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元漫画家アシスタントの チェンマイ淡々通信 34 「タイのお葬式5」

 
《 写真上:告別式の日、この日が一番多くの会葬者が来てくれます。朝から準備に励みます。正面門扉のテーブルと座席です。2026年3月 》


「チェンマイ淡々通信」にお越しいただき、ありがとうございます。

はじめての方は、
「漫画家アシスタント移住物語」(マガジン)なんかがお薦めです。 タイ移住初期の正直な苦労話がお読みいただけます。
 
一番新しい「タイ移住シリーズ」は、
「チェンマイ淡々通信1~20」で、こちらもマガジンでお読みいただけます。(掲載、2025年10月~26年2月)
 
 
 

             淡々通信 34
 

最近、私は町で運営する葬儀保険に入りました。今までは、私も( 亡き )母も葬儀保険には入っていませんでした。

外国人の私も、もうタイへ移住して10年になります。 一般のタイ人と同じような葬儀保険に入ってもよいのではないかというわけです‥‥

町の葬儀保険というのは、町内で葬儀があるたび( 平均で月1,2回 )に200~300円ほどを徴収するシステムで、支払者の自分が亡くなった場合に保険金を遺族が受け取れる( 8万円以上~ )わけです。

これに加入していれば、急の出費でも遺族が助かります。1日の葬儀費用、棺桶代や火葬の費用などの助けになります。

 
下の写真は、朝から葬儀に来てくれた方が焼香してくれているところです。

写真の右上に母の棺が山車の上にのっています。


下の写真は、マイクを持って、葬儀中の放送を取り仕切ってくれるミキサーさんです。どんな音楽をかけるかを決めるのは彼です。( 4日間連続 )
 
葬儀の段取りや、読経のタイミングなど、式次第を熟知しています。ちなみに右上に、複数の大型スピーカーがありますが、全て外向きに設置されています。

音楽、読経、式の司会や進行、解説など、大音量で4日間流し続けるのです。 日本人には、「お祭り」にしか見えません。
 
 

下の写真は、裏庭に設置されたテーブルと椅子に、正午前から会葬者が集まっていました。ここ以外に、正面玄関、隣の家の駐車スペースなど、置けるだけのテーブルと椅子を設置しています。

 

棺をのせた山車が出る前に、ここでの最後の読経がおこなわれました。下の写真は、各僧侶にお布施を供えているところです。

7人の僧侶が全員、山車と一緒に火葬場へ向かいます。

 

下の写真は、僧侶が山車を清め、礼拝し、読経をあげているところです。
いよいよ、火葬場へ出発です。

 

下の写真は、会葬者のみなさんが、山車を引く準備をしています。
地面に二本のロープがあります。これを全員で引っ張るわけです。 右端にいる男性が、青い棒を持っていますが、彼はこの棒で電線を下から持ち上げて、山車の進行を補佐してくれます。

こうやって、式を支えてくれるボランティアは、町の青年団が担っているのですが、数十人の方が炎天下で手伝ってくれるのです。

下の写真は、いよいよ、出発の時‥‥ 

中央は私です。 親族が一番、棺に近い位置でロープを引きます。

 

下の写真は、自宅を出発したところです。

左側で、青年団員が長い棒を持って、電線を持ち上げながら山車が進みます。

下の写真の、山車の前に座っている人は、山車のハンドルを操作しているボランティアの青年団員です。


 
下の写真は、葬列の最前列です。
遺影と花飾り、そして僧侶たちがつづきます。


下の写真は、最前列の近く、小銭を小袋に入れてバラまいていました。
子供たちが、沢山待ち構えています。小袋がバラバラとまかれると、沢山の子供たちが集まって来ます。

写真の左端の奥に、小さく青年団員の方々が交通整理してくれています。道路や交差点など、多くの場所で事故が起きないように警備してくれています。

 
下の写真は、僧侶を先頭に、大きな幹線道路へと進んで来た葬列です。

 
会葬者のみなさん、熱い中大変です。
火葬場までは、だいたい20~30分ほどかかります。 これから、道路を横断して脇道へ入り、畑地を進んで行きます。 火葬場は、各町に一つは必ずあるみたいです。 長い煙突が特徴的なのです。

 
次回は、いよいよ‥‥ 火葬場です。

 
 
 
 

              「 チェンマイ淡々通信 35 」 へつづく‥‥

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