元漫画家アシスタントの チェンマイ淡々通信 35 「タイのお葬式6」
《 写真上:告別式の午後、葬列が火葬場へ向かっています。白い山車が母の棺です。なぜか、昔の日本の田舎の葬列のような気がします。2026年3月 》
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はじめての方は、「漫画家アシスタント移住物語」(マガジン)なんかがお薦めです。 タイ移住初期の正直な苦労話がお読みいただけます。
一番新しい「タイ移住シリーズ」は、「チェンマイ淡々通信1~20」で、こちらもマガジンでお読みいただけます。(掲載、2025年10月~26年2月)
淡々通信 35
日本では、年間の死亡者数が150万人を超え「多死社会」などと言われているそうなのですが‥‥
しかし‥‥
毎年、死亡者数が過去最高を更新しているのに、葬儀会社の倒産件数は上昇し続けているのです‥‥
それは何故かというと、一件当たりの葬儀費用が激減しているからです。 10年、20年前なら200万円近くかけた葬儀費用が、最近では100万円ほどに半減してしまったからです。
もう、お通夜から告別式まで2日、3日かける事が少なくなり、「直葬」とか「家族葬」「自由葬」といった小家族によるお見送りが増えています。
墓地さえ、遺族にとって経済的な負担(購入、供養、維持)が重くなり、昔はタブーだった「墓じまい」が抵抗のないものになりつつあります。
タイは、まだ「大家族」や近隣住民の繋がりなど、人間関係の大きさが維持されていますが、急激な少子化や高齢化社会は今の葬儀風景を根底から変えてしまうかも知れません。

上の写真は、棺をのせた山車が、火葬場について、祭壇が設けられたところです。
下の写真は、遺族が迎える中で、会葬者が焼香してくれます。大勢の方が会葬してくれるのですが、母を直接見知っている方は、ほとんどおられません。

下の写真は、近親者(カミさんの親族)です。

続いて、下の写真は、左端と右端に役所のお偉いさん。( 日本でいえば町長さん )

下の写真は、読経を上げてくれる僧侶の方々。

会葬者の席は、大きな会場の中で、山車を囲むように設置されています。

なぜか、中学生のボランティアが雑用を補佐してくれています。 信じられませんが‥‥ 近所の中学生が20人位来てくれているのです。

町の消防団の方々が整列。 みなさん、本当にボランティアです。

僧侶にお布施が供されると、いよいよ、最後のお別れになります。

消防団のみなさんが敬礼して見送ってくださいます‥‥( そこまでやってくれるのか!? )

一旦、山車を火葬場の近くへ移動させます。

山車から、棺を降ろします。

下の写真は、一旦、棺を開けてから‥‥
親族と近親者だけで、最後のお別れです‥‥ 親族・近親者といっても、私の友人と、5年間ヘルパーさんとして介護してくれた女性と、手伝ってくれた娘さんくらいなのですが‥‥‥‥

最後のシーンは、次回に‥‥‥‥
ちなみに、火葬が始まっても‥‥‥‥ 日本のように食事してると‥‥ すぐに終わる‥‥‥‥ なんて事はありません。
2日か3日、お待ちいただくことになります‥‥‥‥ あしからず。
ゆっくり、ゆっくり‥‥‥‥
煙もゆっくり上がります。
「 チェンマイ淡々通信 36 」 へつづく‥‥
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