購入。今日の収穫。『笑っていいとも!』のトークショーに向けて、この本は読みたかった。>

前記事

計 400円


4月9日

< 帰途、何時もの川沿いの古本屋にも立ち寄る。(中略)古雑誌を每日一冊づつ買っていく楽しみを見つける。300円の愉しみ。>

『博士日記 2024年4月9日』2024年4月10日

計 300円


4月23日

< 宝島社の「松本人志論」本。ボクも1万4千字も論文を書いたものがついに上梓。やっと出たね!!ボクとてれびのスキマくん以外は、皆、インタビュー原稿だった。
 それにしても、皆さん、趣旨は同じくしていて、いかに松本人志が空前絶後の天才芸人であり、その現役感が現在進行系であることに誰もが言及している。お笑い論はインタレスティングなのがよく分かる本。出来れば、論稿を重ねて、単著でも出したいくらい、まだまだ論点がある。>

『博士日記 2024年4月23日』2024年4月24日

 この日は「松本人志論」の本の見本が届いた。テレビプロデューサーの五味一男氏をはじめとする4人の識者が書いた『松本人志は日本の笑いをどう変えたのか』(宝島社)は性加害報道で活動自粛していた松本人志氏の笑いを生み出す思考について徹底考察した芸能人論だ。天才的な発想はどこから生まれてくるのか。その真相を語り下ろしたのは本書である。
 写真の右上にある本は批評家の杉田俊介氏の『人志とたけし』(晶文社)である。大御所の二人が「現代の肖像」たり得る存在になっているのはなぜか。その真相に迫った作品になる。

計 1,925円


4月24日

< 阿佐ヶ谷駅前の八重洲文庫センターへ。佐久間さん特集の、SWITCHを求めて入ったのだが……売り切れていた。ここの棚で展開する本(国書刊行会)の装丁が良くて、良くて。もう全部欲しい。4冊で8千円超え。(8,492円)(中略)本屋で買った本を並べて、眺めて、広げて、ゆっくりゆっくりとカレーを食べていく。至福の時間だ。>

『博士日記 2024年4月24日』2024年4月25日

計 8,492円


4月25日

< プールが休憩時間を挟むので15分だけ馴染の古本屋へ。
親爺さんとじっくり話し込む。3冊購入。>(うつぎ書房にて)

『博士日記 2024年4月25日』2024年4月26日


4月26日

2024年の出来事⑥ 若き芸術家 金剛との出会い


< 店に5時間も居座る和装姿の謎のイケメンカメラマンで25歳の金剛くんの言葉遣いが丁寧で素晴らしく、「これから猫の目時計に行くけど来る?」と誘うと「お誘いは嬉しいのですが、お金の持ち合わせがありませんので……」と。「もちろんいらないよ」という事でSAKURAの後部座席に乗って高円寺に向かう。

『博士日記 2024年4月26日』2024年4月27日

 この日出会った新たなる弟子。それが芸術家の金剛氏だ。多重人格者であるものの、マルチな才能を発揮する。金剛氏の手腕を賞賛し、共に活動することになった。一時期は虎人舎の一員として働いていたが、本業の芸術活動に専念すると判断し「卒業」した。


4月28日

< 文禄堂でやっと佐久間さん特集の『SWITCH』を購入。田原総一朗『全身ジャーナリスト』も。小杉湯となりへ行って、ひとりでお勉強。『笑っていいとも』とその時代。5月1日のイベントに向けて。>

『博士日記 2024年4月28日』2024年4月29日

 ラジオパーソナリティの佐久間宜行氏とジャーナリストの田原総一朗氏の本を購入した。

4月29日

< 李登輝は興味対象だ。>

『博士日記 2024年4月29日』2024年4月30日

< ボクが文体に影響を受けたこの一冊を買い直す。>

前記事

 博士氏の文体はノンフィクション作家の斎藤文彦氏の影響をもろに受けた。物書きとして生存していくために、読者に情愛を込めて書きたいという決心がついたのだ。


5月


5月1日

< 気合を入れて、「『笑っていいとも!』とその時代」を再精読。今、手元にあるタモリ本も目を通す。>

『博士日記 2024年5月1日』2024年5月2日

 下北沢の本屋B&Bで催したトークイベントに向けて予習中だった。事前に買った社会学者の太田省一氏の『「笑っていいとも」とその時代』(集英社新書)を何度も精読し、太田氏にぶつける疑問のネタを考えていた。評判は上々だった。

太田省一氏と水道橋博士氏の二人がタモリについて語り合う。 水道橋博士noteより


5月13日

< 南口の「八重洲ブックセンター」に立ち寄って、本を選んでいたら、あっという間に1万円超え。単行本は2千円平均になってきた。何度も薦められていた『ひらやすみ』もついに一巻を購入。ボクの新刊が書評本なので、書評本をついつい買ってしまう。ジムの待合室で買ったばかりの本を読むのは至福の時間だが、読書に熱中してしまい、プールとサウナの時間を飛ばしてしまう。>

『博士日記 2024年5月13日』2024年5月14日


5月17日

2024年の出来事⑦ 大著『本業2024』ついに完成!


< 『本業2024』の出版元である青志社はTAPと同じビルのなかの一階下なのだ。TAPの玄関では軍団さんのお出迎え。初めて邂逅する、我が子たち!!もはや可愛すぎるだろ!!>

『博士日記 2024年5月17日』2024年5月18日

 2024年の力作『本業2024』(青志社)が完成した。博士氏は青志社の阿蘇品社長のもとへ生き、出来立てほやほやの本を貰い受けた。50冊の本に一冊ずつサインをする。座右の銘「出会いに照れるな!」と。

  上記の動画は『本業2024』を執筆及び出版するにあたり、編集者との綿密なやり取りを自ら明かした内容である。


5月19日

< 新作を読み始めると、これがまた面白いのなんの!!!そしてジムには毎日のように行くが、事務が出来なくて常に問題を生む。ボクにはこの本は時宜を得ている。>

『博士日記 2024年5月19日』2024年5月20日

5月26日

< 久々に「小杉湯となり」に腰を据える。古本屋で買った『フーコー 知と権力』(桜井哲夫・講談社)に持っていかれる。(中略)古本屋は念入りに回って大人買い。>

『博士日記 2024年5月26日』2024年5月27日

 この日もフーコーの本やその他の作品を購入したらしい。


5月30日

< 昔、通い慣れた新宿の紀伊國屋書店の階段を登る。(中略)紀伊國屋でも新刊4冊を購入。小泉さん、秀ちゃん、太田くん、又吉くん(買い直し)>

『博士日記 2024年5月30日』2024年5月31日

 自著の宣伝についで4冊の新刊本を購入した。


5月31日

< 高円寺の文禄堂へ。お店の入口にポスターを飾ってくださっている。恩返しに新刊本を購入。(中略)武田砂鉄さんの文庫本『マチズモを削り取れ』。たぶん、単行本を読んでいなかった。面白い。>

『博士日記 2024年5月31日』2024年6月1日

 連日の宣伝活動で文禄堂高円寺店に足を運び、3冊の本を購入した。

6月


6月1日

< 荻窪駅前のBOOKOFFへ。かなりの大型店。古着も扱っていた。新書棚を中心に大人買い。20冊も。>

『博士日記 2024年6月1日』2024年6月2日

 20冊購入したが、どんな本だったかは不明のままだ。


6月5日

< 今、『いろは書店』は同じ通りに場所を変えて既に再開している。珠洲を舞台にしたラブコメがヒットしている。娘に買ってあげよう。ボクが個人的に大好きな石川直樹の奥能登半島の写真集。>

『博士日記 2024年6月5日』2024年6月6日

 能登半島の地方書店で漫画家の高松美咲氏の『スキップとローファー 第一巻』(講談社)と写真家の石川直樹氏の『奥能登半島 NAOKI ISHIKAWA OKUNOTO PENINSULA』(青土社)を購入した。そして、旅本『地産地消文化情報誌 能登 55』も。


6月16日

< 『サンデー毎日』の不定期連載『藝人余話』の原稿を書く。先週落としてしまった『追悼・漫画家・高橋春男』を捨てて、『丸ごと一冊 高田文夫』の書評に変更。ここのところずっと精読中だが、万感の思いありで4000字に収めるのは至難なり。18時頃、第一稿を脱稿。送稿。(中略)「サンデー毎日」側と見解の相違があり、一旦原稿が落ちかけるが、向井さんとのメール交換で解決する。>

『博士日記 2024年6月16日』2024年6月17日

 以前に購入した放送作家の高田文夫氏が(無)責任編集を務めた『月刊Takada 丸ごと一冊 高田文夫』(飛鳥新社)の原稿を毎日新聞出版編集部に送った。『サンデー毎日』の不定期連載記事の完成に間に合った。大阪遠征などのイベント参加による多忙が続き、書評の仕事に手をつけなられないでいたが、最終的に締め切りまで何とかつないだ。


6月20日

< 相原コージ先生の最新刊である『うつ病になってマンガが描けなくなりました 退院編』も用意していたのだがタイムアップ。 >

『博士日記 2024年6月20日』2024年6月21日

 BOOKSTANDで紹介しようとしたが時間切れで止めることになった本。漫画家の相原コージ氏の『うつ病になってマンガが描けなくなりました〈退院編〉』(双葉社)だ。うつ病体験記のシリーズ作品の一冊。本書に博士氏が推薦文を書いたのだ。
 これは献本に該当するため、購入本に含まない。


6月21日

< ちかくの八重洲ブックセンターで一万円札をくずすのに本を購入する。>

『博士日記 2024年6月21日』2024年6月22日

6月22日

2024年の出来事⑧ 猫ノ目時計×古本興業のコラボイベント

< 本日、イベント中の『猫ノ目時計』へ向かう。雨降りを考えて徒歩で。交番ではいつものお挨拶。猫ノ目時計と古本興業のコラボ。(中略)古本屋なので本を購入することがコンセプトだ。>

『博士日記 2024年6月22日』2024年6月23日

 この日はスモールイベントの開催日。人との交流が幅広い。

 2024年上期は割と献本が多めだったが、新刊本や古本を大量に購入した日が多かったというのが率直な印象だ。
 かくして、博士氏はこれからどんな本と出会うのか。どんな人と出会うのか。

 後半へ続く。


<書籍リスト>


※ 順不同

椎名宗之『PANTA 暴走対談 LOFT編』ロフトブックス 1,100円
忌野清志郎『I LIKE YOU』河出書房新社 770円
橋本治『ぼくらのSEX』文庫ぎんが堂 374円
渡部史絵『東京メトロ 年間27億人を運ぶ地下鉄道のすべて』KAWADE夢文庫 396円
松尾潔『おれの歌を止めるな』講談社 1,760円
山下裕二 井浦新『小学館セレクトムック 日本美術応援団』小学館 900円
別冊宝島編集部『証言 昭和のタブー』宝島SUGOI文庫 440円
小林よしのり『コロナと敗戦 失敗の本質』扶桑社 1,760円
『ROCK OF AGES 新宿ロフト40周年記念写真集』1,080円
四方田犬彦『ニューヨークより不思議』河出文庫 550円
中川右介『沢田研二』朝日新書 1,760円
宮部みゆき『宮部みゆきが「本よみうり堂」でおすすめした本 2015-2019』中公新書ラクレ 990円
月刊「創」編集部『創 2024年2月号』創出版 770円
お笑いファン編集部『お笑いファン vol.3』鹿岩社 880円
東浩紀『訂正する力』朝日新書 935円
荻原魚雷(編)『吉行淳之介 ベスト・エッセイ』ちくま文庫 1,100円
太田光『文明の子』幻冬舎文庫 825円
太田光『芸人人語 旧統一教会・ジャニーズ・「ピカソ芸」大ひんしゅく編』朝日新聞出版
エイコ・マルコ・̪̪シナワ 藤田美奈子(訳)『悪党・ヤクザ・ナショナリスト 近代日本の暴力政治』朝日新聞出版 1,870円
山崎雅弘『ある裁判の戦記』かもがわ出版 2,200円
山崎雅弘『「ある裁判の戦記」を読む 差別を許さない 市民の願いが実った』かもがわ出版 660円
山崎雅弘『この国の同調圧力』SBクリエイティブ新書 990円
桃井かおり『桃井的ことば』KADOKAWA 2,750円
吉田豪『聞き出す力 FINAL』双葉社 (献本)
森繫久彌『森繫久彌セレクション1⃣ 自伝』藤原書店 (献本)
山本康正『アフターChatGPT』PHPビジネス新書  220円
橋本健二『東京23区×格差と階級』中公新書ラクレ 330円
箕輪厚介『怪獣人間の手懐け方』クロスメディア・パブリッシング 550円
みっけ『知りたいこと図鑑』KADOKAWA 1,100円
山崎圭一『一度読んだら絶対に忘れない 世界史の教科書』SBクリエイティブ 990円
西野亮廣『夢と金』幻冬舎 1,100円
齋藤孝『齋藤孝の大人の教養図鑑』講談社 1,430円
齋藤孝『齋藤孝の速読塾』ちくま文庫 100円
林英恵『健康になる技術大全』ダイヤモンド社 1,760円
点滅社編集部『鬱の本』点滅社 1,980円
新谷学『週刊文春「危機突破」リーダー論』光文社(献本)
石原慎太郎『「私」という男の生涯』幻冬舎文庫 869円
鹿岩社編集部『紙の爆弾 2024年3月号 安倍派とは何か』鹿岩社 600円
キネマ旬報社(編集)『2024年2月増刊 キネマ旬報 ベスト・テン No.1938』キネマ旬報社 1,540円
東京人編集室『月刊「東京人」 2024年3月号 特集「どっぷり、落語!落語協会創立100年』都市出版 1,051円
立川談志『立川談志芸談集』竹書房 2,915円
デヴィッド・バーン 野中モモ(訳)『音楽のはたらき』イースト・プレス 3,960円
ビートたけし『アナログ』集英社文庫 110円
加藤優一『銭湯から広げるまちづくり』学芸出版社 2,200円
原田専門家『#ハラせんしか描かん』KDP (献本)
『哀しい気分でジョー』
『JM』
『ku:ne』
『MULHOLLAND DRIVE』(4冊分、1,450円)
竹内正浩『新幹線全史』NHK出版新書 1,210円
北野武『人生に期待するな』扶桑社 1,650円
大野裕(監修)『マンガでわかる!うつの人が見ている世界』文響社 1,738円
大川豊『大川総裁の福祉論』旬報社 1,870円
ウィリアム・マクドナルド「ニューヨークタイムズが報じた100人の死亡記事』河出書房新社 2,750円
イアン・ネイサン 中山宥(訳)『デイヴィッド・リンチ DAVID LYNCH 幻想と混沌の美を求めて』フィルムアート社 3,520円
伊藤幸司『激ヤバ』KADOKAWA 1,600円
三栄(編集)『水島新司 全仕事(サンエイムック)』三栄書房 1,980円
萩本欽一『運は開ける【欽言録】』徳間書店 550円
萩本欽一『ダメなときほど「言葉」を磨こう』集英社新書 100円
斎藤文彦『忘れじの外国人レスラー伝』集英社新書 100円
斎藤文彦『BOYS ARE BOYS ボーイズはボーイズ とっておきのプロレスリング・コラム』梅里書房 200円
片岡鶴太郎『老いては「好き」にしたがえ!』幻冬舎新書 100円
梯久美子『狂うひと 「死の棘」の妻・島尾ミホ』新潮文庫 100円
テリー伊藤『バカの正体』角川oneテーマ21 100円
橋下徹『実行力』PHP新書 100円
香山リカ『ヘイト・醍醐味・サブカルチャー』太田出版 653円
大倉徹也『放送作家の時間』イースト・プレス 500円
大槻ケンヂ いくえみ綾(イラスト)『おまけのいちにち(その連続)』PARCO出版 715円
コトバ編集室『kotoba 55 2024年春号 エッセイ 読む愉しみ』集英社 1,550円
『日本昭和トンデモエロ大全』辰巳出版 880円
アントニオ猪木『最後に勝つ負け方を知っておけ。』青春文庫 100円
鉄人ノンフィクション編集部『映画になった恐怖の実話』鉄人社 715円
坂口恭平『TOKYO 一坪遺産』集英社文庫 550円
坂口恭平『生きのびるための事務』マガジンハウス 1,760円
町田康『くるぶし』COTOGOTO BOOKS 2,860円
溝口徹『食肉の帝王』講談社文庫 100円
花田紀凱責任編集『月刊Hanada 2024年5月号』飛鳥新社 1,000円
赤塚不二夫『夜の赤塚不二夫』なりなれ社 100円
みほとけ 山本勉(編)『みほとけの推しほとけ』笠間書院 1,980円
MOBSPROOF 編集部『ロックドキュメンタリー映画祭 轟音と激闘の記録! 音楽ドキュメンタリー大全』河出書房新社 463円
河原仁志『沖縄をめぐる言葉たち 名言・妄言で読み解く戦後日本史』毎日新聞出版 1,100円
フレデリック・ルヴィロワ 大原宣久 三枝大修『ベストセラーの世界史』太田出版 725円
町田康『耳そぎ饅頭』講談社 200円
チャド・マレーン『世にも奇妙なニッポンの笑い』NHK出版新書 430円
福岡伸一『新版 動的平衡ダイアローグ』小学館新書 550円
小林信彦『われわれはなぜ映画館にいるのか』キネマ旬報社 1,400円
玉袋筋太郎『美しく枯れる。』KADOKAWA 1,760円
マーティン・スコセッシ 佐野亨(編)『映画という先例』河出書房新社 1,210円
高平哲郎『ぼくたちの七〇年代』晶文社 200円
『はっぴいえんど』200円
杉田俊介『人志とたけし』晶文社 1,925円
五味一男 水道橋博士 デーブ・スペクター 岩橋良昌『松本人志は日本の笑いをどう変えたのか』宝島社 (献本)
河出書房新社編集部(編)『文藝別冊 増補新版 クリストファー・ノーラン』KAWADEムック 河出書房新社 1,562円
内田樹『だからあれほど言ったのに』マガジンハウス新書 1,100円
鈴木おさむ『最後のテレビ論』文藝春秋 1,870円
エイドリアン・トミネ 長澤あかね(訳)『長距離漫画家の孤独 通常版』国書刊行会 3,960円
佐久間宜行 スイッチ・パブリッシング(編)『SWITCH Vol.42 No.5 特集 佐久間宣行のインプット&アウトプット』スイッチ・パブリッシング 1,100円
田原総一朗『全身ジャーナリスト』集英社新書 1,210円
李登輝『台湾の主張』PHP研究所 1,300円
太田省一『「笑っていいとも!」とその時代』集英社新書 1,034円
中山信如『古本屋的!東京古本屋大全』本の雑誌社 2,970円
中沢孝夫『本を読む 3000冊の書評を背景に』草思社 1,760円
森永卓郎『書いてはいけない』三五館シンシャ 1,650円
『本に出会ってしまった。私の世界を変えた一冊』Pヴァイン 2,200円
小林信彦『決定版 世界の喜劇人』新潮社 3,960円
真造圭伍『ひらやすみ(1)』小学館 770円
真造圭伍『ひらやすみ(2)』小学館 770円
桜井哲夫『フーコー 知と権力』講談社 200円
小泉今日子『ホントのコイズミさん NARRATIVE』303BOOKS 1,650円
中山秀征『いばらない生き方』新潮社 1,570円
又吉直樹『東京百景』ワニブックス 1,430円
武田砂鉄『マチズモを削り取れ!』集英社文庫  880円
リチャード・ホワイトティング 松井みどり(訳)『新東京アウトサイダーズ』角川新書 2,090円
高松美咲『スキップとローファー (1)』講談社 792円
石川直樹『奥能登半島 NAOKI ISHIKAWA OKUNOTO PENINSULA』青土社 6,490円
高田文夫責任編集『月刊Takada 丸ごと一冊 高田文夫』飛鳥新社 1,900円
相原コージ『うつ病になってマンガが描けなくなりました〈退院編〉』双葉社 (献本)
高橋源一郎『「不適切」ってなんだっけ』毎日新聞出版 1,760円
竹中直人『なんだか今日もダメみたい』筑摩書房 1,815円



<参考サイト>

※ 写真は借用させていただきました。この場を借りて感謝を申し上げます。





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