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漫画家アシスタント移住物語  17   大麻禁止とタバコ戦争論?

 
《 2022年8月にチェンライまで遊びに行った時に撮影した某喫茶店内の写真です。写真中央のマークは、大麻吸引禁止のマークではありません。『当店では飲食物に大麻成分を加えてません』という表示です! ところで、夏よりタイで大麻は医療、食品類以外、嗜好品禁止にになりました‥‥ご注意を 》
 
お薦め:古いですが「漫画家アシスタント物語・エントランス」もどうぞ!
 
 
 
 
            こりゃタイ編 その17
 

最近は円安と物価高の話題をする事が多いのですが・・・・・・・

実際に為替レートはどんどん円安が進み、物価は世界中で熱気球の様に上がり続けています。

日本は比較的物価上昇が緩いですが、来年には光熱費が大幅に上昇、小麦、油など、多くの消費財が値上げされそうで、安穏とはしておれません・・・・


チェンマイの喫茶店、熱帯趣味に冷気ミストの演出があり、観光バスが止まるほどの人気スポットです。お店の半分以上はジャングル風庭園になっていて、入場料(100円)で野趣満点です!

 

欧米での光熱費は、現在すでに2倍以上になっていて、頭にきたイタリア人は極右政党を支持して沸騰状態。( イタリアってやっぱりローマ帝国の血をひいてるんですね )

円安に苦しむ海外移住者なんて、日本ではまったく話題になりませんが、私の様な海外在住の年金暮らしにとっては深刻な事態なのです。( 欧米の光熱費高騰は絶望的です )

タイでの物価高に加えて、円安( 現在の受給額が去年より30%の目減り )による影響で合計40%以上、年金の実質受給額の損失になっています。

これは、節約だの我慢だの言っておれる状態ではなく、耐乏に次ぐ耐乏、に近いわけです。

80年前の戦争中の標語を思い出します・・・・・・・・( 『 みんなの知識、ちょっと便利帳 』より )

日本人ならぜいたくは出来ない筈だ! ( 国民精神総動員本部 )

酒呑みは 瑞穂の国の 寄生虫 ( 日本国民禁酒同盟)

「 足らぬ足らぬ 」は 工夫が足らぬ ( 大政翼賛会・毎日・朝日・読売 )

ちなみに、ミッドウェー海戦以降だとその国策標語も凄いです・・・・・・・・

米英を消して明るい世界地図 ( 大政翼賛会神戸市支部 )

嬉しいな 僕の貯金が弾になる ( 大日本婦人会朝鮮慶北支部 )

血みどろの 兵を偲んで 汗みどろ ( 大政翼賛会神戸市支部 )

今では、笑い話みたいなものですが・・・・・・・

他人事だと思っているうちに、自分の足元が危なくなるのが世の常です。



こちらもチェンライの山の幹線道路沿いにある喫茶店。ごく普通の喫茶店、店の奥は断崖になっていて長いカウンターテーブルがあり、お客さまは高台から遠くの山々を一望する事ができます!

 

緑の山々を遠望しつつイチゴのアイスクリームとハーブティーをいただくセレブなひと時・・・・ってな図でございますが、この右の薄緑色のお茶が問題の大麻茶一杯120円なのでございます!味はとてもさっぱりしたハーブティーで、お下劣な毒々しい大麻風味は一切ござ~ませんことよ!ホホッ



この喫茶店の大麻茶には麻薬成分が入っていませんので、その栽培から生成、販売が合法なわけです。写真は無農薬無成分健康大麻茶の販売コーナーです。これをお土産にして日本へ行くと、税関でどんな目にあうのか興味津々です。「健康大麻茶」なんです!‥‥と言って通関できるのか?



私のカミさんの甥っ子の家です。お勝手口の外には小川があり、その向こうには田舎道と畑が広がっています。チェンマイ市街から1時間ほど車を走らせると、もうこんな田舎になってしまいます。




この田舎はランプーンという村ですが、どこも道路がこの様にグニャグニャと曲っています。タイは幹線道路以外はほとんどこの様に曲がりくねっています。そのため、歩道や路側帯整備がなく、ちょっと危ないのです。ここでは車の往来が少ないし、人も少ないのでちょっと異次元気分です。




誰もいない田舎道をブラブラ歩く‥‥すっかり空が夕焼けで赤くなっていました。本当に顔が赤くなるほどの美しい夕焼け!久しぶりにこんな夕焼けを見ました。ちなみに画像加工はしてません。

 

さてさて・・・・・・・・

日本から5万㎞( たぶん )離れたタイでの田舎暮らし・・・・・・・

愚痴を言っても、日本の物価はタイの3倍・・・・・・そんな日本へそうそう簡単に戻れもせず・・・・・・・・困り果てる今日この頃なわけ・・・で・・・・・・・・

・・・・・で・・・すが・・・・・・・・

わずかな年金が実質50%も目減りしているのに・・・・・・・ それでもなおかつ日本に居るよりはまし・・・・・ とは、いったいどういう事なのやら・・・・・・・・

このパラドックスを経済学者センセイはどう解くのでしょうか・・・・・・・・

経済って、人の暮らしと生産と資本、数式がそれぞれ別の生き物の様に勝手にうごめくので、まるでドロドロのカオスみたいになっちゃう・・・・・・・・ わけわからなくなる。

でも・・・・・・・・

人が欲にまかせて勝手にやる事( 普遍的 )だから、実は単純だったりもするわけで・・・・・・・・

だいぶ前( 湾岸戦争が始まった頃1990年 )、イラクがクウェートに侵攻した時に、当時私がお世話になっていた漫画家ジョージ秋山が仕事場で言った言葉を思い出します・・・・・・・

東京、目白にあるゴミ箱をひっくり返した様な仕事場。夕方、ジョージ秋山と二人だけになった時・・・・・

「 あれぃ( 湾岸戦争 )はよぉ。タバコの喧嘩だよ、おめぃ~たちと同じだよ 」

少し前、仕事中にアシスタント同士で、「 灰皿のタバコが燃えてるよ、臭くてしょうがね~よ! 」と喧嘩していたのです。

仕事中も、タバコをバカスカ吸う人は、うっかり灰皿にてんこ盛りになった吸い殻の山に引火させてしまう事があるのです。( 火山みたいにモクモク煙があがります・笑 )

喫煙者というのは、そのぐらいなんでもないのですが・・・・・・・・ タバコを吸わない人にとっては、地獄の様に苦しいとんでも事態になります。

このタバコの喧嘩と、イラクのクウェート侵攻が同じだとジョージ秋山が言ったわけです。

私は、咄嗟に『 クウェートによる石油資源の盗掘が戦争の原因で、イラクの軍事侵攻になって ・・・・・ブツブツ、ウジウジ 』と内心反発したものですが・・・・・・・・( 私はいつも理屈っぽいのです )

『 人が大勢死ぬ戦争と、アシスタントの喧嘩と一緒にするなんて! 』

・・・・・・と、私はムッとして黙り込むわけです・・・・・・・・( というか、黙るしかないわけです )

でも、この時の師匠の解釈は作家としてまったく正しい( 妥当な )解釈だったのだと思います。

人間の心の有り様・・・・・・・・欲望とエゴの姿・・・・・・・・そんな深い所まで潜れば、地球の裏側の砂漠も、目白のゴミだらけの仕事場も同じなのかもしれません。

最近の、ロシアによるウクライナ侵攻のニュースを目にするたびに、私は師匠の昔のこの言葉を思い出すわけです・・・・・・・・

実は、ナチスドイツの侵攻とその抵抗運動を動物のキャラクターで表現した漫画「 ラブリン・モンロー 」( ジョージ秋山作、ヤングマガジン連載 )は、1989年に連載が開始( 1993年まで連載 )されているのですが・・・・・・

この作品を描いている最中に「 湾岸戦争 」が起こってしまった事で、師匠がちょっと驚いていました・・・・・・フィクションが現実( 事件 )に先行してしまう事って稀にあるのです。( もちろん偶然 )

ジョージ秋山は、いつも言っていました・・・・・・

「 感性を磨け! 」

私は40年アシスタントをやっていたのに、これが理解出来ませんでした・・・・・・ただ、理屈ばかりコネ回して時間を浪費していました。

優れた漫画をジャンジャン生み出す、その「 感性 」と頭の冴え・・・・・私の様なバカとはモノが違い過ぎるのです、師匠は。

まぁ・・・・・・そうは言っても、バカの気楽さということはあるので・・・・・・

師匠は、ジッと何時間でも仕事場のソファに腰かけて・・・・・・ 目を閉じているだけの様に見えても、実は、頭の中は戦争の悲惨なイメージで埋めつくされ・・・・・・・・

何時間でも、何日でも・・・・・ 何年でも・・・・・ 瞑想しつづける・・・・・・・・

出来まっしぇ~~~ん、そんなこと!

私には無理で~~しゅっ!( 私は瞑想じゃなくて迷走! )

気楽な毎日こそ私のモットー!

「 恋子の毎日 」( 双葉社、漫画アクション )じゃなくて、「 小池の毎日 」です!

はい。
  
 
 
 

                    《 2022年10月:ブログ公開 》

 
 

               「こりゃタイ編 その18」 へつづく・・・・

                      「その16」 へもどる‥‥
 
                   「もくじ・こりゃタイ編」へ‥‥
 
 

  
 

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