バラバラに勉強しなくてもよくない?若手看護師がともに知識を高め合うためのNotion活用術
以前から中堅看護師さんの成長に目を向けてきていましたが、中堅看護師さんが「エース格」になると異動するというジンクスを打破するために、より若めの看護師さんからの成長に意識が向くようになっています。
ちょうど今、現場では新しい「伸び盛り」の看護師さんたちがぐっと育ち始めていて、その変化を見ていると、学び方の仕組みを整える意味をあらためて感じます。
「みんな、ちゃんと勉強しているのに、なぜか現場で知識がつながらない」
最近、若手看護師さんたちと話していて、よくこの壁にぶつかります。
勤務後にノートを見返して、家で調べ直して、次の日また新しいことを覚えて。努力量は本当にすごい。でも、その頑張りが「個人戦」になってしまうと、どうしても効率が落ちます。
同じテーマを同期が別々に調べていたり、先輩が毎年ほぼ同じ説明を繰り返していたり。これ、現場あるあるですよね。
私自身はObsidianで知識をつなげる習慣があるので、最初に若手看護師さんの手書きノートを見たとき、「この熱量がチームで共有できたら、もっと伸びるのに」と感じました。
そこで試したのが、Notionを使った「同期で育てる学習ページ」です。

Notionを選んだ理由は、完璧さより「共有しやすさ」
「以前にObsidian推しだったじゃん」
過去の記事を読んでそう思ってくれる人がいるとうれしいのですが、今回は、同期・後輩どうしで一緒に育てることが目的だったので、スマホからの入力と共有のしやすさを優先しました。

大学病院だと、大学のアカウントで教育用プランを無償で使えたりします(無償で教育用プランを使う設定は一工夫必要です)。
管理者の準備は多少必要でも、チームで同じ土台を持てるメリットの方が大きいと私は感じています。
実際にやった流れ(最初の一回)
細かい説明より、実際の画面の方が早いと思うので、手順はこの流れで運用しています。
運用フローstep1:NotebookLMで要約
・Notionの内部に作ったテンプレートをコピー
・NotebookLMのソースにテンプレートをテキストとして貼り付け
・自分の手書きの勉強ノートや、web上のソースなどからソースを追加
・テキストの内容に沿って要約してもらう
・インフォグラフィックスやクイズを作成



運用フローstep2:Notionでデータベース化
・できたレポートをnotionの病名のページに貼り付け
・インフォグラフィックスも貼り付け

運用フロー step3:知識を網の目のようにつなぐ
・病名のページにキーワードや関連項目を入力
・関連項目に書いた病名のページのリンクをコピーして関連項目の所の名前の所にリンクを貼り付け→病名をクリックするとその病気のページが開ける
・クイズのリンクも貼り付け




ここで大事にしているのは、AIの要約をそのまま貼って終わりにしないことです。
最後の「明日の看護につなげるポイント」は、本人の言葉で残すようと説明しています。

やってみて起きた変化
導入1回目は、正直スムーズではありませんでした。
PC操作に慣れている私の感覚と、スマホ中心で使う看護師さんの感覚は少し違って、テンプレート複製やリンク貼りで手こずる場面もありました。
ただ、実際に運用してみると、日々学んだことを30分も1時間もかけずに振り返れる形で共有できるのは、かなり大きいと感じています。
「調べる時間」を減らして、「どうケアに落とし込むか」を考える時間に回せるのではないかと感じています。

バラバラ勉強を卒業するための、最初の一歩
勉強は、一人で頑張るほどつらくなります。
でも、知識を持ち寄れる仕組みがあると、学びは「消耗」ではなく「循環」に変わる。
忙しい現場だからこそ、努力を個人戦で終わらせない。
Notionは、そのための現実的な一歩になるはずです。
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今回ご紹介したような「知識を共有し、明日からの看護ケアにつなげる」取り組みを、一緒に実践してくださる方を募集します!
今後の展望について
現在作成中のNotionページにある程度「病名」などのコンテンツが蓄積された段階で、「メンバーシップ」を開設する予定です。
メンバーシップでは、最大50名までの方をNotionのゲストとして招待し、ページを共有。そこを起点として、「この医学知識を、実際の現場でどうケアに落とし込むか?」といった具体的な相談や議論ができる場にしたいと考えています。
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Dr. J
集中治療医
「救命の先にある『人生』」を見据え、ICUという極限の現場から、組織と人の在り方を問い直す発信を続けています。
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