【#52】新年のご挨拶&映画memo
スキマからこんばんは。
そして、皆さん、明けましておめでとうございます!
どんな年末年始をお過ごしでしょうか?
私は、パートナーが珍しく元旦から「実家に帰らせていただきます」(ケンカはしてません)ということでいないので、まぁまぁ暇ですw
元旦にお昼間から出掛ける用事があったため、お雑煮も作りませんでした。元旦の朝から立ち働きたくない私は、いつも大晦日の夜にお雑煮のベースを作っておくので、サボっている感がハンパなかったです。
恒例行事が抜けると、ちょっと寂しいものですね。
うま煮(お煮しめって言うんですかね)と甘酒、それからタコの酢の物を私が作り、ローストビーフ(激うま!)をパートナーが作ってくれました。
しっかり肥え気味。
さて、映画の話。
年末年始に『ラストマン』を観た後に3本劇場で観ました。1本1本感想を書くつもりでいましたが、無理矢理、この1本にまとめようとしています。
長くなるから、お暇なときにつまんで読んでくださいませ。
【サムシング・エクストラ! やさしい泥棒のゆかいな逃避行】
あらすじ
宝石店に泥棒に入ったパウロとその父親。
警察の追跡から逃げるふたりは、ひょんなことから障がい者とその介助者になりすまし、
障がいのある若者たちのサマーキャンプに身を隠すことに。
とりどりの個性を持つ彼らとの笑顔にあふれたドタバタでにぎやかな日々は、
やがてふたりの心をやさしく解きほぐしていく。
しかし、そんなゆかいな逃避行も長くは続かず……
やさしくあたたかな日々の果てに、
宝石泥棒のパウロが見つけた“本当の宝物”とは――?
みんな、等しく“特別な人”
とーーーってもハートフルな作品でした。
障がいを持つ人は特別な個性を持つ人であり、可哀想な存在ではない。みんながそれぞれ魅力を持っており、障がい者も健常者も関係なく、等しく人生を愉しむ権利がある。そんなスタンスの映画です。
私も普段からそのように考えているので(というか、軽い方だけれども私にもADHDという発達障害がある)、ものすごく共感しました。
コテージの職員がぞんざいな態度で彼らに食事を提供したり、スーパーで彼らが健常者に不快な気持ちにさせられるところは少し悲しい。障がい者が日頃からこうした扱いを受けているという現実を突きつけられるからです。
とはいえ、実際に障がいのある出演者たちの笑顔が弾けていて素敵だし、フランスの豊かな自然と、多様性を表すかのようにカラフルなビジュアルも楽しい。
こういった作品は、お涙ちょうだいな演出になってしまったり、シリアスに寄りすぎて困惑することになりがちだけど、ユーモアもたっぷりで、表現がちょうどいい塩梅。感動ポイントもしっかり用意してきます。支援員の女性の気持ちを汲んで、障がい者たちがぎゅっと寄り添うシーンは涙腺崩壊。
“いま”の空気感を与えつつ、感傷的に作り込みすぎていない音楽もよきでした。パローレ、パローレ、パローレ……♪(懐かしいな、おい、だった)が脳内で回ってしまうことを付け加えておきますw
【シャドウズ・エッジ】
あらすじ
ネオンに彩られたマカオ。
その裏で、神出鬼没のサイバー犯罪集団が静かに牙を研いでいた。
警察はなす術もなく、
一線を退いた追跡のエキスパート・
黄徳忠(ジャッキー・チェン)に頼ることに。
彼は若き精鋭たちとチームを組み、
最新テクノロジーと旧式の捜査術で、犯罪集団を追い始める。
辿り着いたのは、
“影”と呼ばれる指名手配犯の元暗殺者(レオン・カーフェイ)。
彼を首領とした犯罪集団は、
巧みな変装と高度なコンピュータ技術を駆使し、
警察の追跡をかわしていく。
そして、追跡から15日目。
ついに警察は“影”の居場所の特定に成功。
しかし、彼らを待ち受けるのは、最悪の罠だった…。
ジャッキーの魅力が全部盛りなエンタメ
いや、ジャッキーよ、最高か?なタイトルでした。
ジャッキーは私を神戸に数ヶ月住まわせた男ですが(ただ映画『新宿インシデント』の仕事でついて行っただけw 行くのがめちゃくちゃ嫌だったのに、北京や香港の子と仲良くなり、いつも以上に大量のスタッフの精算レシートに燃えた。大変だったが、ひたすら楽しかった思い出)、愛に溢れたパワフルな人です。
そんなジャッキーの魅力がいい感じに炸裂している作品。70歳過ぎてなお、この身体のキレって何なんだろう。怪物か?
ジャッキーって、“父性”みたいなものを強く持っている方だなと実際にお会いしても、オフィシャルな番宣シーンを見ていても思うのですが、その性格が本作に極めてマッチしている。
軸は、チャン・ツィフォン演じる何秋果の成長ストーリーになっているんだけど、秋果とジャッキー演じる黄徳忠が疑似父娘みたいな設定なの。ベテラン刑事が新人ポリスに仕事を叩き込む話でありつつ、同時に旧知の女の子を守ってやる描写にもなっているので、ジャッキーの“父性”が生きてくるというわけです。
敵を演じるレオン・カーフェイも負けていない。こんな60代おかしいだろ。そもそもアクション俳優じゃなかったですよね?というすごさ。究極の負けず嫌いなんだろうなと思いましたw
彼が演じる傳隆生という役は、常に冷静で、孤独を抱える男。面白すぎて思わず買ったパンフレットに「すべての演技とアクションにおいて、最高のものをお見せできたと思っています」とご本人コメントの記載があるけど、まさにそれ。
「最高のお芝居をありがとうございました!」と言いたい感じ。
レオン・カーフェイってどうしても『愛人/ラマン』のセクシーおじさんのイメージですが(一体いつの話をしているの?かしら)、お芝居巧いのね。
義理の息子たち(スーパー?犯罪集団)と対峙するときの優しくも厳しい表情から、警戒態勢の隙のなさ、殺戮モードのサイコさんぶり、狼モードの遠吠えワオーン!まで、ふざけた私が書くとどうも魅力が伝えきれないんですが、とにかくこのおじさんとジャッキーのお芝居だけでもご飯がすすむと思います。
ごちゃごちゃ書きましたが、この映画は超絶面白いので、まだの方はぜひ観ていただきたいかも!
韓国映画で面白かった『監視者たち』という映画になんか似てるな、と思ったら、ベースは同じでした。もっと言うと、『天使の眼、野獣の街』という作品のリメイクらしい。
文字数がえらいことになっているので、この辺にしておきます。リメイクだとかどうでもよくて、キャストも脚本もテンポも最高。
観て損しない1本だYO!
【果てしなきスカーレット】
脚本の難しさを思い知らされる1本
今さら観ました。酷評している人がたくさんおり、観ていなかった。安い日だからといって、何でもいいわけではなく、はっきり言うて(『シナントロープ』、一生気に入っているらしい)、新年早々、選択の失敗。
細田監督がやりたいことも、言いたいこともわかる。それでもなかなか酷かった。お金を集めてヒットさせる必要があるから、こうした作品はヒロインに感情移入できるように作るのが制作者の努めであり、使命な気もするんだけど、それを放棄しているんじゃないかとすら思ってしまった。
一点かばうとすれば、電通、博報堂、ジェイアール東日本企画はプロモーションを請け負っただけなのか。日テレや東宝らは、余計な注文を入れていないのか。あの訳がわからない日本人青年看護師の設定や、謎ミュージカル仕立て、説明台詞の数々を細田監督が一人で展開しているんだとしたら(それはあり得ないと思う)、なかなか罪深い男になっちゃう。
映画って面白くて、難しくて、本当にいいものですね。
えっと……新年早々、苦し紛れにまとめて、長文地獄でごめんなさい。
ここまで読んでくださったあなた、ありがとうございます!
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