バックレ・トゥ・ザ・フューチャー 第5話「某」
宇宙の1ミリが地球の一生
地球の1ミリが人間の一生
人間の一生の1ミリが今日一日
今日一日の1ミリが この瞬間
5月26日(火)
6時半ごろ起きて、部屋でコーヒーとホットチョコレートを飲む。今回泊まったホテルはスタバとかのカプセル式のやつ置いてあるところが多かった。朝食はついてないからその辺で調達していこうか。


バスルームで無限の自分に挨拶してたら、部屋の方から「うわ、サイアク」とつぶやく声が聞こえてきた。「大丈夫!?」つって出ていくと、そこにはTシャツコーヒーまみれネキが立っていた。大したことじゃなくてよかったけど、笑いがとまらん。

これはあれだ、Tシャツを着替えていけというメッセージだな!昨日キングマンで買ったルート66の100周年Tシャツを着たらどうだい。ホテルのお土産コーナーを見て、チェックアウトして出発。ポストカードとマグネットを買った。スモーキーさんモデルのハットも欲しかったけど、かさばりそうだったのであきらめる。

だんだんとネイティブアメリカン風味が強くなってきた
この町でお買いものするならこのスーパー、すぐ近所のタサヤンジェネラルストアに寄ることにする。酒を買うのも今日ラストチャンスかもしれんしゲットしとこう。えーここにもスモーキーグッズいっぱいあるー。

昨日の夜買えばよかったなー
このビールは要冷蔵だったから諦めて、かわいいラベルのご当地クラフト缶ビを4本と赤ワインを1本買った。お、スターバックスが併設されてるやん。何か買って車で食べようか。アイスアメリカーノと、缶のソーダと、ほうれん草とフェタチーズのラップサンドと、チョコチップクッキーください!ああ、名前?リオだよ!(英語には「リョ」という音がないので3年前からアメリカではRioと名乗っている)チップなし18ドル(明細2,964円)。
アイスアメリカーノグランデが出てきたけど名前が違うなーつって待っていたら、ラップとクッキーもそれと同じ名義で出てきた。ちくしょう、2026第1回スタバチャレンジに失敗してしまったようだ。そして、ラベルをよく見てみるとそこに印字してあった名は……


確かに昨日そんなこと言ってたけど、さっそくロックな名前いただきました!脳内にグレッチが奏でる野太いジャングル・ビートが流れてきた。「おらぁ百姓のごたあ見てくればってん、愛の男たい!表紙で本は判断できんとばい!」(You Can't Judge a Book by Its Cover - Bo Diddley)
二人で笑い死にそうになっている。朝からお笑い対決させないでくれ!はー。よし、ボ・ディドリーを聞きながらグランドキャニオンのサウスエントランスを目指そう。9時過ぎだったのでまだ大したことなかったみたいやけど、ゲート前は少し渋滞していた。

DJT閣下が今年から導入してくれたシステムのおかげで、訪問者が多い11の国立公園にUSA非居住者が入場するには、1人100ドルの追加料金が課されるようになった。入場ゲートはドライブスルー方式で、レンジャーみたいなカッコいいおじさんが応対してくれた。「お得な年パス(250ドル)はいらないかい?」って言われたけど「今日だけなんよ」つって断った。車1台35ドルと非居住者フィー100ドル×2で235ドル、ジャスフォートゥデイ。
250ドルの年パスことアメリカ・ザ・ビューティフル・パスの方は2000以上の国立公園や施設で使えるらしい。追加100ドル対象の国立公園に2か所以上行く場合は間違いなく買いだ!あー、MAGA帽をかぶって愛国トランプグッズをダッシュボードに陳列しとけばワンチャン35ドルだけでいけたかもしれん。昨日ラストストップで買い集めとくんやったな!愛国物陳列罪!
係官が最後にSee you later!って言ったことにコーヒーネキが疑問を持っている。「何でもう会わんのに『また会おう』なん?」「ただの決まり文句よ。でも、またいつか会うかもしれんしね、来世とかで」もしかしたら過去にも会ったことがあるかも。おれたちは過去と未来と現在を生きているんだ。
駐車場もまだ結構空いててよかった。マーサー・ポイントまで歩こう。ドキドキしながら進んでるけどなかなかあの景色は見えてこない。犬を散歩させている人もいっぱいいてうらやましいな。柴犬のシーバくんがいたので飼い主に「うちら日本からきたでー」なんて話しかけたりして。しばらくすると、見た瞬間に脳みそがバグる景色がデデーンとあらわれた!これもう100ドルの元取れたのでは。



昔から高所恐怖症なのでこんな安全地帯の岩にのぼるのもちょっとためらわれる。上がったけど。リスもたくさんいるなー。今日は縦のやつもデカい写真でいくぜ!







マーサーをひと通り散策して、ビジターセンターでまたまたポストカードとマグネットを買う。地層とその年代を描いたグッズもいくつかあって、いちばん上が2億何千万年前とか書いてある。恐るべし、コロラド川。
コロンブスがアメリカ大陸を発見した後、ここを初めて見たヨーロッパ人は何を思ったのだろうか。関東平野と武蔵野台地が手つかずの自然のままだったらどんな風景になるのだろうか。うちらも10代前半でここに来ていたら地理と地学を熱心に勉強したくなって、きっと理系に進んでいただろうね。国家的損失だ!
園内のシャトルバスに乗って西に行ったらヤバパイ・ポイントとかホピ・ポイントとか名所がまだあるんやけど、今回は旅程の関係もあって車で東に向かう。さっきどこに車とめたかをよく把握してなくて、駐車場で迷子になってしまった。二手に分かれて探すもどこも同じような景色でまったく見つからない。ふと思いついてグーグルマップのタイムラインで車と徒歩の境目を見て、そこに向かう。


いやーこの旅イチ不安になったぜ。端の列の木の前にとめたことしか覚えてなかったもん。車降りるたびにグーグルさんが「停車位置を記録する」って出してきてたんやけどちゃんとしといた方がいいね。写真撮っといて位置情報確認するのもあり。20分ぐらい走ってモラン・ポイントに到着。





さて、次のポイントに行こう。途中の道もバキバキにいい感じ。


またまた20分ぐらい走ってお次はナバホ・ポイント(Navajo Point)。何かこのナヴァホという響きにとても惹かれるんだよな。










ブルース・スプリングスビーンしかいないってことになった


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