うとうとが生理現象だとしても
去年の11月に育て始めて観察を続けてきたアボカド。2ヶ月くらいで根は出てきたものの、その後、種が真ん中から割れそうでなかなか割れないじれったい時期を過ごして、ついに割れた、いよいよか、となってからもなかなか芽が出て来ず、しかし種の割れ目から中をのぞいてみると芽の前段階的なものが見えるような気がして、アボカドの生命力を信じて気長に待っていたところ、ついについに芽が出てきた。種の割れ目からひょっこりと頭を出した芽は、ぐんぐん背を伸ばして今はいちばん高いものが12cmほど(測りました)、次点(種が飛びぬけて大きかった期待の星。名前は「地球」)が8㎝ほど(推測です)、3番目はまだ0㎝(割れ目の中で小さな芽が出ているので外に出てくる日は近い)。
芽が伸びるスピードが速いので、日々の成長が感じられて観察のし甲斐がある。土に植え替える予定でいるので、その日のために鉢と土を準備しておかねばならない。去年の夏にコバエに悩まされた苦い経験があるので、土は絶対に人工土と決めている。
悲報である。近所のスーパー(イオンです)で買い求めていたライオンコーヒーのシングルサーブタイプが店頭から姿を消してしまった。最初は一時的な欠品だろうと楽観していたのだけれど、いつまでたっても姿を見せないので急激に不安になって調べてみたら、ライオンコーヒー自体がかなり値上がりしているもよう。庶民の味方であるイオンで取り扱うには不似合いな高級品になってしまったのだな。いつか禁断症状が出たらネットで袋タイプの購入を検討したい。今はまだ我慢でき、る。
積読バスケットから溢れかえっていた積読たちの消化が順調である。制御不能の読書モードが「強」になったタイミングで貪るように読む。平日のお昼の休憩時間も読書タイムにあててみようと試みたけれど、なんだか没入できず、お昼ご飯のあとはネットを徘徊したりLINEをしたりしてだらだらと非生産的に過ごす方がわたしには向いているみたい。いつもお昼に仮眠をとっておられる上司から、お昼に短時間でも仮眠を取ると午後からの集中力が全然違いますよ、とシエスタを勧められたけれど、たぶんわたしは短時間だけ眠るのは無理だと思う。ずいぶん古い記憶ではあるけれど、保育園の頃に、机に突っ伏して寝るタイムのお昼寝時間に、クラスでわたしだけが寝過ごしてしまい、先生が起こしても頑なに起きなかったそうで、その後の工作タイムもこんこんと眠り続けたため、次の日、みんなが机に突っ伏してお昼寝している間に前日の工作タイムの課題に取り組むこととなり、ひとりで紫陽花だったか朝顔だったかを折り紙で黙々と作った経験があるのだ。成長してもわたしはわたしなので、お昼ご飯を食べて仮眠のつもりで目を閉じたまま眠り続けて気がつけば夜中、誰もいないオフィスにひとり、という展開が容易に想像できる。上司は、どんなに深く眠っている様子でも13時にはぴたりと目を覚ますのでたぶん特別な訓練を受けたプロなのだと思う。素人が安易に真似たりしてはならない。
22 人を動かす 改訂文庫版 (D・カーネギー (著), 山口 博 (翻訳))
23 あひる(今村 夏子)
24 工場(小山田 浩子)
25 これからお祈りにいきます(津村 記久子)
26 おいしいごはんが食べられますように(高瀬 隼子)
27 わたしを離さないで(カズオ・イシグロ (著), 土屋 政雄 (翻訳))
28 星がひとつほしいとの祈り(原田 マハ)
29 光のとこにいてね(一穂 ミチ)
30 パスタマシーンの幽霊(川上 弘美)
前に働いていた会社で、向かいの席に座っていた若い女性が、お昼ご飯の後に必ず机に突っ伏して仮眠を取っていて、しかし眠りが深すぎるのかいつも休憩時間が終わる13時になっても起きず隣の席の上司に起こされていて、だのに午後の業務時間中も頻繁に居眠りをしておられたので、仮眠が睡魔の呼び水みたいになっているのではないかと考えていたことがある。高校生の頃に若い女性の英語の先生が授業中、机に突っ伏して寝ている生徒を起こして「人間だからうとうとするのは仕方がありません。それは生理現象だから。でも授業中に突っ伏して寝るのは許しません。それは寝てやる、という強い意志のもとにやっていることだからです。」と叱る様子を見て胸を打たれたことがあって、この時の教えはそれからずっとわたしの指針。だからわたしはうとうと居眠りには比較的寛大なタイプで、目の前の席の女性がしょっちゅううとうと居眠りをしていることについて「向かいから見ていてどうですか?〇〇さんは居眠りばかりしていませんか?」と彼女の上司に別室に呼ばれて問われた時も、うとうとは生理現象なので仕方がないのかなぁと、と言いそうになったところ、授業料を払って学ぶ学校での居眠りと、報酬を得て役務を提供する職場での居眠りについて、同じうとうと基準を適用してよいはずがないと気がついて「たしかに、居眠りは多いような気がしますね」と正直に答えたけれど、突然別室に呼ばれて「え、なんだろう」と、どきどきしながら行った先でこんなにもくだらない質問をされたのははじめてです、と伝える勇気は持ち合わせていなかった。
