親を恨んで、私は喘息になった
35歳を過ぎて、私は初めて親に反抗しました。
LINEでした。今まで我慢していたこと、疑問に思っていたこと。そして5歳の頃、可愛がってもらえない自分が、なぜ生きているのか分からない。産んでくれなければよかったと思っていたこと。
母からは「気づけなくてごめんね」と返信がありました。やり取りを重ねるうちに、責める気持ちは少しずつ薄れていきました。
でも、父からは。
一切、返信がありませんでした。
私の心の傷は母からの影響が大きいと思っていました。でもその沈黙によって、父からの影響も同じくらい大きかったのだと気づきました。
いつも家族の空気を一変させたのは、父でした。突然の不機嫌。余裕がないとすぐに怒り、殴られたこともありました。
もっと安心した子ども時代を生きていれば、こんなに自己肯定感が低くなかったはず。こんなに人の機嫌を伺ってばかりの性格にはならなかったはず。そんな恨みつらみが止まりませんでした。なにより、幼い自分を大切にしなかった親が憎かった。
そして、その怒りが爆発した時期に、私は喘息を発症しました。
■「生存戦略としての大好き」
私は幼い頃、親に甘えたことがありません。甘えられる状況ではありませんでした。面倒を見てくれていた祖母も、厳しい人でした。
それでも私は、親を大好きだと思い込んでいました。
でもそれは、人として大好きだったのではありません。生存戦略としての大好きでした。
子どもは一人では生きていけません。親に嫌われたら終わりだから、どうにかうまくやろうと、気持ちを麻痺させていたのだと思います。
出産して、私も親になり、子どもと向き合ううちに、その麻痺は少しずつ解けていきました。そして数年前、完全に解けました。
したくもなかった中学受験。言いたいことを言えなかった子ども時代。親の期待に応えたい、頑張って認められたいという気持ちで、何もかも頑張りました。頑張りすぎました。自分の好きなことが分からないまま、我慢を飲み込んで、大人になりました。
しかし、そんな親を、今は完全に許したと思えます。
いや、許したかどうかなんてどうでもいい。そう思えるほど、自分の中で重要なことではなくなりました。
そこにたどり着くまでのプロセスを、書いてみようと思います。
■この記事では喘息が出なくなるまでにやったことをすべてまとめています↓
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■なぜ、親を許すのは難しいのか
正直、すごく難しかったです。許したいのに許せない状態で、長い間もがいていました。
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