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バックレ・トゥ・ザ・フューチャー 第6話「友」

ナバホ・ポイントを出発してAZ-64を東に進む。グランドキャニオン国立公園の東口(イースト・エントランス)も突き抜けた。ひとり100ドルで絶景も見れたしだいぶショートカットさせてもらったぜ!

うおーここでMuseのInvincibleが流れてきた。「今夜ガチで言える、一緒なら俺たちは無敵だと」イエス!今晩あの場所に着いたら本当にマリオのスター状態になれそうな気がしてきた。この区間はGoProのボタン押し忘れてて撮れてなかったのが悔やまれる。

そしてビートルズのYou Really Got a Hold on Meが始まってあることに気がついた。小学生の頃にビートルズを聞き始めて当時たまらなく惹かれてたのは初期の、アメリカ黒人R&Bカバーとその辺に影響を受けて作ってた曲だ。つまり、イギリス人のビートルズもおれにとってはアメリカの伝道師だったのだ。ファーストのMisery、Anna、Chains、Baby It's You、セカンドのAll I've Got to Do、Please Mr. Postman、You Really ~、ぜんぶそうじゃないか!

11歳ぐらいで音楽のことはまだよくわかってなかったけど、直感でめっちゃいい曲って判断していたこの趣味は、生まれ持ったものでしかなかったはずだ。20代前半でもっと真剣に音楽をディグるようになってからも、やっぱ黒人のソウルとブルーズがその中心。ストーンズはミック・テイラー期が最高やし、クラプトンならドミノスがいちばん好き。これは理屈じゃなくて先天的な何かがそうさせてるとしか思えない。

ビートルズがカバーしたYou've Really Got a Hold on Meを聞きながら、こんな火星みたいな景色を見ながら進んでいく。スマホでもPCでも全画面にして1080pで見るんだ!2曲目はウディ・ガスリーのHard Travelin'。

AZ-64の突き当りを左折してUS-89に入る。プレイリストに5曲ぐらいしか入ってない日本の曲がここでやってきた!うわーこれも10歳ぐらいのときに聞いてアメリカを感じてたやつだ!最高最高最高!

「似たよなことォ~何度ォ繰り返してェ~yeah~、いッたいィ~どこォ~に辿り着けるの!テルミベイベェェ!!」

Don't Leave Me - B'z (1994)
この8cmシングルのジャケット最高よね

愛のままにわがままに~からCallingぐらいまでB'zはめちゃくちゃ聞いてた。Real Thing Shakes(500円シングルだったよね)とかも完璧アメリカやんね。この時代のB'zを感じるためだけにアリゾナに行く価値がある気がしてきた。サンハウスとルースターズ経由でローリングストーンズやブルーズの本当のかっこよさを理解できたように、B'zも小学生のおれに米国ロックのかっこよさを教えてくれてたんだな。エアロスミスとかガンズンローゼズらへんの。

US-89を北上して右折するとUS-160に突入。チューバ・シティ(Tuba City)のガソリンスタンドで小休止。おじさんが犬にシッシッ!ってやってた。ガソリンは昨日より安いっぽい。入れてないけど。ここからは彼女が運転。ずっと助手席から写真を撮っている。すれ違うものをドンピシャで撮る技術身に着いてきた。

野良犬っぽかった
雲見てラスベガスの餃子食いて~ってずっと言ってる
トナリーへようこそ
ヒーローたちの故郷らしい
神と共にあれば何も不可能ではない
ブルージーな小屋
地層再び
エレファント・フィート
うし
元ガソリンスタンドかな
気になるグラフィティ
スクールバス
マザー2の町っぽい看板

カエンタ(Kayenta)に着いた。韓国ドラマ『応答せよ1988』で慶南出身のオンマたちが「ケアンタアイガ~(大丈夫やろーもん)」って言ってたのを思い出させる名前だ。泊まるホテルのレストランが評判悪いのでここで少し早い夕食にする。お目当ての店アミーゴ・カフェは名前を書いて待つシステム。ちょっと行列。

もちろんBoと書く
クロスロード(ロバート・ジョンソン)感すごい
夜中にギター持ってきたら悪魔に会えそう
地元じゃ負け知らず

アミーゴブレスレットを買ったのは昨日なのにもう遠い昔のことのように感じる。食事を終えて店を出てくる人に、待ってる人がナチュラルに「どうだった?」って話しかけて「最高だったわー」って返してるのがめちゃアメリカぽい。知らん人に話しかけるのが普通の世の中の方が生きやすいよなー。夕方の中途半端な時間なのに30分弱待ってやっと入店。

ウェイティングエリア
ハリトスパイナップルとハラペーニョソーダ
アミーゴ・フライ 甘くて辛い
ナバホ・タコ

名物ナバホタコはふちがピザの耳みたいになってて想像していたよりも分厚い。メキシコのソーダも飲む。こういう気候で過ごしているとたまらなくソーダやライトビールが欲しくなる。このあたりはノンアルコホリックエリアなので酒は売ってない。

ドリンク2つと料理2つとチップで42ドル(明細6,911円)。おいしかったし店員さんもいい感じやったし、頭ではわかってるけれども、やっぱり納得できない価格!1ドル80円ぐらいならこんな不満も感じないだろうし、せめて100〜120円ぐらいにならんかなと思わん?トホホ……円はもう終わりだよ。あたしゃ何でこんなバカな国に生まれてしまったのさ。おじいちゃんのバカ!藤木の卑怯者!

後半へ~続く

キートン山田サンクス!うららーうららー。ガチでこのアメリカ旅行のちょうど半分まできました。さて、店を出てこのロードトリップの折り返し地点を目指そう。うわー早速アレが見えてきた!ここはあの地への「門」みたいな場所だな。

ちょっと緊張してきた人
左:オウルロック(Owl Rock)
右:アガスラ峰(Agathla Peak)

そう、『イージー・ライダー』でThe BandのThe Weightが流れるあの最高のシーンの場所だ!ここはシャッフルに割り込んでザウェイトをかけるしかない!窓を開けて爆走気持ちよすぎる~。

アガスラさん~
振り返らずに進む

You've got to put the past behind you before you can move on.
先に進むには、過去を水に流さなきゃ。

フォレストのママ『フォレスト・ガンプ』 (1994)

Newton's third law. You've got to leave something behind.
ニュートンの第三法則。(先に進むなら)何かを置いていかなければ。

クーパー『インターステラー』 (2014)

小一時間走ってユタ州に入ってから13マイル、ついに旅の折り返し地点に着いた。最後の方は振り返るのを我慢して。車をとめて道に出ると、あの景色が爆裂していた。

うおおおおー
ぎゃー
ユタとアリゾナの州境から13マイルの標識
一眼レフニキの真似したら撮れた1枚

US-163のマイルマーカー13らへん、ここが通称フォレスト・ガンプ・ポイントだ!フォレストがアメリカ何往復目かで「疲れたな、そろそろ家に帰ろうかな」つって突然走るのをやめた場所。

そして向こうに見えている岩山たちがある一帯がこの旅の目的地、モニュメント・バレー(Monument Valley)だ。20数年前にたまたまネットで見つけたアメリカドライブ旅行記を読んでからずっと来たいと思っていた。

しみじみ
第一火星人発見
お控えなすってお控えなすって
手前、生国と発しまするはニッポン、ジャパン、フクオカ…

早速モニュメントバレーさんにご挨拶をかます。軒下じゃなくて天下の仁義だなこれは。『令和残侠伝 血染のイーグル』って西部劇作りたくなってきた。唐獅子牡丹は「背中(せな)で泣いてるボールド・イーグル~」に変えよう。

手前、生国と発しまするはアメリカ、ユタ州はナバホ・ネイション
姓はハマダ、名はBo。稼業、未熟の駆け出し者でござんす。
以後、万事万端よろしくお頼もうします。
道路の両サイドがちょっとした丘というかミニ台地になってる
イチザスカイウォーカー
アメリカ探しに来た人たちはここにもたくさん
引き返してモニュメント・バレーへ

日が暮れる前にホテルに急ごう。地球上でいちばん会いたい彼らはそこにいるんだ。

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もくじ&旅のプレイリスト(Spotify / YouTube)はこちら


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